IT業界のブラック企業とホワイト企業の特徴と見分け方は?

IT企業の人材不足や市場拡大により、未経験でもIT企業に入社する人が増えています。

しかしながら、ブラック企業が怖くて転職に踏み切れない人も多いですよね。IT業界に興味がある友人からこのように聞かれることが多いです。

  • 「IT業界って、やっぱり労働時間が長いブラックばかりだよね?」
  • 「ブラックを避けて入社するためには、具体的に企業のどこを見れば良いの?」
  • 「現職は間違いなくブラックだけれど、次に就職する企業はもっとブラックかもしれない..」

未経験だと労働条件が悪い企業に入社するのは仕方がない」と思っている人も少なくありません。

しかしながら、ブラック企業を避けてIT企業に入社するのは、実はそれほど難しいことではないですよ。ブラックに関する正しい知識さえあれば、誰でも簡単に見分けられるからです。

私はこの業界に未経験で入社し、過去に2社ブラックを経験したことがあります。そのおかげで、企業のホームページを見ただけでもブラックだとわかります。3社目からは社内開発できるホワイト企業に転職でき、大幅に労働条件を改善できました。

転職して4年経ちますが、納期がない月は毎日定時に帰宅し年収は500万円を超えています。

ブラック企業を見分けられる正しい知識を持っていると、いつでも転職できるため心に余裕を持って働らけますね。

ブラック企業を避けたい人向け
  1. ブラック企業の特徴と見分け方は?
  2. ホワイト企業の特徴と見分け方は?
  3. 全業種で比較すると、IT業界にブラックは少ない

▼▼IT未経験者の転職に強い大手3社▼▼

  1. 全国に拠点があり20〜30代が利用するリクルートエージェント
  2. 第二新卒者、20代に強いマイナビエージェント×IT
  3. 2ヶ月以内に転職したい人向けワークポート

個人的に1番のお勧めは、マイナビです。過去に利用してブラックから優良企業に転職できたからです。転職後は「海外勤務」や「海外出張」も経験でき、4年で年収は300→520万円まで増えました(マイナビの評価はこちら)。

ワークポートは、営業力に強みを持ち最短1ヶ月で転職する人もいます。ただし、扱う求人の質が大手2社より落ちるのが難点です(ワークポートの評価はこちら)。

参考:SE専門の転職サイト・エージェント3選比較|目的別の選び方

ブラック企業の特徴と見分け方は?

ブラック企業を見極める際に重要なポイントを紹介します。

特徴1:どれくらい客先常駐をしている?

IT業界では、お客さん先に出向して他社のオフィスで働くことを「客先常駐」と言います。

客先常駐の比率が高い企業は例外なくブラックです。なぜならば、労働力を外部に提供することでしか報酬を得られないからです。

客先常駐の具体的な問題点は

  1. 他社と差別化できる要素がないため、薄利多売に走る
  2. 純粋な派遣ビジネスと違い、中間マージンを摂取する業者が多い
  3. 運が悪いと常駐先で開発スキルが積めず、市場価値が上がらない

客先常駐の割合を見えるだけで、その企業のブラック度がわかります。

客先常駐をしている企業はホームページからでも読み取れますね。「勤務時間が客先に準ずる」「勤務場所が東京23区」など、曖昧に記載されていると客先常駐ですね。ホームページに記載されている従業員数とオフィスの広さでも判別できますね。

見分け方のポイントは、客先常駐の割合に着目しましょう。過半数以上が常駐先に出向している企業は避けた方が無難です。

特徴2:慢性的な労働時間の長さは?

納期がある仕事なので、時期によっては労働時間が長くなる事は避けられません。ただし、慢性的に労働時間が長い企業には注意が必要です。

なぜならば、利益率が悪いビジネスモデル(派遣)で、社員を長時間働かせているからです。

長時間社員を働かさせる職場は、知的労働ではなくて単純労働ですよね。

労働時間の長さに着目しましょう。月の労働時間が60時間を超える長い企業は例外なくブラックです。

特徴3:みなし残業は社員のためではない?

みなし残業とは、規定された労働時間(月30〜40)が給与に組み込まれている契約です。

みなし残業を導入する企業は、定時退社を推奨しているように見えますよね。しかしながら、実際には最低でも月30〜40時間の残業を低賃金で強要させる企業です。

みなし残業の怖いところは、額面が増えるので平均よりも給与が高いと錯覚することです。

みなし残業と同様に年棒制の企業にも注意しましょう。

特徴4:中堅社員が少ないと危ない?

入社3年以上の中堅社員の離職率が高い、30〜40代の社員が少ない企業も危ないです。

中堅以上の社員が定着しない理由は、労働環境が劣悪で年齢を重ねるたびに残業に耐えられなくなるからです体力があるブラック社員しか残らず、彼らは下の社員にも長時間労働を課しますね。

社員の年齢層を確認し、20代だけで過半数を超える企業は避けましょう。

特徴5:具体的な業務内容を説明できない?

あなたはこんな過去にこんな経験をしたことはないですか?

ホームページや転職サイトの紹介ページを見ると、何をしている企業かいまいちピンとこない。実際に説明会や面接に足を運んだけれど、それでもよく分からなかった。

このような事業に実体がない企業も、間違いなくブラックですね。

自社のホームページには過去に開発した製品を大量に記載しますが、受注先で社員が携わっただけのプロジェクトだからです。そのため、具体的に何をしているのか説明できません。

説明会や面接で、業務内容よりも抽象的な精神論が多いと感じたら注意しましょう。

特徴6:社員同士仲が良くても危ない?

社員同士仲が良い写真(肩を組み合う、飲み会やイベント)ばかり載せる企業も危ないです。

事業に実体がない企業は、アピールできる材料が何もないからです。私たち応募者が本当に知りたい内容はその企業の事業の中身ですよね。

意外かと思われるかもしれませんが、実は一定以上の効果があります。

何をしたいか明確に決まっていない人(ブラックに入りやすい人)は、「仕事内容はわからないけど、社員同士楽しそうに働いている会社なんだなと応募してくれるからです。

目的意識がない人がブラックに入社するのと同じ理由ですね。

特徴7:未経験者を常に歓迎している?

1年を通して、常に未経験者を採用している企業もブラックです。

未経験者を常に採用する理由は、労働環境が悪く社員が定着しないからです。10人採用しても1年後には5〜8割が会社を去ります。

ホワイト企業の特徴と見分け方は?

では、ホワイト企業の特徴も見ていきましょう。

特徴1:人材を採用する理由が明確である

ホワイト企業は人材を採用する基準が明確です。

なぜならば、離職率が高いブラックと違い、必要な時に必要なタイミングで新しい人材を確保したいからです。

例えば、「新規事業を立ち上げるために人材が必要だ」「売上が好調だから事業を拡大したい」「iOSの案件を受注したから、専門知識がある人材を採用したい」、このような明確な理由で募集しますね。

採用する人材の人数や期限を設けてから採用活動に入ります。

特徴2:入社後の研修やキャリアプランがある

採用面接の時に、入社後のキャリアをどれだけイメージできるかも重要です。

ブラック企業だと社外に社員を出向させるしか選択肢はないので、自社でキャリアプランを描くことはできません。常駐先でどのような案件に就けるかは、全て運次第だからです。

ホワイト企業であれば、チームを束ねる人材は最大限のパフォーマンスを発揮するために、成長して欲しいエンジニアの理想像があるからです。

面接の場で、具体的に聞いて見るのが手っ取り早いですね。

  • 「入社後にどのような研修を受けて、プロジェクトに配属されますか?」
  • 「3年以上の社員は、具体的にどのような仕事に就いていますか?」

特徴3:自社開発で利益を上げている

自社開発をどれだけ得られているかも重要なポイントです。

というのも、社員を常駐させるだけの企業では、単価に上限があるため得られる収入は決まっているからです。どの企業も同じ事をしているため、グローバル化が進むほど単価は値崩れしていきます。

自社開発で利益を得ている企業は、基本的には売上に上限がありません業務を改善する事で売上は上がるし、自社製品を開発している企業は取引先やユーザーに比例して増えますね。

特徴4:社員を評価する仕組みがある

ブラック企業は社員を評価する仕組みがないですね。

私たちエンジニアは専門職なので、必ず社員を評価する制度が必要です。ホワイト企業では少なくとも半期ごとに、給与の決定権がある上司と面談の機会を持ちます。

私が過去に働いたブラックでは、上司と一緒に仕事をしたことがないし、給与の査定をされたこともありません。社員は一律で3000円の昇給と決まっていたからです。

特徴5:労働時間が短い企業はやっぱりホワイト

ホワイト企業を見る上で1番重要なのは、やはり労働時間ですね。

なぜならば、頭脳労働者であるITエンジニアにとって1番重要なのは、適度に脳を休めることだからです。ある論文の調査結果によると、労働時間が10%下がると生産性は25%高くなると発表しています。

頭脳労働者が最も高いパフォーマンスを発揮できるのは、週35時間までですね。Yahooが週休3日制を取り入れるのは、科学的な根拠があるからです。

社員を働かせるだけ利益が出ると考えるのは、業務内容が単純労働だからですね。

IT業界は他業種よりもブラックは少ない

IT企業はブラックが多いという前提で語られる事が多いです。しかしながら、労働環境が悪い企業は他業種と比較しても多くはありません。

全15業種の中でIT業界の離職率は下から6番目(11%)です。電気ガスなどインフラ業と比較しても3%しか違いはありません。「離職率の高さ=ブラック」ではないが、離職率が高い上位の業種をみるとあながち間違っていないと思います。

IT業界の離職率は15業種中10番目

順位 職種 離職率
1位 宿泊、飲食業 31%
2位 生活、娯楽 22%
3位 サービス業 22%
10位 情報通信業 11%
14位 電気、ガス、水道業 8%
15位 複合サービス業 7%

参考:平成26年雇用動向調査結果の概況

離職率が高いトップ3業種は、労働時間が長く経験に応じて賃金が上昇していかない業種ですよね。

宿泊業・飲食サービス業の20〜24歳までの平均年収は242万円教育・学習支援業の平均年収は284万円です。休みが不定期で体力勝負なので、年齢を重ねても給料は増えにくいです。

IT業界は未経験で入社しても年収は350万円前後、経験とともに年収は増えます。厚生労働省が公表する数値では、システムエンジニアの平均年収は547万円です厚生労働省「平成28年 賃金構造基本統計調査」)。

ブラックさえ避けられると、確実に給料が増えていく業種ですね。

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IT業界は未経験でも入社できる、専門職の中では珍しい職種ですただし未経験者はブラックに入社する確率が高いのは事実です。私は未経験でこの業界に入社し過去に2社ブラックを経験しました。

2度もブラックに入社したのは私が無知だったからです。ただし、学習意欲があり現状に満足しない人ならば過度に心配する必要はありません。私はブラックから脱出したことで状況が大きく変わりました。

ブラックから転職して得られたこと
  1. 給料が右肩上がりに増えた(4年で300→520万円
  2. 転職先に困らないスキルを習得でき、転職すると現職より+50〜100万円で掲示される
  3. 納期がない月の残業は20時間まで減った
  4. 社内開発できる企業に転職し「海外勤務」や「海外出張」を経験できた

参考:2社のブラックを経験し、社内開発と海外勤務できるIT企業へ

まとめ:ブラックとホワイト企業の見分け方

ブラック企業の見分け方
  1. 客先常駐している社員の比率をみる
  2. 労働時間が慢性的に長い企業は、ビジネスモデルに問題がある
  3. みなし残業を取り入れている企業は危ない
  4. 中堅社員が少ないと危ない
  5. 具体的な業務内容を説明できないと危ない
  6. 社員同士仲が良い企業も実は危ない
  7. 未経験者を常に応募している企業は危ない

未経験だと労働条件が悪い企業に入社するのは仕方がない」と思っている人も少なくないですよね。

しかしながら、ブラック企業を避けてIT企業に入社するのは、実はそれほど難しいことではありません。ブラックに関する正しい知識を持っていれば、誰でも簡単に見分けられるようになるからです。

知識は誰でも得ることができます。

私はブラック企業を見分けられるようになり、転職が怖いと感じなくなりました。ブラック企業を確実に避けられ、現職よりも確実に条件がいい企業に転職できるからですね。

ブラック企業を見分ける上で大切なのは、より多く経験を積むことです。

企業のホームページや転職サイトの求人を見てどのような企業か予測します。そして、説明会や面接、ネットの口コミを見ることで答え合わせができますね。

1日でも早く行動に移した方が良い理由

ITエンジニアを目指すのであれば、1日でも早く行動に移すことをお勧めします。

なぜならば、IT業界はかつてないほど深刻な人材不足ですが、この状態がずっと続くわけではないからです。

現在IT業界は転職有効求人倍率が「6倍」を超えるほど景気が良いです(転職求人倍率レポート(2018年4月))。業界全体の求人倍率が2.36倍なので、他業種の3倍ですね。

書類を送付すれば、誰でも書類選考を突破できます。

しかし、人材不足はいずれ解消されますね。

IT企業は外国人SEを大量に採用、日本政府は移民を受け入れる準備も進めています。前回の金融危機から10年が経過し、経済危機が発生する可能性もあります。

不況に陥ると、有効求人倍率は2009年の1倍以下まで再び落ち込みます。

そうなると、未経験者を採用してエンジニアを育てる企業の数は劇的に減ります。運良く1次面接まで進めても、経験者と求人を奪い合いますね。

今は景気がいいからいつでも転職できると楽観的に考えるのではなく、1日も早くエンジニアになり専門スキルを身に付けましょう。スキルがある人材は、不況に強いのでリストラされる心配はないです。

IT未経験の転職活動で必要なもの

転職活動を開始するに当たって、私たちが必要な準備は何もありません。

履歴書や職務経歴書を準備するのは、キャリアコンサルタントと面談し転職の意思を固めた後の話です。コンサルタントと面談することで、IT業界の中で目指す職種や方向性も決まります(最初から方向性がはっきりしている人はいません)。

その段階で書類を準備した方が修正する手間が省けますね。

はじめて経歴書を作成した時は、何を書けば良いのかわからず何度も消しては書き直していました。キャリアエージェントに相談すると、経歴書の書き方から添削まで優しく的確にアドバイスしてくれます。

採用担当者が知りたい事にポイントを抑えて書くと、少ない時間で完成度が高い経歴書を書けます。

参考:【例文あり】SE未経験の自己PRの書き方|採用担当者が教える

業界未経験者向けの転職サイトはたくさんありますが、個人的には「マイナビエージェント 」が1番おすすめです。過去にマイナビを利用した事で、ブラックから脱出でき、社内開発、海外勤務、海外就職を同時に実現できたからです。

現在もマイナビに紹介してもらった企業で働き続けています。

登録に必要な項目は少ないので、通勤中にスマホからでも簡単に面談を予約できます。

面談までの流れ
  1. 公式サイトから会員登録する(氏名や住所など5分程度)
  2. 会員登録完了後に担当者からメールが送られてくる
  3. 担当者とキャリア 面談を行う(面談場所は京橋や横浜など、電話でも対応可能)
  4. キャリア 面談時に、条件にマッチする案件を10〜20社程度紹介してもらう
  5. 転職活動する意思を固めた場合のみ、書類の準備を始める

まずは、自分にエンジニアの適性があるか見るためにもエージェントに相談してみましょう。電話でも対応してくれるので、会社のお昼休みからでも気軽に相談できます。

公式サイト:SE・プログラマーの転職『マイナビエージェント×IT』

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