専門職に就職したにも関わらず、年収250万円で働く労働者がいます。彼らは、SEではなくてIT土方と呼ばれる職種ですね。では、なぜ専門職を選んだつもりが、ITドカタに就職するのでしょうか。
- 「専門職を選んだのに、手取り17万円、賞与も残業代もない…」
- 「月200時間も働いているが、年収は250万円にも満たない…」
- 「IT未経験だけれども、土方を避けて就職できるだろうか…」
IT未経験で就職すると、高い確率でIT土方に就職します。
なぜならば、専門職では実務経験がある人材ほど、優良企業に就職するからです。結果的に実務経験やスキルがない人材は、残りの外れクジを引かされます。IT業界ではブラックに就職した結果、IT土方として働きますね。
未経験者の大半が、企業に就職してから初めて違和感を感じますね。
私自身も未経験でこの世界に入り、IT土方からキャリアをスタートしました。残業代は1円も支給されず、時給に換算すると700円を下回る月もありました。しかしながら、ITドカタを脱したことで、給料は右肩上がりに増えました。
年間で40〜60万円ペースで昇給し、4年後に年収は500万円を超えます。結果的にこの業界を選んで良かったが、できれば1社目からIT土方を避けた方が良いですよね。過酷な労働環境に耐えきれずに、業界を去る同僚を何人も見てきたからです。
ここでは、IT土方で働く事の問題点について詳しく紹介します。また、IT未経験者でも1社目で土方を避ける方法も紹介します。
- IT土方は、どれくらい過酷な労働環境なの?
- IT土方の将来性や年収、仕事内容や問題点とは?
- IT未経験者でも、1社目でIT土方を避けられるの?
▼▼IT未経験者の転職に強い大手3社▼▼
- 『マイナビエージェント』業界経験がないIT未経験者に強みがある
- 『ワークポートIT』最短1ヶ月で就職できるが、求人の質は低い
- 『リクルート』求人数は多いが、IT業界に特化していない
※マイナビのプロモーションを含みます。
<24年4月:求人倍率は急落に転じる>
24年に入り、日本の雇用環境は急速に悪化し始めています。
転職大手DODAによると、2月の有効求人倍数は『3.22倍→2.67倍』に急落しています。下落に転じた理由は、これまでコロナを理由に転職活動を遅らせてきた人が今年の春採用に向けて遂に動き始めたことに加え、予想外に求人数が前月比で減少したからです。製造業の求人数の減少は、昨年10月から指摘されていました(参考:製造業の新規求人数は大幅減少が続く(2023-10))。
そのため、24年春採用は危機的な状況に陥る可能性が高いです。
日本製造業の不調の原因は、世界経済の需要の急落です。21年9月に中国不動産バブルの崩壊、22年2月はウクライナ紛争で欧州経済が危機に瀕し、24年現在も中東紛争が加わり厳しい状況が続きます。更には、23年まで唯一好調だった米国も、24年には景気後退に突入する可能性が高いです(参考:米国の景気後退が始まる2024年)。
今年の春採用に期待してる人はとても多いが、それでは完全に手遅れですね。
なぜならば、景気後退に陥ると、IT企業は経験者しか採用しないからです。利益が急減する中で、未経験者の教育に費用を使うIT企業はありません。そうなると、次に未経験者が就職するには最低でも4年後です。
そのため、23年に転職を逃した人は、今すぐに行動を開始してください。
未経験でもIT業界に就職すれば、基礎知識を習得し実務経験を積みながら月20万円以上の手取りを得られます。また、2-3年経験を積み経験者として転職すれば、年収を100万円以上増やせます。
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少しでも実務やプログラミング経験がある人は、「マイナビ IT AGENT」から登録してください。PG経験があると紹介できる案件の質が高くなります。
記事の内容を簡単に知りたい
IT土方はどれくらい過酷な労働環境なの?
IT土方の労働環境は、私たちが考える以上に悲惨です。
Aさん)月200時間勤務で年収250万円…
【IT土方のその後】いわゆるIT土方という人達は月勤務200時間超で年収250万円程度といった低賃金長時間労働を強いられているそうですが、具体的にIT土方というのはどういう職種の属性でしょうか?また転職後はどのような職に就いているのかも気になります。経験者もしくは同業界の方教えてください。
参考:Yahoo知恵袋
専門職と言いながらも、IT業界では手取り15〜17万円で働く労働者がいます。
彼らはエンジニアではなくて、IT土方と呼ばれる別の職業です。単なる作業要員として現場に集められます。建設・土木業界の最下層で働く土方にたとえて、デジタル土方、IT土方と揶揄されています。
IT土方は収入増やキャリアアップの機会が乏しく、使い捨て同然に消費され人材の入れ替わりが激しいですね。
Bさん)勤務状態が工場で働く肉体労働に近い…
システムエンジニアがIT土方と呼ばれるのはどうして?
仕組み、労働の成果が似ているからです。例えば開発費は建設費に置き換えられ、基本的に人月(作るまでに何人が何ヶ月かかるか)で見積もられます。そして建築要員と開発要員は、不定期な案件毎に現場に各社から必要人員を集められし、納期を厳守として構築する。その間様々なプロセスがきっちりスケジューリングされます。
開発者が「ドカタ」と言われる部分はこの「納期」の間の勤務状態が肉体労働に近いことが考えられます。納期に押された場合は、何日も家に帰れず、風呂も入れず、軟禁状態になるのは一昔前では当たり前でした。なので現在に至っても女性比率が低いんだと思います。
このように案件ベースで仕事が変わり、費用が人の働いた数で決まり、納期までに何かを作り上げる肉体労働という過程がドカタに近いのだと思います。
参考:Yahoo知恵袋
ITドカタの労働環境は、私たちが想像する以上に悲惨です。
IT業界は多重下請け構造にあるため、末端の会社に所属する作業者ほど労働環境が過酷になります。納期が厳しい上に急な仕様の変更、スケジュール通りに作業が進むことはありません。
3次、4次で仕事を受注するため、間に入る事業者に摂取されていますね。
Cさん)未経験で就職すると高い確率でIT土方に…
高卒が転職でITエンジニアへ未経験でなるとなればIT土方でしょうか?(業界に関しては全然知識がないので表現が間違っているかもしれません)
下請けは過酷な労働環境だとよくネットで目にします。IT業界は人手不足で、求人サイトを見ていても学歴問わないところ、さらには未経験でも可と謳っているものも多いと思います。そういった類の求人はやはりブラックである可能性が高いのでしょうか?
そして一番知りたいところなのですが、未経験のまま就職せずに一旦エンジニアの養成スクールに行けば元請け企業ないし優良企業に就職できる可能性はありますか?大手企業のキャリア採用の要項を見るとこれまでの経験が重要のようですが、これはどんな企業に勤めていたのかは関係ないのでしょうか?(企業の大小など)
参考:Yahoo知恵袋
高卒・未経験で就職した場合は、高い確率でITドカタに就職します。
なぜならば、専門職では実務経験やスキルがある人材ほど、条件が良い企業に就職するからです。結果的に、実務経験がない上にスキルもない人材は、条件が悪い外れクジを引かされます。
スクールを利用してもITドカタを避けられる保証はありません。ただし、通学中に完成度が高いオリジナルアプリを製作すれば、WEB系の優良ベンチャーが採用してくれる可能性は高くなりますね。
Dさん)手取月給を時給換算すると700円以下…
私自身も未経験でIT業界に入り、就職活動で失敗しITドカタに就職しました。IT土方という言葉がある事すら知らずに、この世界に入ります。
常駐先に毎日出向し業務経験が積めない単純労働ばかり、プロジェクトが終わるとすぐに契約を切られる。工場や工事現場のような働き方に、いつも違和感を感じていました。
通勤時間を含めると、1日に15時間以上拘束されています。
残業代が支払われれば、まだ長時間労働にも耐えられるが、1円も支払われていません。手取り18万円を労働時間で割ると、700円以下になる月もありました。転職したくても開発経験を積めず、転職市場では未経験者と同じ扱いです。
日曜の夕方になると、胃がキリキリと痛みご飯を食べられないほど精神的に消耗していました。仕事で疲れているはずなのに、将来の不安で夜布団に付いても眠れません。夜中に何度も目が覚め、気付いた時には鬱病の一歩手前でした。
そこから、友人の紹介で転職サイトを利用し、現在のIT企業に就職できました。その企業では毎年順調に昇給し、4年後には年収520万円まで増えたので満足しています。
では、ITドカタで働くには、具体的には何が問題となるのでしょうか。
IT土方の将来性や年収、具体的な仕事内容は?
IT土方で働いた場合、具体的には次の問題点があります。
- IT土方は35歳になる前に、職を失う確率が高い
- IT土方の年収は、2〜300万円で昇給もない
- IT土方は単純労働ばかりで、実務経験を積めない
- IT土方は、毎日終電間際まで働かされる
- IT土方に1度でも入ると、現場から逃れられない
問題点1:IT土方は35歳になる前に職を失う?
- 客先常駐が多く、35歳を過ぎると受け入れ先がない
- 35歳を過ぎると、常駐先の管理職より年上になるから
- マネジメント経験がない労働者は、IT業界でも需要がない
IT業界では「35歳定年説」という言葉があります。
35歳で職を失う理由は、単純労働しか経験がない労働者の受け入れ先がなくなるからです。客先常駐が多いIT業界は、20代であれば業界未経験でも需要があります。手を動かしてくれる人材は、どこの現場でも必ず必要だからです。
しかしながら、30歳を過ぎた途端に履歴書の年齢を見ただけで拒否られます。35歳を過ぎると、業界経験が長くても断れれますね。
ITドカタ時代に、35歳で職を失う労働者を実際に何人も見てきました。
参考:客先常駐SEに将来はない|35歳おじさんエンジニアの末路とは?
問題点2:IT土方の年収は2〜300万円だけ?
専門職である私たちSEの給料は高いです。DODAによると30代SEの平均年収は505万円、厚生労働省によると平均年収は547万円と公表されています。
しかしながら、ITドカタの平均年収は驚くほど低いです。手取り15〜17万円、賞与なし、残業なしは珍しくありません。
私がIT土方で働き始めた時の給料は、年収300万円でした。
これは、IT土方の中でもまだマシな良い方です。実際には250万で働く労働者もいます。私の元同僚は8年間同じ会社で働いているが、年収は30万円しか増えていません(年収300→330万円)。
ITエンジニアとして就職すれば、年収500万円以上稼ぐのは難しくないですね。
参考:未経験でSEに就職したらいくら貰えるの?|5年後の給料は?
問題点3:IT土方は単純労働しかない?
- セットアップ:手順書通りに、数百台の共用PCをインストールする
- キッティング:手順書通りに、数百台の共用PCの組み立てを行う
- 運用保守:大規模システムの監視、保守、メンテナンス全般を担当する
- システム監視:大規模システムの何百万ものアラートや信号を監視する
- テスト業務:手順書やテスト書に従って、何百通りある試験を実施する
- ヘルプデスク:マニュアルを覚えて、電話やメールの問い合わせに対応する
開発案件に付けたら良い方で、大半は単純作業に就きます。
なぜならば、社内の仕事を外部の労働力にアウトソースする性質上、単純労働を委託した方が双方にメリットがあるからです。IT土方は実務経験を積めず、条件が良い企業に就職するのも難しいですね。
問題点4:IT土方は毎日終電まで働かされる
- IT土方は大規模システムほど必要とされ、作業量が多い
- 仕様変更が頻繁に発生し、スケジュール通りに作業が進まない
- 下請け構造の末端で働くため、立場が最も弱い
- 複数社にマージンを摂取され、残業代が1円も支給されない
IT土方で働いた場合は、大半の現場で終電間際まで働かされます。
なぜならば、下請け構造の末端で働き、実際に手を動かす立場だからですね。大規模システムでは頻繁に仕様が変更し、その度に作業量が2〜3倍に増えます。複数社に中間マージンを摂取されるため、長時間働いても残業代は1円も支給されません。
ようやく仕事が落ち着いてゆっくりする頃には、次の現場に配属されます。IT土方を続ける限り、私たちに平安が訪れることはないですね。
問題点5:IT土方に入ると逃れられない
ITドカタに就職すると、その環境から脱出するのは難しいです。
なぜならば、現場で実務や開発経験が積めない上に、長時間労働でスキルを勉強する時間を確保できないからです。雑業業務しか経験がないため、転職市場で仕事内容が評価されることもありません。
さらに、実際に転職活動しようにも、仕事が忙しく企業研究や面接も難しいですよね。かといって仕事を辞めると、さらに転職活動が不利になります。離職期間がある転職は、100%ブラックに就職します。
私はITドカタで3年間働いたが、この環境から脱出するのが大変でした。最終的に知人の紹介で利用した転職サイトで逃れられましたが、活動に移すまで苦労しました。
できるならば、1社目でIT土方を避けるのが理想ですよね。では、IT未経験者でも1社目に土方を避けるのは、現実的に可能なのでしょか?
IT未経験者でも、1社目でIT土方を避けられる?
- 1〜2割:IT業界全体のブラック率
- 7〜9割:ネットの求人広告で応募した際のブラック率
- 5〜7割:転職サイト経由で応募した際のブラック率
現実的に、IT未経験者が1社目で土方を避けるのは難しいです。
しかしながら、正しい知識と正しい戦略があれば、ITドカタを避けるのは可能だと個人的には思っています。
なぜならば、IT業界全体で見た場合にブラック率は意外と少ないからです。月80時間の残業を超える企業は、実は業界全体の8.5%しかありません。SEの平均年収は547万円からも分かる通り、ブラックの方が少数派だとわかりますね。
参考:SEの残業時間と残業代はどれくらい|月40時間未満は69.8%もある
しっかりと業界研究を行える人ならば、ブラックは十分に避けられます。なぜならば、ブラックに入社する人の大半が、「ITドカタ」「客先常駐」「多重下請け」など業界特有の問題を知らずに就職するからです。
私がIT土方に就職した最大の理由は、業界に対する無知が原因です。
正しい知識や方法で転職活動すれば、未経験者でも8割の確率でブラックを避けられます。反対に、何も考えなしに転職活動すると、9割の確率でブラックに入社します。
では、IT土方を避けて就職するには、具体的には何をすれば良いでしょうか。
▼▼諦めなければ必ず目標は実現できる▼▼
私は多くのIT未経験者にSEを目指して欲しいと思っています。
なぜならば、職歴や学歴が重視されず正しい努力ができる人材であれば、必ず道が開かれる業界だからです。もちろん、未経験者はブラックに入社するリスクは否定しません。
私が1社目に入社した先はブラックでした。夜の10時過ぎまで働くも残業代は1円も支給されず、時給に換算すると700円以下です。身体は疲れているのに、布団に入ると将来が不安で夜も眠れません。
ある仕事帰りの電車の中、窓に映った惨めな自分の姿を目にします。家事と仕事を両立し苦労して育ててくれた母親のことを思うと、自然と目から涙がこぼれ落ちました。しかしながら、それでも行動に移す勇気がなく、転職できずに3年が経ちます。
働くためだけに社会から生かされている生活に嫌気が指していた時に、知人から転職エージェントを紹介されました。転職に前向きになれないながらも、半ば強制的に就職活動が始まります。
その2ヶ月後に社内開発できる企業に就職し、私の人生は大きく変わりました。社内開発できる企業に入社後、転職してから4年後には年収500万円を超えました。決して大きな成功ではないが、家族にも恵まれ今は毎日幸せを感じています。
この知人のおかげで、自分を信じて行動すれば、必ず良い方向に進むことを知ります。未来は自分が思い描く事しか実現されないので、いま行動しなければ一生変わらないですよね。
私が転職を勧める理由は、1人でも多くブラックで苦しむ人を減らしたいからです。ブラックで働く人材がいなくなれば、ブラック企業は潰れるしかないですね。
- 右肩上がりに昇給し、4年で300万円から520万円に増えた
- 納期がない月は、毎日定時に帰宅できた(月の残業は20時間)
- 転職市場で査定してもらうと、+50〜100万円で掲示される
- 社内で開発経験を積み「海外勤務」と「海外出張」を経験できた
- 平日の夜も、家族や知人と食事や趣味を楽しむ事ができる
- 社内開発で経験を積み、倒産やリストラが怖くなくなった
- ITスキルの他に、後輩の教育やマネジメントも経験できた
- 毎朝眼が覚める度に、気持ち良く布団から出られる
- 家族にも恵まれ、大切にしたい人のために働ける喜びを知れた
個人的に1番のお勧めは「マイナビ」です。なぜならば、私自身がマイナビを利用する事でブラック企業を脱出できたからです。マイナビは親切な担当者が多く、業界経験がない未経験者にも丁寧な対応をしてくれます。
※コロナの影響で電話メール中心で転職活動の支援をしています
公式サイト:マイナビエージェント(無料サービス登録まで3分)
未経験から、3ヶ月以内にIT企業に就職する方法は?
最近では、就職支援がある無料スクールが増えていますね。
しかしながら、実際には無料スクールを利用しなくても、私たちはIT企業に就職できますね。ここでは、IT未経験から、3ヶ月以内でSEを目指せる方法を紹介します。特別な理由がなければ、あえて無料スクールを利用する必要性はありません。
方法1:無料スクール経由で3ヶ月後にSEを目指す
- 入学金、授業料、転職支援など全サービスを無料で利用できる
- 卒業後の就職先の企業は、3500社以上ある
- 未経験からの正社員就業率は、96%である
- 3ヶ月の受講期間中に、オリジナルアプリを制作できる
- 途中で離脱しても、罰金などのペナルティが発生しない
- 通学制のため、チーム(1期の人数は30人まで)で開発ができる
- 社会人向けに、夜間や個別コースも設けている
- 利用者は、都内(半蔵門・池尻)に通学できる関東在住の20代のみ
公式サイト:【完全無料プログラミング研修&就活塾】
プロエンジニアは、基礎スキル習得と就職を目的にした3ヶ月の無料スクールです。就職保証や全額保証がある学校は増えているが、就職に成功や失敗に関わらず、1円も支払わなくていいのはプロエンジニアだけの特徴です。
ただし、無料スクールで基礎スキルを習得しても、ブラックを避けられる保証はありません。
むしろ、ブラックに未経験者を流す学校も多く、かえってブラックに入る確率も高いです。深刻な人材不足の現状では、スクールを利用しなくても割と楽に就職できます。また、未経験者を積極的に採用する企業の多くは、3ヶ月の社内研修を設けていますね。
そのため、私たち未経験が無理にスクールを利用する必要性はありません。
入社前にどうしてもアプリを制作したいなど、特別な理由があれば利用を考えましょう。無給で勉強するスクールと違い、IT企業に就職すれば給料を貰いながらスキルを学べます。現在IT企業で働く現役SEの9割は、未経験で就職し社内研修を通じて専門スキルを習得していますね。
方法2:転職サイト経由で最短1ヶ月でSEを目指す
- IT系の専門サイトで、未経験者の転職に強み
- 2018年の転職決定人数部門で、2年連続1位を獲得する
- 押しが強い担当者が多く、営業力に自信を持っている
- 業界経験がない未経験者でも、最短1ヶ月で内定を獲得できる
- 幅広い層が利用し、30歳以上の利用者は58%を占める
- 扱う求人の質は全体的に低く、ブラック企業が多い
公式サイト:ワークポート
ワークポートは、IT業界に特化した未経験者向けの転職エージェントです。他にない最大の特徴は、スピーディな転職に強く、最短1ヶ月でも内定を獲得できる事です。短期間で内定を得られる理由は、結果に重視する営業スタイルで、営業力に絶対の自信を持っているからです。
その結果、リクナビが主催する転職決定人数部門で、2年連続1位を獲得しています。
しかしながら、扱う求人の質は全体的に低いです。また、押しが強く強引な担当者が多く、勝手にブラック企業に応募させられ、面接に行く人も少なくありません。スピーディな転職には向いているが、慎重に就職活動したい人には向いていません。
業界経験がない未経験者であれば、慎重に転職活動した方が良いですよね。
方法3:ブラックを避けて最短2ヶ月でSEを目指す
- IT専門の転職サイトで、IT未経験者の転職を得意とする
- ハイキャリアではなく、第二新卒や20〜30代前半に強い
- 丁寧な対応の担当者が多く、初めての転職活動向き
- 大手2社(リクナビ、DODA)にはない、中小の隠れ良企業を扱う
- 大手2社よりも、親切な対応で高評価を得ている
- 担当者が推薦状を書くので、書類選考の通過率が高い
公式サイト:マイナビエージェント
マイナビAGENT は、業界経験がない未経験者向けでIT専門の転職サイトです。他にない最大の特徴は、親切な対応の担当者が多く、20〜30代前半の未経験者を最も得意としている事ですね。
数ある転職サイトの中で、個人的な1番のお勧めがです。なぜならば、私自身がマイナビを利用する事で、客先常駐のブラックから脱出できたからです。
25歳で実務経験が全くなく、「またブラックに入社したらどうしよう」と不安しかなかったです。しかし、担当者の熱心で親切な対応のおかげで、少しずつ気持ちが楽になりました。
そして、2ヶ月後に私が内定を頂いた転職先は、受託開発がメインのIT企業です。大手ではく社員が100名未満の中小企業だが、海外に開発拠点もある隠れ良企業でした。
入社後の社内研修では、3つの上の先輩社員が個別でプログラミング教育をしてくれました。社内の開発案件に就いた後も、必ず先輩社員が仕事を教えてくれます。それから、毎年40〜60万円ペースで順調に昇給し、4年後には年収が520万円を超えます。
上場企業や知名度がある大手はないが、私にとってこの会社は優良企業ですね。夜10時まで働いていたブラック時代とは違い、納期がない月は毎日定時に帰宅しています。
マイナビは、20〜30代前半の未経験者に絞れば、大手2社(リクナビ、DODA)よりも求人の質は高いです。大手2社は利用者数が多すぎるため、どうしても機械的な対応になりますね。ブラックを避けるためにも、マイナビが1番のおすすめです。
社内研修がある企業に就職できれば、月20万円の給料を貰いながらスキルを習得できます。
プログラミング未経験でもIT企業に就職できる?
出典:IT人材の最新動向と将来設計に関する調査(経済産業省)
私たちは事前に基礎スキルを習得しなくても、簡単にIT企業に就職できます。
なぜならば、2030年に59万人が不足するほど、人材が足りていないからです。IT業界の求人倍率は最も高く6.79倍です。全業種平均よりも3倍も高く、応募者1人に対して6つ求人が余る状態ですね(転職求人倍率レポート2018年4月)。
私自身もプログラミング経験なしで、この業界に入りました。
それでも、年収が500万円を超えキャリアがある理由は、入社後に3ヶ月間のプログラミング研修があったからです。現在現役で働いている9割のSEは、入社後にスキルを習得しています。専門学校で2年間で学ぶスキルを、私たちは3ヶ月間で学べます。
- 月20万円の給料を貰いながら、プログラミングの勉強ができる
- 給料を貰いながら勉強するので、モチベーションが高い
- 現役SEの先輩社員から、実用的なスキルを現場で学べる
- 就職先で必要なスキルを中心に、重点的に学べる
- 業務時間外には、資格や語学など他の勉強もできる
IT未経験者でも、専門学校やスクールに通学しなくても企業に就職できますね。
SEになる事がスキルを学ぶ目的ならば、1日も早く就職した方が良いです。無料で学べるスクールも魅力ですが、月に20万円の給料を貰いながら勉強した方が合理的だからです。実際に現役SEの多くは、無料スクールを悲観的に見ている人が多いです。
▼▼IT未経験から無料でSEに就職する3つの方法▼▼
- 『マイナビエージェント』IT未経験者に強く、最短2ヶ月で就職できる
- 『ワークポートIT』最短1ヶ月で就職できるが、ブラック企業が多い
- 『ProEngineer』コロナ禍でも残っている、数少ない無料スクール
※マイナビのプロモーションを含みます。
<24年4月:求人倍率は下落に転じる>
24年に入り、日本の雇用環境は急速に悪化し始めています。
転職大手DODAによると、2月の有効求人倍数は『3.22倍→2.67倍』に急落しています。下落に転じた理由は、これまでコロナを理由に転職活動を遅らせてきた人が今年の春採用に向けて遂に動き始めたことに加え、予想外に求人数が前月比で減少したからです。製造業の求人数の減少は、昨年10月から指摘されていました(参考:製造業の新規求人数は大幅減少が続く(2023-10))。
そのため、24年春採用は危機的な状況に陥る可能性が高いです。
日本製造業の不調の原因は、世界経済の需要の急落です。21年9月に中国不動産バブルの崩壊、22年2月はウクライナ紛争で欧州経済が危機に瀕し、24年現在も中東紛争が加わり厳しい状況が続きます。更には、23年まで唯一好調だった米国も、24年には景気後退に突入する可能性が高いです(参考:米国の景気後退が始まる2024年)。
今年の春採用に期待してる人はとても多いが、それでは完全に手遅れですね。
なぜならば、景気後退に陥ると、IT企業は経験者しか採用しないからです。利益が急減する中で、未経験者の教育に費用を使うIT企業はありません。そうなると、次に未経験者が就職するには最低でも4年後です。
そのため、23年に転職を逃した人は、今すぐに行動を開始してください。
未経験でもIT業界に就職すれば、基礎知識を習得し実務経験を積みながら月20万円以上の手取りを得られます。また、2-3年経験を積み経験者として転職すれば、年収を100万円以上増やせます。
未経験者向けの転職サイトで1番のお勧めは「マイナビ」です。なぜならば、私自身がブラックから脱出し目標だった社内開発に就職できたからです。年収は4年間で300→520万円まで増え、納期月以外は毎日定時に帰宅しています。
公式サイト:マイナビエージェント(無料サービス登録まで3分)
少しでも実務やプログラミング経験がある人は、「マイナビ IT AGENT」から登録してください。PG経験があると紹介できる案件の質が高くなります。
まとめ:IT土方だけは辞めておけ?
- IT土方は35歳になる前に、職を失う確率が高い
- IT土方の年収は、2〜300万円で昇給もない
- IT土方は単純労働ばかりで、実務経験を積めない
- IT土方は、毎日終電間際まで働かされる
- IT土方に1度でも入ると、現場から逃れられない
IT未経験で就職すると、高い確率でIT土方に就職します。なぜならば、専門職では実務経験がある人材ほど、優良企業に就職するからです。結果的に実務経験やスキルがない人材は、残りの外れクジを引かされます。
私自身も未経験でこの世界に入り、IT土方からキャリアをスタートしました。残業代は1円も支給されず、時給に換算すると700円を下回る月もありました。しかしながら、ITドカタを脱したことで、給料は右肩上がりに増えます。
年間で40〜60万円ペースで昇給し、4年後に年収は500万円を超えました。結果的にこの業界を選んで良かったが、できれば1社目からIT土方を避けた方が良いですよね。過酷な労働環境に耐えきれずに、業界を去る同僚を何人も見てきたからです。
正しい知識や転職の仕方を知っていれば、IT土方を避けるのは難しくありません。未経験者でも8割の確率でブラックを避けられます。反対に、何も考えなしに転職活動すると、9割の確率でブラックに入社しますね。
まずは、しっかりと業界や企業研究を行いましょう。
1日も早く行動に移した方が良い理由は?
参考:有効求人倍率とは何?最新状況や計算方法をわかりやすく解説!
2019年の有効求人倍率は、バブル期よりも高い「1.6倍」でした。また、IT業界は特に好調で、転職サイトが公表する転職有効求人倍率は「6.79倍」を記録しています(参考:転職求人倍率レポート)。
業界経験がない未経験者でも、月20万円の給料を貰い研修を受けられたのは、好景気と人材不足に支えられていたからです。未経験で書類を送付しても、大半が採用面接まで駒を進めることができた時代です。
しかしながら、コロナウイルスの影響で、現状は大きく変わりつつあります。
20年3月以降の米国失業保険申請者数は、3月06日累計で「8,063万人」です(参考:新規失業保険申請件数3/06)。リーマンショックでさえ3月の失業者数は80万人でしたが、コロナは1週間で70万人以上が職を失い続けています。
20年10月の有効求人倍率は、1.04倍まで低下しています(参考:10月の完全失業率3.1% 求人倍率は1.04倍)。
このような状況で、未経験者を採用し育てようと考える企業はまずないです。専門学校や40〜60万円の有料スクールを卒業しても就職先はありません。また、企業に人材を紹介する事で成り立っていた「無料スクール」もサービスを停止します。
そのため、コロナが落ち着いてから転職活動を始めるでは遅いです。コロナが落ち着く頃にはすでに経済危機に陥り、企業はもう未経験者の採用を止めているからです。経済が回復し始める6年後には、今度は年齢を理由に未経験で転職できないですよね。
では、有効求人倍率が「0.45倍」になると、どのような状況に陥るでしょうか?
- 大手企業は予算削減で、新規開発案件を次々に中止する
- IT企業は、採用コストが掛かる未経験者の採用を止める
- 専門学校や有料スクールを卒業しても、就職先がない
- 人材紹介で利益を得てる「無料スクール」が終了する
- 転職エージェントに登録しても、未経験者は断られる
- 人件費が安い外国人を採用し、海外でシステムを開発する
- 日本人SEやPGは、国内で開発経験を積めない
- リストラや派遣切りで、専門職以外の失業者が急増する
私たちに残されている時間は、決して多くはないですね。
転職活動に今すぐ必要なものは?
転職活動を開始するに当たって、私たちが必要な準備は何もありません。また、私たちは全てのサービスを無料で利用できます。途中で就職を辞退しても罰金など一切ありません。
履歴書や職務経歴書は、キャリアコンサルタントと面談し転職の意思を固めた後に改めて準備すれば良いですね。面談することで進みたい方向性が決まり、その段階で具体的な準備を始めた方が手戻りが少ないです。
マイナビは、他の転職サイトにはない隠れ優良企業を多数扱います。私が社内開発ができる中小企業に就職できたのはマイナビのおかげです。大手リクナビやDODAだと、求人数が多いが優良企業は少ないのが難点ですね。
- 公式サイトから「無料転職サポート申し込み」を選択する
- 希望勤務地や個人情報を入力する(3分で登録できる)
- 担当者からメールか電話があり、面談日を指定する(平日夜や週末も可)
- 予約した日時に来社し、無料カンセリングを行う(所要時間は40分)
- 仕事が忙しく来社できない場合は、電話でも対応しています
キャリア面談後には、2万件ある求人から条件に合う企業を、20社前後紹介してくれます。紹介される案件に目を向けると「ITの経験がない未経験者でも、必要としてくれる企業がたくさんある」ことに自信を持てますね。
それだけ、IT企業は人材不足に陥っているからです。
もちろん、働きたいと思える企業がなければ、無理に応募する必要はありません。売り手市場なので、私たちが企業を選ぶ立場にありますね。カウンセリング、転職サポートはすべて無料なので、途中で利用を辞めても違約金は一切発生しません。
ただし、キャリア面談は身構える必要はないが、転職活動は慎重に行いましょう。
なぜならば、転職活動は私たちの人生を大きく変える、最初の大きな1歩になるからです。自分自身の内面と深く向き合う事でやりがいのある仕事を見い出し、新しい人生の再スタート切るためにあります。
転職活動で巡り会う会社は、入社するかは別にしてそれぞれ深い意味があります。
私は新しい道を歩み始めたことで、大きく生涯収入を増やすことに成功し、夢だった海外就職も実現できました。もしも、あの時に転職活動しなければ、私の年収は30歳でも300万円のままでした。実際に、8年間働き続けている元同僚の年収は330万円です。
コロナの影響で、労働環境は目まぐるしく変わっています。
22年夏は、おそらく過去10年で最も求人数が多い時期になりました。すでに現時点で、転職サイトの求人数はコロナ前の水準を超えています。ただし、これまでに就職活動を見送っていた人たちも、一斉に動き出すタイミングでもあります。
特に今年は、飲食店や旅行で失業した人たちがIT業界に流れています。
求人数が最も多い冬前に就職するには、遅くても今月中には行動してないと手遅れです。この機会を逃すと労働者の供給過多に陥り、未経験でIT業界に就職するのは難しくなるかもしれません。また、変異株の影響で再びロックダウンに陥る可能性もあります。
22年の秋採用は、最後のチャンスになるかもしれません。登録に必要な項目は少ないので、通勤中にスマホからでも簡単に面談を予約できます。
会員登録と面談の日程調整、それから面談して求人を紹介してもらうのは、全ての工程で1時間も掛かりません。後からキャンセルもできるので、会員登録だけでも先に終わらせた方が良いですね。登録フォームは3分で埋められます。
私自身が4年前に、ブラックを脱出できたのでマイナビが1番のお勧めです。
※コロナの影響で電話メール中心で転職活動の支援をしています
公式サイト:マイナビエージェント(無料サービス登録まで3分)
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