IT未経験からSEを目指す人が増えています。しかしながら、何歳からでもSEになれるわけではないですよね。では、現実的に何歳までなら企業は、未経験者を採用してくれるのでしょうか。
- 「29歳のIT未経験者でも、本当に企業は採用してくれるの..」
- 「30歳を過ぎたら、IT業界への転職はもう無理だよね…」
- 「30代で未経験者を歓迎している企業は、絶対にブラックだよね…」
IT業界は専門職にも関わらず、未経験でも就職できる貴重な業種です。
しかし、未経験者の需要は高いが、29歳を過ぎると就職が難しくなります。なぜならば、30歳を過ぎると新しい技術を柔軟に学ぶのが難しくなり、企業はチームを管理できる人材を必要とするからです。
縦社会の日本企業は、チームリーダーよりも年下の未経験者は好まれません。
しかしながら、IT業界の人材不足を理由に、30代でも採用される未経験は増えています。超少子高齢化を理由に、SEの平均年齢がわずか9年間で3歳も上昇し、2020年に40歳を超えました。
SEの平均年齢に合わせて、未経験者の年齢も上昇しています。
20代が欲しいのは企業の本音ですが、年齢層を広げる以外に選択肢がないからです。人材が資本のIT業界では、人材を採用しなければ潰れるしかありません。そのため、30代前半でも採用したい企業は増えています。
ここでは、採用担当者から見る未経験者の年齢毎の市場価値を紹介します。また、30歳を超えると転職が難しくなる理由も紹介します。現実的に、IT企業は何歳までの未経験者を採用してくれるのでしょうか。
- 採用担当者から見る、未経験者の市場価値は?
- なぜ、30歳を超えると難易度が急上するのか?
- 年齢に応じた就職活動の仕方とは?
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<24年4月:求人倍率は急落に転じる>
24年に入り、日本の雇用環境は急速に悪化し始めています。
転職大手DODAによると、2月の有効求人倍数は『3.22倍→2.67倍』に急落しています。下落に転じた理由は、これまでコロナを理由に転職活動を遅らせてきた人が今年の春採用に向けて遂に動き始めたことに加え、予想外に求人数が前月比で減少したからです。製造業の求人数の減少は、昨年10月から指摘されていました(参考:製造業の新規求人数は大幅減少が続く(2023-10))。
そのため、24年春採用は危機的な状況に陥る可能性が高いです。
日本製造業の不調の原因は、世界経済の需要の急落です。21年9月に中国不動産バブルの崩壊、22年2月はウクライナ紛争で欧州経済が危機に瀕し、24年現在も中東紛争が加わり厳しい状況が続きます。更には、23年まで唯一好調だった米国も、24年には景気後退に突入する可能性が高いです(参考:米国の景気後退が始まる2024年)。
今年の春採用に期待してる人はとても多いが、それでは完全に手遅れですね。
なぜならば、景気後退に陥ると、IT企業は経験者しか採用しないからです。利益が急減する中で、未経験者の教育に費用を使うIT企業はありません。そうなると、次に未経験者が就職するには最低でも4年後です。
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記事の内容を簡単に知りたい
採用担当者から見た未経験者の年齢は?
IT企業の採用担当者は、未経験者の年齢を次のように考えています。
- 22〜28歳:学歴や職歴がなくても採用したい
- 29〜32歳:過去の職歴次第では採用したい
- 33〜35歳:過去の職歴や高い意欲がなければ難しい
- 36歳以上:36歳以上の未経者は採用しない
22〜28歳:学歴や職歴がなくても採用したい
- 職歴がないニート、フリーターでも市場価値はある
- 高卒・文系出身者でも市場価値は高い
- 転職サイト・エージェントでも断られない
- 20代向けの無料スクールがたくさんある
専門職のIT業界で、学歴や職歴よりも重視されるのは年齢です。
なぜならば、年齢が若い20代を採用してゼロから教育すれば、1人前のSEに育つ可能性が高いからです。実際に、就職支援がある無料スクールは20代が対象ですね。20代を対象とする理由は、企業からの需要が高いからです。
無料スクールは、職歴や学歴がない人材も受け入れています。
採用担当者は「学歴や職歴がないニートでも、20代なら積極的に採用したい」と考えている事がわかりますね。
29〜32歳:過去の職歴次第では採用したい
- 職歴や経歴を見て、意欲があれば採用したい
- 20代と違い、職歴がないニートは採用しない
- 少人数でも、チームを率いた経験が重視される
- 完全未経験者よりも、基礎スキルがある人材が好まれる
- 20代向けの転職サイトは、断られる可能性が高い
29歳を超えると若手から外れるため、採用担当者の見る目は厳しくなります。
30代で就職が難しくなる理由は、企業からの需要が減るからです。例えば、IT業界で多い客先常駐では、30歳を境に受け入れ先が減り始めます。なぜならば、仕事を教えるのであれば、30代よりも20代が好まれるからです。
そのため、完全な未経験者は現実的に厳しくなります。
未経験者は基礎スキルがあるか、IT未経験でもチームを率いた経験があるか、ポテンシャルや高い意欲があるかを見られます。採用担当者は「未経験でもポテンシャルが十分にある人材なら、積極的に採用したい」と考えていますね。
33〜35歳:過去の職歴や高い意欲がなければ難しい
- 職歴や経歴次第では、採用しても良いと考えている
- IT未経験でも、過去にチームを率いた経験が望ましい
- ITスキルがゼロでも、品質管理の経験があれば望ましい
- 完全な未経験ではなく、独学でもスキルを学んだ経験がある
- 意欲が高い人材以外は、できれば採用したくない
- 転職サイトでは、断られる可能性の方が高い
33歳を超えると、普通の未経験者は採用されないと考えた方が良いです。
なぜならば、過去の職歴や経歴を見て、採用可否を判断されるからです。ITに関する経験やスキルがなくても、チームを率いたり、品質管理に携わる経験が重視されます。採用する側は、純粋なプログラマーとして採用する意思はもうないですね。
過去の経歴に自信がない人は、スクール経由で成果物を製作してから就活しましょう。オリジナルアプリがあれば、企業にアピールできますね。厳しい言い方をすると、アピール材料がなければ内定は難しいです。
採用担当者は「採用する可能性は低いけど、人材も足りていないしダメ元で会ってみよう」と考え面接に進みます。面接まで進まずに、書類選考で切られる可能性は高いです。
36歳以上:36歳以上の未経者は採用しない
- 経歴書の年齢だけで、落とされる可能性が高い
- 面接に進めても、ブラックの可能性が高い
- ITの経験以外に、過去の高い実績が求められる
- 完成度の高いポートフォリオ、成果物が求められる
- 転職サイトでは、大半が求人の紹介を断る
36歳以上の未経験者は、現実的にかなり厳しいですね。可能性はゼロではないが、限りなくゼロに近いと考えた方が良いです。
採用される可能性があるとしたら、ITの経歴以外で高い実績があること、もしくは独学レベルでも完成度の高いポートフォリオや成果物が製作できる事です。プログラミングスクールなしに、高い評価を得るのは難しいですよね。
採用担当者は「特別な理由がなければ、未経験者を採用しない」と考えます。
以上が、採用担当者の視点で見る、未経験者の市場価値です。では、なぜ30歳を超えると、採用の難易度が上がるのでしょうか?
30歳を超えると、難易度が高くなる理由は?
30歳を超えると、就職の難易度が難しくなります。ただし、30歳を超えると転職できないわけではないですね。SEの平均年齢の上昇とともに、未経験者の年齢層も徐々に広がっています。
その1:IT企業が30代を避ける理由は?
- 20代の方が、新しい知識を柔軟に吸収できる
- 仕事を教える先輩社員が年下なので、教育が難しい
- 採用する側は、純粋なPGとして採用しない
- 30歳を超えると、マネジメントスキルを重視される
30代を敬遠する最大の理由は、年を重ねる毎に新しい知識を吸収するのが難しいからです。特に変化が激しいIT業界では、柔軟に知識をアップデートできる人材が好まれます。30代になると、20代よりも保守的になる人は多いですよね。
年齢を重ねても、日々挑戦し続けられる人材は少数です。
また、新卒から働き始めた人は、30歳前後から徐々にマネジメントを経験します。チームをまとめる管理者から見て、部下が自分より年上だと扱いにくいですよね。日本はまだまだ年功序列をベースにした縦社会だからです。
しかしながら、30代を採用する企業は以前よりも増えています。
その2:しかし、30代を採用する企業は増えている?
経済産業省の調査結果によると、SEの平均年齢は年々増加傾向にあります。2010年は平均年齢が37歳でも、2020年には40歳を超えます。なぜならば、少子高齢化で団塊世代が退職する中で、ITを目指す若者の絶対数が減っているからです。
少子高齢化では、未経験者の平均年齢もスライドして上昇します。
採用担当者は20代が欲しくても、現実的に採用するのが厳しいですよね。人材の平均年齢を上げて、社内で教育する以外には生き残れません。人材が資本のIT企業では、新しい人材が来なければ潰れるからです。
つまり、30代・未経験者を採用する必要性があります。
その3:30代でも就職できる人の特徴は?
- 年齢を重ねても、日々新しい事に挑戦している
- スクールに通学し、成果物を製作し企業にアピールできる
- 採用面接では、綿密に準備し自身を的確に売り込める
- 人材を採用する企業が、何を求めているか理解している
- 純粋なPGを目指すのではなく、チームや品質管理の経験がある
30代の転職が、20代よりも不利なのは間違いありません。
なぜならば、20代と30代では求められる役割が、そもそも違うからです。30代で内定が得られない人は、自分が何を企業から求められてるのか理解していない人が多いです。書類選考は通過できるので、経歴やスキルだけが問題ではないですよね。
30代で内定を得られる人は、何を求めているのか明確に理解できる人材です。でも、本当に30歳以上の未経験者でも企業から就職できるのでしょうか。
30歳以上の未経験者でも、本当に就職できる?
30歳を超えて、企業から内定を獲得するのは簡単ではありません。しかしながら、転職の仕方次第では、いくらでも状況を変えられます。「何歳まで未経験者が採用されるのか」に対する最終的な答えは、応募者次第と答える以外にありません。
38歳で内定を獲得し、社内開発できる企業に就職した友人がいます。
彼は年齢がハンデになると理解していたので、準備を怠りませんでした。3ヶ月間スクールに通い短期間で基礎スキルを学び、卒業する前にオリジナルのWEBサイトを製作します。サイトのURLを履歴書に貼り付ける事で、書類の選考率を大きく改善しました。
さらに、採用面接では性格や特徴をパワーポイントにまとめプレゼンします。
彼はWEBサイトを製作する事で基礎スキルや意欲を証明し、性格や特徴をプレゼンする事で人間性をアピールしました。採用担当者は、他の未経験者を選ぶよりも、安心して採用に踏み切れますね。
彼が内定を獲得できたのは次の理由からです。
- 働きながらスクールに通い、ITスキルを短期間で習得する
- 卒業までの3ヶ月間で、オリジナルのWEBサイトを製作する
- 成果物のURLを書類に貼り付けて、書類の通過率を高める
- 性格や特徴をパワーポイントにまとめ、面接でプレゼンする
- プログラマー志向ではなく、マネジメントに興味があると伝える
ここまで準備すると、採用担当者は採用しない理由を見つけるのが難しいですよね。年齢がハンデになる以上は、それ相応の準備が私たちには必要です。同じ事を20代がしたら、未経験でも優良企業に就職するのは難しくありません。
ただし、30歳以上の転職活動は、ブラックの確率も高くなるので注意が必要です。特に、「30代の未経験者歓迎」の求人広告はブラック確定ですね。
参考:未経験歓迎のSE求人はやっぱり危険?|ブラック率は7〜9割
以上のように、応募者の年齢が違うと企業の反応は異なります。では、私たちは年齢に応じて、どのように転職活動すれば良いでしょうか。
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私は多くのIT未経験者にSEを目指して欲しいと思っています。
なぜならば、職歴や学歴が重視されず正しい努力ができる人材であれば、必ず道が開かれる業界だからです。もちろん、未経験者はブラックに入社するリスクは否定しません。
私が1社目に入社した先はブラックでした。夜の10時過ぎまで働くも残業代は1円も支給されず、時給に換算すると700円以下です。身体は疲れているのに、布団に入ると将来が不安で夜も眠れません。
ある仕事帰りの電車の中、窓に映った惨めな自分の姿を目にします。家事と仕事を両立し苦労して育ててくれた母親のことを思うと、自然と目から涙がこぼれ落ちました。しかしながら、それでも行動に移す勇気がなく、転職できずに3年が経ちます。
働くためだけに社会から生かされている生活に嫌気が指していた時に、知人から転職エージェントを紹介されました。転職に前向きになれないながらも、半ば強制的に就職活動が始まります。
その2ヶ月後に社内開発できる企業に就職し、私の人生は大きく変わりました。社内開発できる企業に入社後、転職してから4年後には年収500万円を超えました。決して大きな成功ではないが、家族にも恵まれ今は毎日幸せを感じています。
この知人のおかげで、自分を信じて行動すれば、必ず良い方向に進むことを知ります。未来は自分が思い描く事しか実現されないので、いま行動しなければ一生変わらないですよね。
私が転職を勧める理由は、1人でも多くブラックで苦しむ人を減らしたいからです。ブラックで働く人材がいなくなれば、ブラック企業は潰れるしかないですね。
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- 平日の夜も、家族や知人と食事や趣味を楽しむ事ができる
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- ITスキルの他に、後輩の教育やマネジメントも経験できた
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個人的に1番のお勧めは「マイナビ」です。なぜならば、私自身がマイナビを利用する事でブラック企業を脱出できたからです。マイナビは親切な担当者が多く、業界経験がない未経験者にも丁寧な対応をしてくれます。
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20〜30代未経験で、IT企業に就職する方法は?
20代と30代は、年齢が違えば就職活動の方法も変わります。
まず私たちは、20〜30代の未経験者でも利用できる転職サイトを利用する必要があります。さらに、ITスキルがない上に30代未経験は、必要に応じてスキルを習得する必要もありますね。
方法1:20〜30代前半に強い「マイナビAGENT」
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ハイキャリア向けではなく、年齢が若い20〜30代前半の転職を得意としています。
参考:【マイナビAGENTの評価】本当に未経験でもブラックを避けられる?
方法2:20代なら無料で利用できる「プロエンジニア」
- 入学金、授業料、転職支援など全サービスを無料で利用できる
- 卒業後の就職先の企業は、3500社以上ある
- 未経験からの正社員就業率は、96%である
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- 通学制のため、チーム(1期の人数は30人まで)で開発ができる
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- 利用者は、都内(半蔵門・池尻)に通学できる関東在住の20代のみ
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プロエンジニアは、基礎スキル習得と就職を目的にした3ヶ月の無料スクールです。就職保証や全額保証がある学校は増えているが、就職に成功や失敗に関わらず、1円も支払わなくていいのはプロエンジニアだけの特徴です。
ただし、無料スクールで基礎スキルを習得しても、ブラックを避けられる保証はありません。
むしろ、ブラックに未経験者を流す学校も多く、かえってブラックに入る確率も高いです。深刻な人材不足の現状では、スクールを利用しなくても割と楽に就職できます。また、未経験者を積極的に採用する企業の多くは、3ヶ月の社内研修を設けていますね。
そのため、私たち未経験が無理にスクールを利用する必要性はありません。
入社前にどうしてもアプリを制作したいなど、特別な理由があれば利用を考えましょう。無給で勉強するスクールと違い、IT企業に就職すれば給料を貰いながらスキルを学べます。現在IT企業で働く現役SEの9割は、未経験で就職し社内研修を通じて専門スキルを習得していますね。
方法3:30代でも転職保証がある「テックエキスパート」
- 30代でも就職保証がある、業界唯一のスクール
- 就職に失敗すると、受講料を全額返金してくれる
- 転職成功率は98%、30代の利用者は全体の24%を占める
- 夜間も対応しているため、社会人でも利用できる
- 渋谷校以外にも、大阪と名古屋にスクールがある
テックエキスパートは、30代でも転職保証が受けられる唯一のプログラミングスクール です。無料や転職保証があるスクールの大半は、20代向けのサービスです。30代で転職保証が利用できるのは、テックエキスパートだけです。
30代も対象にしている理由は、授業の質に自信があるからです。
製作するオリジナルアプリはレベルが高く、「チームラボ株式会社」から内定を得た受講生もいます。30歳以降は年齢を重ねるほど不利なので、1日も早く内定を得る事を考えた方が良いですね。
評価:【テックエキスパート】悪い評価|30代でも転職保証が付くスクール
▼▼IT未経験から無料でSEに就職する3つの方法▼▼
- 『マイナビエージェント』IT未経験者に強く、最短2ヶ月で就職できる
- 『ワークポートIT』最短1ヶ月で就職できるが、ブラック企業が多い
- 『ProEngineer』コロナ禍でも残っている、数少ない無料スクール
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<24年4月:求人倍率は下落に転じる>
24年に入り、日本の雇用環境は急速に悪化し始めています。
転職大手DODAによると、2月の有効求人倍数は『3.22倍→2.67倍』に急落しています。下落に転じた理由は、これまでコロナを理由に転職活動を遅らせてきた人が今年の春採用に向けて遂に動き始めたことに加え、予想外に求人数が前月比で減少したからです。製造業の求人数の減少は、昨年10月から指摘されていました(参考:製造業の新規求人数は大幅減少が続く(2023-10))。
そのため、24年春採用は危機的な状況に陥る可能性が高いです。
日本製造業の不調の原因は、世界経済の需要の急落です。21年9月に中国不動産バブルの崩壊、22年2月はウクライナ紛争で欧州経済が危機に瀕し、24年現在も中東紛争が加わり厳しい状況が続きます。更には、23年まで唯一好調だった米国も、24年には景気後退に突入する可能性が高いです(参考:米国の景気後退が始まる2024年)。
今年の春採用に期待してる人はとても多いが、それでは完全に手遅れですね。
なぜならば、景気後退に陥ると、IT企業は経験者しか採用しないからです。利益が急減する中で、未経験者の教育に費用を使うIT企業はありません。そうなると、次に未経験者が就職するには最低でも4年後です。
そのため、23年に転職を逃した人は、今すぐに行動を開始してください。
未経験でもIT業界に就職すれば、基礎知識を習得し実務経験を積みながら月20万円以上の手取りを得られます。また、2-3年経験を積み経験者として転職すれば、年収を100万円以上増やせます。
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少しでも実務やプログラミング経験がある人は、「マイナビ IT AGENT」から登録してください。PG経験があると紹介できる案件の質が高くなります。
まとめ:未経験でSEに採用されるのは何歳まで?
- 22〜28歳:学歴や職歴がなくても採用したい
- 29〜32歳:過去の職歴次第では採用したい
- 33〜35歳:過去の職歴や高い意欲がなければ難しい
- 36歳以上:36歳以上の未経者は採用しない
IT業界は専門職にも関わらず、未経験でも就職できる貴重な業種です。しかし、未経験者の需要は高いが、29歳を過ぎると就職が難しくなります。なぜならば、30歳を過ぎると新しい技術を柔軟に学ぶのが難しくなり、チームを管理できる人材を必要とするからです。
しかしながら、IT業界の人材不足を理由に、30代でも採用される未経験は増えていますね。超少子高齢化を理由に、SEの平均年齢がわずか9年間で3歳も上昇し、2020年に40歳を超えました。
SEの平均年齢に合わせて、未経験者の年齢も上昇しています。
「何歳まで未経験者が採用されるのか」に対する最終的な答えは、応募者次第と答える以外にありません。私の知人は38歳でも、社内開発できる企業から内定を獲得しました。年齢がハンデになる事を理解し、それ相応の準備をしたからですね。
30歳を過ぎていても、未経験で就職するのは決して難しくありません。
1日も早く行動に移した方が良い理由は?
参考:有効求人倍率とは何?最新状況や計算方法をわかりやすく解説!
2019年の有効求人倍率は、バブル期よりも高い「1.6倍」でした。また、IT業界は特に好調で、転職サイトが公表する転職有効求人倍率は「6.79倍」を記録しています(参考:転職求人倍率レポート)。
業界経験がない未経験者でも、月20万円の給料を貰い研修を受けられたのは、好景気と人材不足に支えられていたからです。未経験で書類を送付しても、大半が採用面接まで駒を進めることができた時代です。
しかしながら、コロナウイルスの影響で、現状は大きく変わりつつあります。
20年3月以降の米国失業保険申請者数は、3月06日累計で「8,063万人」です(参考:新規失業保険申請件数3/06)。リーマンショックでさえ3月の失業者数は80万人でしたが、コロナは1週間で70万人以上が職を失い続けています。
20年10月の有効求人倍率は、1.04倍まで低下しています(参考:10月の完全失業率3.1% 求人倍率は1.04倍)。
このような状況で、未経験者を採用し育てようと考える企業はまずないです。専門学校や40〜60万円の有料スクールを卒業しても就職先はありません。また、企業に人材を紹介する事で成り立っていた「無料スクール」もサービスを停止します。
そのため、コロナが落ち着いてから転職活動を始めるでは遅いです。コロナが落ち着く頃にはすでに経済危機に陥り、企業はもう未経験者の採用を止めているからです。経済が回復し始める6年後には、今度は年齢を理由に未経験で転職できないですよね。
では、有効求人倍率が「0.45倍」になると、どのような状況に陥るでしょうか?
- 大手企業は予算削減で、新規開発案件を次々に中止する
- IT企業は、採用コストが掛かる未経験者の採用を止める
- 専門学校や有料スクールを卒業しても、就職先がない
- 人材紹介で利益を得てる「無料スクール」が終了する
- 転職エージェントに登録しても、未経験者は断られる
- 人件費が安い外国人を採用し、海外でシステムを開発する
- 日本人SEやPGは、国内で開発経験を積めない
- リストラや派遣切りで、専門職以外の失業者が急増する
私たちに残されている時間は、決して多くはないですね。
転職活動に今すぐ必要なものは?
転職活動を開始するに当たって、私たちが必要な準備は何もありません。また、私たちは全てのサービスを無料で利用できます。途中で就職を辞退しても罰金など一切ありません。
履歴書や職務経歴書は、キャリアコンサルタントと面談し転職の意思を固めた後に改めて準備すれば良いですね。面談することで進みたい方向性が決まり、その段階で具体的な準備を始めた方が手戻りが少ないです。
マイナビは、他の転職サイトにはない隠れ優良企業を多数扱います。私が社内開発ができる中小企業に就職できたのはマイナビのおかげです。大手リクナビやDODAだと、求人数が多いが優良企業は少ないのが難点ですね。
- 公式サイトから「無料転職サポート申し込み」を選択する
- 希望勤務地や個人情報を入力する(3分で登録できる)
- 担当者からメールか電話があり、面談日を指定する(平日夜や週末も可)
- 予約した日時に来社し、無料カンセリングを行う(所要時間は40分)
- 仕事が忙しく来社できない場合は、電話でも対応しています
キャリア面談後には、2万件ある求人から条件に合う企業を、20社前後紹介してくれます。紹介される案件に目を向けると「ITの経験がない未経験者でも、必要としてくれる企業がたくさんある」ことに自信を持てますね。
それだけ、IT企業は人材不足に陥っているからです。
もちろん、働きたいと思える企業がなければ、無理に応募する必要はありません。売り手市場なので、私たちが企業を選ぶ立場にありますね。カウンセリング、転職サポートはすべて無料なので、途中で利用を辞めても違約金は一切発生しません。
ただし、キャリア面談は身構える必要はないが、転職活動は慎重に行いましょう。
なぜならば、転職活動は私たちの人生を大きく変える、最初の大きな1歩になるからです。自分自身の内面と深く向き合う事でやりがいのある仕事を見い出し、新しい人生の再スタート切るためにあります。
転職活動で巡り会う会社は、入社するかは別にしてそれぞれ深い意味があります。
私は新しい道を歩み始めたことで、大きく生涯収入を増やすことに成功し、夢だった海外就職も実現できました。もしも、あの時に転職活動しなければ、私の年収は30歳でも300万円のままでした。実際に、8年間働き続けている元同僚の年収は330万円です。
コロナの影響で、労働環境は目まぐるしく変わっています。
22年夏は、おそらく過去10年で最も求人数が多い時期になりました。すでに現時点で、転職サイトの求人数はコロナ前の水準を超えています。ただし、これまでに就職活動を見送っていた人たちも、一斉に動き出すタイミングでもあります。
特に今年は、飲食店や旅行で失業した人たちがIT業界に流れています。
求人数が最も多い冬前に就職するには、遅くても今月中には行動してないと手遅れです。この機会を逃すと労働者の供給過多に陥り、未経験でIT業界に就職するのは難しくなるかもしれません。また、変異株の影響で再びロックダウンに陥る可能性もあります。
22年の秋採用は、最後のチャンスになるかもしれません。登録に必要な項目は少ないので、通勤中にスマホからでも簡単に面談を予約できます。
会員登録と面談の日程調整、それから面談して求人を紹介してもらうのは、全ての工程で1時間も掛かりません。後からキャンセルもできるので、会員登録だけでも先に終わらせた方が良いですね。登録フォームは3分で埋められます。
私自身が4年前に、ブラックを脱出できたのでマイナビが1番のお勧めです。
※コロナの影響で電話メール中心で転職活動の支援をしています
公式サイト:マイナビエージェント(無料サービス登録まで3分)
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