SEの残業時間と残業代はどれくらい|月40時間未満は69.8%もある

エンジニアを目指すに当たって、労働時間を気にする人は多いですよね。

  • 「やっぱり、エンジニアって毎日遅くまで残業するのが当たり前なの?」
  • 残業代が1円も支給されず、残業している人もいるの?」
  • 「具体的には、エンジニアはどれくらい残業しているの?」
  • 「具体的には、残業代はいくらぐらい支給されるの?」

労働時間を気に掛ける人たちの気持ちは痛いほどよく分かります。私たちの人生で1番大切なのは時間ですよね。私自身も、自分の時間や家族と過ごす時間を犠牲にしてまで、会社のために奉仕するのは本末転倒だと思っています。

結論から先に述べると、確かにエンジニアは労働時間が長い職種なのは事実ですね。

私は2社ブラックを経験していますが、残業代すら支払われずに毎日遅くまで残業している人をたくさん見てきました。なかには、納期を守るために週末も返上して働く人もいます。

ただし、極端に労働環境が悪い職場で働く人たちは、実はそれほど多くはありません。

また、労働時間は私たちの努力次第でいくらでも変えられます。最初の1年目は難しいかもしれませんが、経験を積むごとに選択肢は増え、残業せずに定時に帰ることもできます私は経験年数とともに労働時間を大幅に減らすことに成功しています。

ここでは、エンジニアが具体的にどれくらい残業しているのか、それから長時間労働を避けるための方法を紹介します。

労働時間が少ない職場で働きたい人向け
  1. プログラマーとエンジニアの残業時間はどれくらい
  2. 残業代はどれくらいの割合で支給される?
  3. 残業や長時間労働を避ける方法とは?

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  3. 『リクルート求人数は多いが、IT業界に特化していない

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<24年2月:求人倍率は急落に転じる

参考:求人数は微減し、転職希望者数が増加(2024年1月)

24年に入り、日本の雇用環境は急速に悪化し始めています

転職大手DODAによると、1月の有効求人倍数は『3.22倍→2.80倍』に急落しています。下落に転じた理由は、これまでコロナを理由に転職活動を遅らせてきた人が今年の春採用に向けて遂に動き始めたことに加え、予想外に求人数が前月比で減少したからです。製造業の求人数の減少は、昨年10月から指摘されていました(参考:製造業の新規求人数は大幅減少が続く(2023-10))。

そのため、24年春採用は危機的な状況に陥る可能性が高いです。

日本製造業の不調の原因は、世界経済の需要の急落です。21年9月に中国不動産バブルの崩壊、22年2月はウクライナ紛争で欧州経済が危機に瀕し、24年現在も中東紛争が加わり厳しい状況が続きます。更には、23年まで唯一好調だった米国も、24年には景気後退に突入する可能性が高いです(参考:米国の景気後退が始まる2024年)。

今年の春採用に期待してる人はとても多いが、それでは完全に手遅れですね。

なぜならば、景気後退に陥ると、IT企業は経験者しか採用しないからです。利益が急減する中で、未経験者の教育に費用を使うIT企業はありません。そうなると、次に未経験者が就職するには最低でも4年後です。

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PGとSEの残業時間はどれくらい?

政府の統計や現役で働くエンジニアのアンケート結果から、具体的な残業時間をみてみましょう。

政府の統計だと残業時間は「18時間」

プログラマー システムエンジニア
平均年齢 31.6歳 37.4歳
勤続年数 5.8年 10.8年
労働時間 162時間/月 156時間/月
超過時間 16時間 18時間
月額給与 29万円 37万円
年間賞与 56万円 102万円
平均年収 414万円 547万円

出典:厚生労働省「平成28年 賃金構造基本統計調査」

厚生労働省が公表する政府の数値を見ると、プログラマーの残業は16時間、システムエンジニアの残業は18時間です。

おそらく、この数値をそのまま信じる人はいないですよね。

残業代の未払いは違法行為に当たるため、サービス残業が含まれていない数値だと予想できますね。私の経験則からも、IT業界で働く人たちはもっと残業をしています。

20〜40時間が最多の「34.5%」

大手転職サイト「DODA」が、エンジニアの残業時間について調査を行なっています。440人が回答した結果はこのようになりました。

  • まったく残業はしない:6.4%
  • 20時間未満:28.9%
  • 20~40時間未満:34.5%
  • 40~60時間未満:15.7%
  • 60~80時間未満:6.0%
  • 80時間以上:8.5%

参考:https://doda.jp/engineer/ranking/001.html

政府の統計よりも、かなり現実的な数値ですよね。

40時間以内で残業する割合は全体の69.8%、40時間以上は30.2%もいますね。また、興味深い事に80時間以上と答えている人は、全体の1割近くいることもわかります。

残業時間ごとの生活レベルは?

残業時間が増えると、どのように生活レベルが変わっていくのかまとめてみました。

残業時間 割合 生活レベル
0-20時間 35.3% 平日の残業:1時間以下

ホワイト企業。平日も習い事や趣味など自分や家族のために時間を使うことができる。社員が残業しなくても、利益を得られる仕組みがあるため給与も高い。

20-40時間 34.5% 平日の残業:1〜2時間

まだホワイト企業と言える水準ですね。毎日は難しいが作業計画を立てれば、平日も家族や友人と過ごす時間があり、余暇を十分に楽しめる。

40-80時間 21.7% 平日の残業:2〜4時間

平日に余暇を楽しむ時間が減り、月によっては休日出勤で対応することも。慢性的に続くようだと転職を考えた方がいい。

80時間以上 8.5% 平日の残業:4時間以上

平日は夜の11時前後まで働き、週末に出勤することも。仕事の質が劇的に落ちて気力がなくなるすぐにでも転職活動を始めた方がいい。

長時間労働による肉体的、精神的な負荷はその人の体力、年齢、体調によっても変わってきます。

私個人の感覚でいうと、月に20〜40時間内で収まるのであれば許容範囲です。しかし、40時間を超えるのが慢性的に続くと、環境を変えることを考え始めます。

過去に働いたブラック企業で、月の残業が80時間を超えたこともありますが、この時は6ヶ月も経たずに職場を去る決断をしました。

労働時間が長いからといって、私たちエンジニアは特別な経験値を積めるわけではありません。むしろ、労働時間が長い職場ほど単純労働が多く、コンビニのアルバイトのような業務内容になります。

人間が安定して高いパフォーマンスを発揮できるのは、週に35時間(週に7時間労働)までと論文結果で発表されています。大きく逸脱するようであれば、転職を考えた方が良いですね。

残業代はどれくらい支給される?

では、残業代がどれくらい支給されるのかについても見ていきましょう。

プライベートな時間を犠牲にしてまで働くのであれば、最低でも金銭的な見返りは欲しいですよね。

残業代が支給されているのは84%

参考:エンジニア残業代の実態調査(Tech総研)

Tech総研がエンジニア3264人を対象にした調査によると、残業代が支給されている割は84%です。そのうち、残業代固定支給が12%、残業代に上限ありが15%です。固定支給や上限を抜かした割合でも、フルで支給されるSEが57%もいますね。

残業代の支給額の平均は、ひと月あたり5.8〜6.1万円です。

残業代が支給されている職場の割合が、これだけ高ければかなり良い方ではないでしょうか。

個人的な感想をいうと、(私が過去に2社ブラックを経験したからかも知れないですが)もう少し少ないのかなと思っていました。

みなし残業や年棒制の罠

残業代の固定(12%)や上限あり(15%)については、少し気をつけた方が良いと思います。

2009年以前は、多くのIT企業で残業代を支給していました。しかし、金融危機をキッカケにみなし残業や年棒制を取り入れる企業が増えます。

みなし残業を取り入れる理由は、「効率良く仕事を終わらせ定時に帰れば得をします」。年棒制を取り入れる理由は、「日本も欧米諸国に習って成果主義を採用しよう」と、経営者から説明されることが多かったです。

しかし、両者が取り入れられた理由は、金融危機を契機に会社の売上げが大幅に減ったからですね。

この当時私は、残業代が全額支給される企業で働いていました。月の残業が80時間を超えるほど忙しく、繁盛期で手取り35万円支給されたこともあります。しかし、入社して半年後に、会社はみなし残業制を取り入れ、月10万円前後の残業代は3万円に変わりました。

給与は下がりましたが、現実問題として労働時間は変わらなかったです。

みなし残業や年棒制は、募集要項で額面支給が高く見えるので十分に注意しましょう。

裁量労働制に切り替える企業が増えている

裁量労働制を取り入れる企業も増えていますね。裁量性は良い面もありますが悪い面もあります。残業代を支給しないために悪用する経営者もいます。

裁量労働制は、実際に働いた時間ではなく、あらかじめ会社側と協定などで決めた時間を労働時間と「みなす」制度です。

例えば1日のみなし労働時間を8時間と設定した場合は、 実際に働いたのが3時間でも、8時間働いたとみなされることになります。その一方で、会社側と1日のみなし労働時間を1日8時間と決めていた場合、働いた時間が10時間でも14時間でも、その日に働いた時間は8時間とみなされることになり、残業代は発生しません

参考:SE・PG必見!【IT業界における裁量労働制】

裁量労働制自体が悪いと言いたいわけではありません。

しかし、ブラック企業と結びつくと悪用されやすい制度なので、私たちは十分に注意する必要があります。(裁量制ではなくフレックス制を導入するなど、すでに違法行為は行う事業主もいますね

管理人が過去に勤めたIT企業の労働時間

ここでは、私が過去に勤めた企業の労働時間について、具体的に紹介します。

エンジニアは、経験年数を重ねるごと労働環境を改善できます。自身のレベルが上がると労働の選択肢が増えるからですね。仕事を覚えて早く終わらせたり、優良企業やワークライフバランスを重視する企業に転職できます。

1社目:保守運用業務が中心で0〜20時間

1社目の企業では残業することなく、毎日定時に帰宅していました

労働時間は良かったのですが、業務内容に問題がありました。開発案件に就けず、運用保守に配属され単純労働しかできなかったからです。

経験が積めない危機感があったので、転職して環境を変えることにしました。

2社目:ブラックに就職し月に80時間以上

入社当初は希望通りの社内開発で働くことができ、残業は月に30時間程度でした。社内開発は自分の仕事さえ終われば、早く帰宅できます。

しかし、入社して4ヶ月後に、労働環境が劣悪のクライアント先に出向させられます。この職場では、毎日夜の22〜23時まで働き、月の残業は80時間を超えていました途中から残業代が廃止され、精神的にも肉体的にも身体が持たないと思い、6ヶ月後に転職します。

私のように頻繁に仕事を変えるのは、好ましいことではないですね。

ただ、長時間労働は本当に身体を壊す危険性があります。転職回数は少ない方が良いですが、自分の身を守るための手段として考えた方が良いですね。

3社目:社内開発で月に0〜20時間

3社目で入社した企業は、唯一まともなIT企業でした。

社内開発をメインでしている企業だったので、自分たちで作業時間をコントロールできます。そのため、仕事が忙しくない月は、ほぼ毎日定時で帰宅します納期前は忙しくなることありますが、それでも40時間を超えることはありません。

平均すると、月の残業時間は20時間前後におさまります。

1社目と2社目は、労働時間も仕事内容も劣悪でしたが、3社目ではどちらも改善できました。給料が右肩上がりで増える中で、労働時間を減らしているので、1時間あたりの給料は大幅に増えています。

残業や長時間労働を避ける方法

長時間労働は身体を壊す可能性があるので、できるだけ労働時間が少ない企業に入社した方が良いですね。未経験者が取れる選択肢は多くはありませんが、それでも残業が少ない企業を目指しましょう。

方法1:ブラック企業を避けて入社する

労働時間を減らしたいのであれば、ブラックを避けて入社することです。

IT企業では、労働時間が長い企業ほどブラックの度合いが高くなりますなぜならば、労働力(人×時間)を外部に提供することで、報酬を得る仕組みがあるからです。社員を少ない賃金で長時間労働させる企業ほど、会社の売上げが増えますね。

このような働き方をしているのはブラック企業だけです。

エンジニアは本来は知的労働者ですね。まともな企業に入社すれば、労働力ではなく技術力や知恵、知識を用いて、クライアントのIT上の課題を解決します。

つまり、ブラックを避けて本来のIT企業に入社すれば、長時間労働の問題に悩まされることはありません。未経験者が1社目から優良企業に入社するのは簡単ではないですが、それでも確実にブラックを避けて就職しましょう。

参考:IT未経験でもホワイトに就職したい

方法2:ワークライフを重視する企業に応募する

以前と比較して、ワークライフバランスを重視する企業は年々増加しています。

例えば、の転職サイトの公開求人検索の画面を開くと、「残業ほとんどなし」というチェック項目がありますね。チェックして企業を検索すると、該当する企業は529件ヒットします。

ワークライフバランスを重視する企業が増えている理由は、IT業界の深刻な人材不足に原因があります。

IT業界では人が唯一の資源なので、人材が集まらないと潰れるしかありません。労働環境が悪くコンプライアンスを重視しない企業には、人が集まらないので生き残るために改善する企業が増えています

私がこの業界に入社した10年前と比較しても、定時退社日や休日出勤を禁止する企業は明らかに増えています。長時間労働を避けたい人は、ワークライフバランスを重視している企業に応募しましょう。

転職エージェントを活用すれば、担当者に希望を伝えるだけで企業をフィルターしてくれます。

方法3:入社前に労働時間を確認する

ここでは、100%確実に労働時間が長い企業を避ける方法を紹介します。

採用面接で平均残業時間を聞いても、イマイチ信用できない時ってないですか?

月の残業時間の平均は20〜30時間と聞いていても、実際に入社したら80時間以上だったという話は、この業界では割と良く聞く話です

この対策方法は、定時の時間帯にその会社の前に行き、何割の社員が定時に帰宅するのか確認することです。ブラック企業は、例外なくほぼ全社員(派遣やパートを除く)が残業しています。つまり、半数以上が定時に帰宅していれば、ブラックではないと判断できます。

定時に全社員が帰宅するのが理想ですが、IT業界に限らずそんな会社はかなり貴重ですよね。半数が定時に帰宅していれば、自分も努力次第では定時に帰れると考えるからです。

地方であれば、駐車場に止まるクルマの台数を数えるだけで、社員の何割が残っているかすぐ分かります。応募する全ての会社で試すのは難しいですが、最終面接まで進みどちらに入社するか迷っているケースでは有効ですよね。

実際に私は3社目の会社に入社する前にこの方法を使いました。なぜならば、その前の会社では月の残業時間が80時間を超えていたので、もうこれ以上長時間労働をしたくないと本気で考えていたからです。

行動に移すのは難しいですが、かなり有効な方法ですよね。

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私は多くのIT未経験者にSEを目指して欲しいと思っています。

なぜならば、職歴や学歴が重視されず正しい努力ができる人材であれば、必ず道が開かれる業界だからです。もちろん、未経験者はブラックに入社するリスクは否定しません

私が1社目に入社した先はブラックでした。夜の10時過ぎまで働くも残業代は1円も支給されず、時給に換算すると700円以下です。身体は疲れているのに、布団に入ると将来が不安で夜も眠れません

ある仕事帰りの電車の中、窓に映った惨めな自分の姿を目にします家事と仕事を両立し苦労して育ててくれた母親のことを思うと、自然と目から涙がこぼれ落ちました。しかしながら、それでも行動に移す勇気がなく、転職できずに3年が経ちます。

働くためだけに社会から生かされている生活に嫌気が指していた時に、知人から転職エージェントを紹介されました。転職に前向きになれないながらも、半ば強制的に就職活動が始まります。

その2ヶ月後に社内開発できる企業に就職し、私の人生は大きく変わりました。社内開発できる企業に入社後、転職してから4年後には年収500万円を超えました。決して大きな成功ではないが、家族にも恵まれ今は毎日幸せを感じています。

この知人のおかげで、自分を信じて行動すれば、必ず良い方向に進むことを知ります。未来は自分が思い描く事しか実現されないので、いま行動しなければ一生変わらないですよね

私が転職を勧める理由は、1人でも多くブラックで苦しむ人を減らしたいからです。ブラックで働く人材がいなくなれば、ブラック企業は潰れるしかないですね

ブラックから転職して変わったことは...
  1. 右肩上がりに昇給し、4年で300万円から520万円に増えた
  2. 納期がない月は、毎日定時に帰宅できた(月の残業は20時間
  3. 転職市場で査定してもらうと、+50〜100万円で掲示される
  4. 社内で開発経験を積み「海外勤務」と「海外出張」を経験できた
  5. 平日の夜も、家族や知人と食事や趣味を楽しむ事ができる
  6. 社内開発で経験を積み、倒産やリストラが怖くなくなった
  7. ITスキルの他に、後輩の教育やマネジメントも経験できた
  8. 毎朝眼が覚める度に、気持ち良く布団から出られる
  9. 家族にも恵まれ、大切にしたい人のために働ける喜びを知れた

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まとめ:SEの残業時間と残業代はどれくらい

SEの残業時間や残業代の事情
  1. 残業時間は、20〜40時間が最多の34.5%である
  2. 月に40時間未満残業する人は、全体の69.8%である
  3. 月に80時間以上残業する人は、全体の8.5%である
  4. 残業代が支給されているSEは84%もいる
  5. ただし、みなし残業や年棒制には注意する必要がある
  6. ひと月の残業代の平均支給額は、5.8〜6.1万円である
  7. 残業時間が慢性的に40時間を超えていると、転職を考えた方が良い

統計上の結果だけみると、ネットや世間一般的に言われているほど、ヒドイ数値ではないですね。40時間未満の人は、全体の7割を占めます。私は過去に2社ブラックを経験したこともあり、労働時間が長い企業はもっと多いと思っていました。

個人的な感想ですが、長時間労働の問題は最終的には個人の問題に行き着きます。

なぜならば、本気で環境を改善したいと思えば、本人の努力次第でいくらでも変えられるからです。もちろん、そのためには勇気や行動力を必要とします。労働時間が長いと不満を言う人ほど、現状を変える努力をせずに、周囲やネット媒体を使って不満を漏らしますね。

統計結果を見ると、月に80時間以上残業している人は全体の8.5%しかありません。にも関わらず、IT業界で働く過半数以上の人たちが、過酷な労働環境で働いているような印象を受けます。

本人の努力次第で環境はいくらでも変えられるので、労働時間に関しては過度に心配しなくても良いのかもしれません。

1日も早く行動に移した方が良い理由は?

参考:有効求人倍率とは何?最新状況や計算方法をわかりやすく解説!

2019年の有効求人倍率は、バブル期よりも高い「1.6倍」でした。また、IT業界は特に好調で、転職サイトが公表する転職有効求人倍率は「6.79倍」を記録しています(参考:転職求人倍率レポート)。

業界経験がない未経験者でも、月20万円の給料を貰い研修を受けられたのは、好景気と人材不足に支えられていたからです未経験で書類を送付しても、大半が採用面接まで駒を進めることができた時代です。

しかしながら、コロナウイルスの影響で、現状は大きく変わりつつあります。

20年3月以降の米国失業保険申請者数は、3月06日累計で「8,063万人」です(参考:新規失業保険申請件数3/06)。リーマンショックでさえ3月の失業者数は80万人でしたが、コロナは1週間で70万人以上が職を失い続けています。

20年10月の有効求人倍率は、1.04倍まで低下しています(参考:10月の完全失業率3.1% 求人倍率は1.04倍)。

このような状況で、未経験者を採用し育てようと考える企業はまずないです。専門学校や40〜60万円の有料スクールを卒業しても就職先はありません。また、企業に人材を紹介する事で成り立っていた「無料スクール」もサービスを停止します

そのため、コロナが落ち着いてから転職活動を始めるでは遅いです。コロナが落ち着く頃にはすでに経済危機に陥り、企業はもう未経験者の採用を止めているからです経済が回復し始める6年後には、今度は年齢を理由に未経験で転職できないですよね。

では、有効求人倍率が「0.45倍」になると、どのような状況に陥るでしょうか?

有効求人倍率が0.45倍に陥ると...
  1. 大手企業は予算削減で、新規開発案件を次々に中止する
  2. IT企業は、採用コストが掛かる未経験者の採用を止める
  3. 専門学校や有料スクールを卒業しても、就職先がない
  4. 人材紹介で利益を得てる「無料スクール」が終了する
  5. 転職エージェントに登録しても、未経験者は断られる
  6. 人件費が安い外国人を採用し、海外でシステムを開発する
  7. 日本人SEやPGは、国内で開発経験を積めない
  8. リストラや派遣切りで、専門職以外の失業者が急増する

私たちに残されている時間は、決して多くはないですね。

転職活動に今すぐ必要なものは?

転職活動を開始するに当たって、私たちが必要な準備は何もありません。また、私たちは全てのサービスを無料で利用できます。途中で就職を辞退しても罰金など一切ありません。

履歴書や職務経歴書は、キャリアコンサルタントと面談し転職の意思を固めた後に改めて準備すれば良いですね。面談することで進みたい方向性が決まり、その段階で具体的な準備を始めた方が手戻りが少ないです。

マイナビは、他の転職サイトにはない隠れ優良企業を多数扱います。私が社内開発ができる中小企業に就職できたのはマイナビのおかげです。大手リクナビやDODAだと、求人数が多いが優良企業は少ないのが難点ですね。

登録から面談までの流れ
  1. 公式サイトから「無料転職サポート申し込み」を選択する
  2. 希望勤務地や個人情報を入力する(3分で登録できる
  3. 担当者からメールか電話があり、面談日を指定する(平日夜や週末も可)
  4. 予約した日時に来社し、無料カンセリングを行う(所要時間は40分)
  5. 仕事が忙しく来社できない場合は、電話でも対応しています

キャリア面談後には、2万件ある求人から条件に合う企業を、20社前後紹介してくれます。紹介される案件に目を向けると「ITの経験がない未経験者でも、必要としてくれる企業がたくさんある」ことに自信を持てますね。

それだけ、IT企業は人材不足に陥っているからです。

もちろん、働きたいと思える企業がなければ、無理に応募する必要はありません。売り手市場なので、私たちが企業を選ぶ立場にありますねカウンセリング、転職サポートはすべて無料なので、途中で利用を辞めても違約金は一切発生しません。

ただし、キャリア面談は身構える必要はないが、転職活動は慎重に行いましょう。

なぜならば、転職活動は私たちの人生を大きく変える、最初の大きな1歩になるからです。自分自身の内面と深く向き合う事でやりがいのある仕事を見い出し、新しい人生の再スタート切るためにあります。

転職活動で巡り会う会社は、入社するかは別にしてそれぞれ深い意味があります。

私は新しい道を歩み始めたことで、大きく生涯収入を増やすことに成功し、夢だった海外就職も実現できました。もしも、あの時に転職活動しなければ、私の年収は30歳でも300万円のままでした実際に、8年間働き続けている元同僚の年収は330万円です。

コロナの影響で、労働環境は目まぐるしく変わっています。

22年夏は、おそらく過去10年で最も求人数が多い時期になりました。すでに現時点で、転職サイトの求人数はコロナ前の水準を超えています。ただし、これまでに就職活動を見送っていた人たちも、一斉に動き出すタイミングでもあります。

特に今年は、飲食店や旅行で失業した人たちがIT業界に流れています。

求人数が最も多い冬前に就職するには、遅くても今月中には行動してないと手遅れです。この機会を逃すと労働者の供給過多に陥り、未経験でIT業界に就職するのは難しくなるかもしれません。また、変異株の影響で再びロックダウンに陥る可能性もあります。

22年の秋採用は、最後のチャンスになるかもしれません。登録に必要な項目は少ないので、通勤中にスマホからでも簡単に面談を予約できます。

会員登録と面談の日程調整、それから面談して求人を紹介してもらうのは、全ての工程で1時間も掛かりません後からキャンセルもできるので、会員登録だけでも先に終わらせた方が良いですね。登録フォームは3分で埋められます

私自身が4年前に、ブラックを脱出できたのでマイナビが1番のお勧めです。

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