未経験からSEを目指してリモートワーク(在宅)したい|現実は難しい

IT業界は、かつてないほどの人材不足に陥っています。新しい人材を採用するために、「リモートワーク」「在宅勤務」「週3日勤務」のネット広告を目にする機会が増えました。

では、リモートワークや在宅は、現実的にどれくらい実現可能なのでしょうか?

  • 「ITエンジニアは、在宅勤務ができると聞いたけど本当なの?」
  • 未経験からSEを目指しても、リモートワークを実現できるの?」
  • 「自由な環境で働ける人は、特殊なSEだけじゃないの?」

結論からいうと、経験者でもリモートワークを実現しているのは、全体の2%もいません。また、はっきり言ってしまうと、未経験者をリモートで採用してくれる企業はゼロです。

リモート案件は、宣伝目的で使われている事が多いですね。

近年は「海外でノマド生活しながらWebエンジニアをしている」というブログをよく見かけます。しかしながら、彼らはエンジニアではなく、SE関連の収入はほぼありません記事を最後まで読むと、転職サイトやスクールの広告を貼り、おこずかい稼ぎしているだけですね。

海外のノマド生活は、あまりにも非効率すぎて現実的ではないからです。

リモートワークのデメリットは、企業から見てリスクが高い事、重要な仕事が任されない事、仕事を教えてくれる同僚や先輩社員がいない事です。

安易にリモートを目指すよりも、まずはSEとして確かな経験を積む事をお勧めします。開発やマネジメント経験が積めれば、高収入、ワークライフバランス、リモート、週3日労働が現実的に見えてきます。

ここでは、未経験者にとってリモートが難しい理由、将来的にリモートワークを目指したい人に、現実的な方法論を紹介します。

リモートワークを実現したい人向け
  1. リモートワークや在宅で働くメリットとは?
  2. 未経験から、リモートワークを実現する方法とは?
  3. リモートワークが現実的に難しい理由とは?

▼▼IT未経験者の転職に強い大手3社▼▼

  1. 全国に拠点があり20〜30代が利用するリクルートエージェント
  2. 第二新卒者、20代に強いマイナビエージェント×IT
  3. 2ヶ月以内に転職したい人向けワークポート

個人的に1番のお勧めは、マイナビです。過去に利用してブラックから優良企業に転職できたからです。転職後は「海外勤務」や「海外出張」も経験でき、4年で年収は300→520万円まで増えました(マイナビの評価はこちら)。

ワークポートは、営業力に強みを持ち最短1ヶ月で転職する人もいます。ただし、扱う求人の質が大手2社より落ちるのが難点です(ワークポートの評価はこちら)。

参考:SE専門の転職サイト・エージェント3選比較|目的別の選び方

リモートワークや在宅で働くメリットとは?

システムエンジニアやプログラマーは、パソコンとネットがあれば最低限の仕事ができるため、他の業種と比較してリモートを実現しやすい職種ですね。

私自身も、ネットビジネスで副収入を得るようになり、以前よりもリモートワークを実現したい思いが強くなっています。なぜならば、リモートワークには次のメリットがあるからですね。

その1:通勤地獄から解放される

リモートや在宅の最大のメリットは、通勤地獄から解放される事ですね。

IT企業は東京都内に集中しています。そのため、私たちは1時間掛けて満員電車に乗り会社に通勤します。最も集中できる朝の貴重な時間を、自分のスペースを確保する事に労力を費やし、会社に着く頃には肉体も精神も消耗している人は少なくありません。

現代的で非効率な働き方のひとつですね。

在宅勤務が実現できたら、朝の8時から仕事を開始できます。会社にいる時間と同じだけ集中して働けば、16時には仕事は終わらせ自由な時間が始まります。通勤するために使っていた2時間が手に入りますね。

その2:家賃が安い郊外や地方に住める

私たちは、自由に住む場所を決められるわけではありません。会社までの通勤経路を確認しながら給与と相談し、現実的に住める場所を探します。

私は都内の通勤地獄から逃れるために、通勤15分圏内に住んでいます。その代償として支払うのは、都内の高い家賃です。

リモートワークが実現できたら、東京郊外や実家がある地方、もしくは物価が安い海外に住めます。地方はアパートの空室率が高く、光熱費を含めても3万円以下で暮らせる場所があります。

その3:家事や育児と両立しやすい

IT業界は男性中心の社会なので、女性に対する理解は不足しています。

家事や育児を機に会社を辞め、派遣やパートを選択する人も少なくありません。男性が育児休暇で休むのは、まだまだ遠い世界の話ですね。

在宅ワークが実現できれば、家事や育児と両立しながら、会社を辞めずに仕事を続けられますね。

その4:本業の他に、複数の収入を得やすい

2018年は、副業が解禁された年です。

リモートや在宅を目指す人は、会社に縛られず、自由に働ける環境で自分の力を発揮したいと考えている人が多いです。そのため、本業以外に複数の収入源を持つことを目標にしています。

上司や同僚の厳しい監視の目から逃れる事で、副業にも力を入れやすい環境が生まれます。個人的には、副業に力を入れられることが、リモートの最大のメリットだと思っています。

参考:プログラミングを利用した副業の稼ぎ方|月1〜30万円を目指す

未経験から、リモートワークを実現する方法とは?

ただし、未経験からリモートワークを実現するのは簡単ではありません。具体的には、次のいずれかの方法で目指す事になります。

方法1:在宅ワークOKの求人に応募する

人材不足の影響もあり、「リモートワーク」「在宅勤務」「週3日勤務」の広告を目にする機会が増えましたね。まず、私たちがリモートを実現しようと思ったら、リモートOKの求人に応募する必要があります。。

しかしながら、実際に問い合わせても、良い回答が得られることは稀です。転職サイトは、リモートや在宅案件を宣伝に使っている事が多く、実際に紹介できる案件はないからです。

私は過去に、フリーランスの広告を見て問い合わせた事があります(8年以上の業界経験がある時)。その結果は、「リモートや在宅ができる案件は数が少ない、まずは実績を積み企業から信頼を得る必要がありますよと言われ、常駐型のフリー案件を紹介されました。

実は、フリーランス案件の95%は常駐型です。

私たちが期待する結果と、転職サイトが提供できる物の間には、大きなギャップがありますね。

方法2:クラウドソーシングを利用する

クラウドソーシングを利用すれば、プログラミングを使い在宅案件ができる」と言う人もいます。クラウドソーシングとは、オンライン上で不特定多数に業務を依頼できる仕組みです。

これまでプロが作っていたことを、不特定多数のクラウド(群衆)が集まって何かを作り上げていくことを指します。アウトソーシングと似ているけれど、必ずしもプロフェッショナルに依頼するのではないのが特徴です。

参考:コトバンク

国内では「ランサーズ」や「クラウドワークス」が有名ですね。

依頼する側のメリットは労働力が必要な時に都合良く依頼できる事。労働者のメリットは、働きたい時に在宅ワークでいつでも作業ができる事ですね。

この方法ならば、直ぐにでも在宅ワークが実現できます。しかしながら、得られる収入は少なく、生計を立てられる水準とはほど遠いです。

「クラウドワークス」が公表する決算時の資料よると、2016年10〜12月までで月収20万円以上稼いだのは111人しかいません。クラウドワークスの利用者が80万人居るので、その割合はわずか0.01%ですね。

ネットで不特定多数に依頼するのは、発注者から見てリスクが高いからです。

参考:クラウドソーシングはやっぱり稼げない?|月収20万円超えは0.01%だけ

方法3:オンラインスクールの講師を目指す

プログラミングを利用して、最も簡単に稼げる在宅は塾講師かもしれません。

例えば、「コードキャンプ」というプログラミングスクール は、オンラインで働ける塾講師を募集しています。仕事内容は次の通りです。

  1. カリキュラムに沿って、受講生にプログラミングを教える
  2. 平日、休日の10〜24時の好きな時間帯に、レッスンを登録できる
  3. オンラインなので、自宅からリモートで働ける
  4. 時給は2700〜4200円と、高収入が得られる

未経験者にプログラミングを教えるのは、意外と難しくないですよ。つまづくポイントは皆同じなので、質問される内容が似通っているからです。基本的なプログラミングの基礎知識があれば、あとはカリキュラムを覚えるだけで講師は勤まります。

近年はプログラミングスクール が急増しているため、塾講師を募集している企業は多いです。

方法4:IT企業に就職し、上司に直接交渉する

リモートワークを現実的に実現しようと考えると、実はIT企業に就職して経験を積むのが、1番現実的で確実な方法です

企業にとってリスクが高い在宅は、信頼関係の構築が最も重要だからです。

人材不足に苦しむIT企業が多く、採用コストの負担は年々増しています。そのため、辞めるくらいならと在宅ワークを提案する企業は多いです。私自身も退職の旨を伝える時に、上司から在宅勤務を打診されたことが、過去に何度もあります。

それくらい、新しい人材を採用するのが難しい時代だからです。

未経験者がリモートを実現するには、在宅OKの求人に手当たり次第応募するよりも、正社員として就業し、お互いに信頼関係を築いた方が早いですね。信頼関係がある企業と、フリーランスで請負契約する事で、月に50〜80万円の収入を得る事も可能です。

そのためには、企業に所属して専門スキルを磨く事、それから期限を守って仕事をこなす責任感があることを示しましょう。

リモートワークが実現しやすい会社の特徴

次のような企業を選択すると、実現しやすいですね。

  1. SIer系よりも、自社製品やサービスを開発するWeb系
  2. 社員数が少なく、柔軟な働き方を認めてくれる
  3. 社長や役員が技術者出身で、エンジニアの理解がある
  4. 歴史がある企業よりも、成立間もないベンチャー企業
  5. 開発経験が確実に積める企業であること

リモートワークが現実的に難しい理由とは?

専門知識を身につけて、プログラマーになればリモートが実現できる」と言いますが、実際には簡単ではない事がわかりました。

では、なぜ難しいのか、その理由を具体的に紹介します。

その1:在宅は企業にとってリスクが高い

私たちエンジニアは、リモートや在宅ワークが企業にとってリスクである事を認識する必要があります。具体的に言うと、企業は次のリスクを負いますね。

  1. 作業者の進捗情報が確認できずに、プロジェクトが遅延するリスク
  2. 途中経過が見えずに、品質が期待する水準に達しないリスク
  3. 社内と個人のネットワークを繋ぐ事で、ウィルスに感染するリスク
  4. 顧客情報など、重要な情報が外部に漏洩するリスク

プログラマーは、ネットやパソコンがあればどこでも作業ができる」と言いますが、それはIT業界で働いた事が1度もない素人の意見ですね。ひとつの場所に集まって作業した方が効率が良いのは間違いありません。

それでも、企業が海外に開発拠点を設けるのは、金銭的に大きなメリットがあるからです。外部に無条件に仕事を発注しているわけではありません。

その2:在宅OKの求人はフリーランスでも少ない

フリーランスと言うと、自由な働き方を想像する人は多いですが、企業で働くよりも自由が制限される事が多いです。

例えば、フリーランスを専門に紹介する「レバテック」は、1319件の案件を扱います。しかしながら、リモートや在宅可の案件は驚くほど少ないです。

  • リモートOKの案件は、「1件
  • 在宅OKの案件は、「0件
  • 週3日から可能の案件は、「24件

いかに、IT業界で自由な働き方を実現するのが難しいかわかりますね。将来的にフリーランスを目指している人は、こちらの記事も参考にしてみてください。

参考:未経験からSEに就職してフリーランスになれる?|現実は難しい

その3:海外のノマド生活者はPGではない

ネットでフリーランスエンジニアで検索すると、「未経験でエンジニアを目指し、海外で自由な生活を手に入れました」と語るブログがたくさん見つかります。

実は、彼らの多くは自称Webエンジニアと言っているだけで、SEやPGの収入はほとんどありません。

ブログ内にグーグルの自動広告、転職サイトやスクールの広告を貼っておこずかい稼ぎしているだけです。記事を最後まで読むと、必ずアフィリエイトの広告がありますね。海外の自由な生活に憧れる会社員が、多数ブログに訪れてくれます。

自由な働き方を実現するのは、簡単なことではありません。

▼▼プログラミング未経験でもSEになれる▼▼

IT業界は未経験でも入社できる、専門職の中では珍しい職種ですただし、未経験者はブラックに入社する確率が高いのは事実なので、慎重に行動する必要がありますね。

ブラックを避けて普通のIT企業に入社したことで、私は次のメリットがありました。

SEに就職する利点
  1. 経験年数に合わせて、給料が右肩上がりに増える(4年で300→520万円
  2. 納期がない月は、毎日定時に帰宅できる(月の残業は20時間
  3. 転職市場で、高く評価されるスキルを習得できた(+50〜100万円で掲示
  4. 社内開発できる企業に就職し海外勤務」と「海外出張」を経験できる
  5. 本業の他に、ネットビジネスを利用して副収入を得られる(月に10万円以上

まとめ:未経験からリモートは実現できるのか?

在宅ワークを実現する方法
  1. 転職サイトを利用し、在宅ワークOKの求人に応募する
  2. クラウドソーシングを利用し、プログラミング関連の案件を受注する
  3. オンラインスクールの塾講師を目指す
  4. IT企業に就職し、上司に直接交渉する

未経験者がリモートワークを実現するのは、簡単なことではないですね。

現実的にリモートや在宅を目指すのであれば、まずはしっかりと開発経験を積んでエンジニアとして成長する必要があります。スキルがある人材であれば、高収入やワークライフバランスなど、なんでも実現できるからです。

スクール にお金を払ってプログラミングを習えば、海外でノマド生活が満喫できると考えるのは1番危険ですね。海外のノマド生活を送りたい人は、プログラマーを目指すよりもブログやアフィリエイトを勉強した方が早いです。

IT企業で働く社員から見たら、「緊急時に呼んでもオフィスに来る事が出来ず、海外で自適悠々に暮らす人」に、積極的に仕事を任せたいとは思わないですよね。

1日でも早く行動に移した方が良い理由

現在IT業界は転職有効求人倍率が「6倍」を超えるほど景気が良いですね(転職求人倍率レポート(2018年4月))。業界全体の求人倍率が2.36倍なので、他業種の3倍も求人が余っています。

そのため、書類を送付すれば、誰でも書類選考を突破できます。

しかしながら、この状況がずっと続くわけではありません。

IT企業は外国人SEを大量に採用し、日本政府は移民を受け入れる準備も進めています。また、前回の金融危機から10年が経過し、経済危機が発生する可能性もありますね(不景気のサイクルは7〜8年周期)。

アメリカのダウ平均は、2008年の金融危機直前に14,000ドルの過去最高値を付けました。一時8,000ドルまで暴落した株価は急回復を続け、現在は24,000ドルまで暴騰してます。トランプ政権の混乱や中国との緊張で、いつバブルが弾けてもおかしなくないと言われていますね。

再び、2009年のような深刻な不況に陥ると、有効求人倍率は1倍以下まで落ち込みます。落ちるときは、徐々に落ち込むのではなく2〜3ヶ月の間で急激に落ちますね。

そうなると、IT企業に就職したくてもできなくなります

  1. 教育コストが掛かる人材の採用をストップ、未経験者はIT企業に入社できない
  2. 有効求人倍率が1倍を切り、経験者も内定を獲得するための競争が激しくなる
  3. 人件費が安い外国人を大量に採用し、海外でシステムを開発する
  4. 日本人SEは、国内で開発経験が積みたくても積めない
  5. スキルが低い人材は、転職エージェントから支援を断られる
  6. プログラミングスクールの無料サービスが終了する

今は景気がいいからいつでも転職できると楽観的に考えるのではなく、1日も早くエンジニアになり専門スキルを身に付けましょう。スキルがある人材は、不況に強いのでリストラされる心配はないです。

2018年度(2019年3月末まで)中に、内定を獲得できるように計画しましょう。今の時期は、春入社に合わせて動く人が多いので、早めに行動しないと応募者が増えます。

応募者が増え担当者の負担が増えると、私たちの希望や条件に合致する適切な企業を紹介するのも難しくなりますね。

IT未経験の転職活動で必要なもの

転職活動を開始するに当たって、私たちが必要な準備は何もありません。

履歴書や職務経歴書を準備するのは、キャリアコンサルタントと面談し転職の意思を固めた後の話です。コンサルタントと面談することで、IT業界の中で目指す職種や方向性も決まります(最初から方向性がはっきりしている人はいません)。

その段階で書類を準備した方が修正する手間が省けますね。

はじめて経歴書を作成した時は、何を書けば良いのかわからず何度も消しては書き直していました。キャリアエージェントに相談すると、経歴書の書き方から添削まで優しく的確にアドバイスしてくれます。

採用担当者が知りたい事にポイントを抑えて書くと、少ない時間で完成度が高い経歴書を書けます。

参考:【例文あり】SE未経験の自己PRの書き方|採用担当者が教える

業界未経験者向けの転職サイトはたくさんありますが、個人的には「マイナビエージェント 」が1番おすすめです。過去にマイナビを利用した事で、ブラックから脱出でき、社内開発、海外勤務、海外就職を同時に実現できたからです。

現在もマイナビに紹介してもらった企業で働き続けています。

登録に必要な項目は少ないので、通勤中にスマホからでも簡単に面談を予約できます。

面談までの流れ
  1. 公式サイトから会員登録する(氏名や住所など5分程度)
  2. 会員登録完了後に担当者からメールが送られてくる(当日か翌日)
  3. 担当者とキャリア 面談を行う(面談場所は京橋や横浜など、電話でも対応可能)
  4. キャリア 面談時に、条件にマッチする案件を10〜20社程度紹介してもらう
  5. 転職活動する意思を固めた場合のみ、書類の準備を始める
  6. 2〜3ヶ月で内定を獲得し、就職先の企業と相談して入社日を決める

まずは、自分にエンジニアの適性があるか見るためにも、エージェントに相談してみましょう。電話でも対応してくれるので、会社のお昼休みからでも気軽に相談できます。

公式サイト:SE・プログラマーの転職『マイナビエージェント×IT』

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です