近年、働き方改革が叫ばれるようになり、在宅ワークを希望する若い人が増えていますね。パソコンとネット環境があれば働けるプログラマーは、在宅と相性が良いと考えられています。
- 「IT業界で、在宅ワークはどれくらい認められているの?」
- 「プログラミングを習得すれば、在宅できると聞いたけれど本当なの?」
- 「未経験から在宅を実現するためには、具体的には何をすれば良いの?」
結論から伝えると、IT業界でも在宅ワークは徐々に増えていますが、現実的にはまだまだ難しいです。その理由は、システム開発はチームで行われるため、在宅を認めるメリットは経営者や上司から見たら何もないからです。
経験者でも難しいため、プログラミング未経験者で実現するのはほぼ無理ですね。実際に在宅OKの求人は、フリーランス系でも全体の5%もないのが現実です。
ここでは、IT業界のリモートワークや在宅の現状、それから将来的に在宅を目指す人のためにその方法を紹介します。
- IT業界のリモートワーク・在宅の現状とは?
- プログラミング未経験でも、在宅で働けるの?
- 将来的に、未経験から在宅を実現する方法は?
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<24年4月:求人倍率は急落に転じる>
24年に入り、日本の雇用環境は急速に悪化し始めています。
転職大手DODAによると、2月の有効求人倍数は『3.22倍→2.67倍』に急落しています。下落に転じた理由は、これまでコロナを理由に転職活動を遅らせてきた人が今年の春採用に向けて遂に動き始めたことに加え、予想外に求人数が前月比で減少したからです。製造業の求人数の減少は、昨年10月から指摘されていました(参考:製造業の新規求人数は大幅減少が続く(2023-10))。
そのため、24年春採用は危機的な状況に陥る可能性が高いです。
日本製造業の不調の原因は、世界経済の需要の急落です。21年9月に中国不動産バブルの崩壊、22年2月はウクライナ紛争で欧州経済が危機に瀕し、24年現在も中東紛争が加わり厳しい状況が続きます。更には、23年まで唯一好調だった米国も、24年には景気後退に突入する可能性が高いです(参考:米国の景気後退が始まる2024年)。
今年の春採用に期待してる人はとても多いが、それでは完全に手遅れですね。
なぜならば、景気後退に陥ると、IT企業は経験者しか採用しないからです。利益が急減する中で、未経験者の教育に費用を使うIT企業はありません。そうなると、次に未経験者が就職するには最低でも4年後です。
そのため、23年に転職を逃した人は、今すぐ行動を開始してください。
世界経済が本格的に悪化すれば、無料スクールの多くも閉鎖します。実際に、コロナによる経済悪化で、スクールの数は激減していますね。プロエンジニアは、24年4月現在も無料を維持してる数少ないスクールです。
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少しでも実務やプログラミング経験がある人は、「マイナビ IT AGENT」でIT求人を探してください。世界経済が悪化する状況では、1日も早く就職先を見つける方が安全です。プログラミングは未経験で就職しても、月20万円の手取りを貰いながら研修や実務で学べます。
IT業界のリモートワーク・在宅の現状とは?
政府から働き方改革が叫ばれるようになり、リモートや在宅、週4日労働など、自由な働き方が社会的に求められています。
そんな中で、IT業界のリモートワークや在宅の現状はどうなのでしょうか?
その1:働き方改革で在宅が増えている
IT業界は、客先に出向して働く客先常駐が主流ですが、以前よりも在宅案件は確実に増えています。その背景としてあるのが次の理由からです。
- 深刻な人材不足のため、労働者に有利な労働環境が提案されている
- 正社員よりも、フリーランスや派遣で働く人の割合が増えている
- 都心は物価が高く、通勤による時間と労力の無駄を省くため
- クラウド(AWS)の普及で、開発環境の構築が以前よりも簡単になった
エンジニアを繋ぎ止めるために、短時間労働や在宅を提案する企業も増えています。
その2:しかし、在宅案件は圧倒的に数が少ない
しかしながら、在宅案件はまだまだ少ないのが現実です。実際にフリーランスを専門に扱う「レバテック」の求人をみても、在宅やリモートを受け入れているのは全体の5%もありません。
在宅が広く普及しない理由は、企業にとって在宅を受け入れるメリットがないからです。
初めて取引をするフリーランスエンジニアに、目の届かない在宅で発注するクライアントはいないからです。情報漏洩やセキュリティのリスクを考えると、たとえフリーランスでもクライアント先に出向する事を求められます。
そのため、企業から案件を得て在宅を実現しているのは、家庭や子育てがある主婦など、通勤できない人に限定されます。
その3:クラウドソーシングでは稼げない
「在宅を実現したいなら、クラウドソーシングを利用すれば良い」と主張する人もいますよね。
しかしながら、現実的にクラウドで生活費を稼ぐのは非常に難しいです。
「クラウドワークス」が公表する数値によると、2016年の10〜12月までに月収20万円以上稼いだのは111人だけです。クラウドワークスの利用者が80万人居るので、その割合はわずか0.01%です。
クラウドが稼げない理由は、原因がはっきりしています。ネット上で不特定対数に依頼する案件はリスクが高く、信用がないだけ単価が限界まで下がるからです。
参考:クラウドソーシングはやっぱり稼げない?|月収20万円超えは0.01%だけ
その4:海外のリモートワーカーは、実はブロガーだった
ネットで在宅を検索すると、ノマドワーカーという言葉が流行り、リモートワークを実現している人がたくさんいるように見えますね。
しかしながら、実際には純粋でプログラミングだけで食べている人はいません。
彼らはプログラミングではなく、ブログ記事で稼いでいます。プログラミングで稼いでいるように振る舞うのは、プログラミングスクールの広告を制約させて、お小遣い稼ぎをしているからです。
テキストに文字を打ち込んでいるだけでも、WEBエンジニアのフリをしています。
プログラミング未経験でも在宅で働けるの?
「未経験からプログラミングスクールでスキルを身につけて、在宅ワークを実現しよう」と主張するネット記事もありますが、未経験で在宅を実現するのは無理です。
その理由は、実務経験がない人材が、目の届かない在宅でひとりで働いても、リスクしかないからです。現実的に、仕事を発注してくれるクライアントは1社もないですよね。
プログラミングスクールを勧める人もいますが、スクールに通学しても実務経験を積めないので、結果は変わりません。
在宅を目指すのであれば、まずはIT企業に正社員で入社して実務経験を積むことを考えましょう。未経験で企業に就職することで、次のメリットがあります。
- 月20万円の給料を貰いながら、プログラミングの勉強ができる
- 給料を貰いながら勉強するので、モチベーションが高い
- 現役SEの先輩社員から、実用的なスキルを教えてもらえる
- 就職した企業に必要なスキルを中心に、重点的に学べる
- 業務時間外には、資格や語学など他の勉強もできる
在宅と同様に、未経験でフリーランスSEになるのも無理ですね。
参考:スクールを卒業してもフリーランスSEには絶対なれない理由
将来的に、在宅を実現する方法とは?
在宅ワークを実現するためには、まずは段階を踏む必要がありますね。正社員で働き2〜3年の経験を積んだら、次の方法を検討してみましょう。
方法1:在宅ワークOKの求人に応募する
在宅を実現するためには、ITを専門にしたフリーランス系の人材紹介会社で、リモートワーク・在宅OKの求人を探しましょう。
フリーランス系の紹介会社は、「レバテックフリーランス」「PE-BANK」「ギークス」があります。ただし、未経験者でフリーランスの案件を紹介してもらうのは、現実的に難しいです。
最低でも、2〜3年のキャリアが必要になります。また、お互いに信頼関係を掴むためにも、1度クライアント先に出向して働く必要もあります。
詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
参考:レバテックフリーランス評価|他社と比較した手数料、求人質、年収
方法2:クラウドソーシングを利用して案件を得る
手っ取り早く在宅を実現したいなら、クラウドソーシングが1番確実な方法です。
クラウドだけで生計を立てるのは難しいので、徐々に収入を多角化する必要がありますね。プログラミングを利用した副業はたくさんあるので、複数の収入源を持つことで生活は安定します。
- プログラミングの塾講師(時給2〜3千円)
- ストアにアプリをリリースする(月額1万円〜)
- クラウドソーシングで開発案件を受注する(月額1〜10万円)
- ブログでIT関連の情報を発信する(月額1〜5万円)
- アフィリエイトでIT系の広告を使う(月額1〜30万円)
方法:プログラミングを利用した副業の稼ぎ方|月1〜30万円を目指す
方法3:勤め先の上司に相談して、在宅を認めてもらう
収入を維持したまま在宅を実現させる1番現実的な方法は、勤め先の上司に直接交渉することです。案件を発注する側とあなたとの間に、すでに信頼関係が築けているので、相手側にメリットがあれば断る理由がないからです。
私は、以前上司と退職交渉をした時に、週3日、リモートでも良いから働いてくれないかと打診されたことがあります。深刻な人材不足を理由に、労働者を繋ぎ止めたいと考えている経営者や役員はたくさんいます。
人材紹介社や不特定多数を相手にしたクラウドで案件を探すよりも、確実に良い条件で在宅を実現できます。
そのためにも、まずはIT企業に就職しなければならないですね。
▼▼IT未経験者の転職に強い大手3社▼▼
- 『マイナビエージェント』業界経験がないIT未経験者に強みがある
- 『ワークポートIT』最短1ヶ月で就職できるが、求人の質は低い
- 『リクルート』求人数は多いが、IT業界に特化していない
※マイナビのプロモーションを含みます。
<24年4月:求人倍率は急落に転じる>
24年に入り、日本の雇用環境は急速に悪化し始めています。
転職大手DODAによると、2月の有効求人倍数は『3.22倍→2.67倍』に急落しています。下落に転じた理由は、これまでコロナを理由に転職活動を遅らせてきた人が今年の春採用に向けて遂に動き始めたことに加え、予想外に求人数が前月比で減少したからです。製造業の求人数の減少は、昨年10月から指摘されていました(参考:製造業の新規求人数は大幅減少が続く(2023-10))。
そのため、24年春採用は危機的な状況に陥る可能性が高いです。
日本製造業の不調の原因は、世界経済の需要の急落です。21年9月に中国不動産バブルの崩壊、22年2月はウクライナ紛争で欧州経済が危機に瀕し、24年現在も中東紛争が加わり厳しい状況が続きます。更には、23年まで唯一好調だった米国も、24年には景気後退に突入する可能性が高いです(参考:米国の景気後退が始まる2024年)。
今年の春採用に期待してる人はとても多いが、それでは完全に手遅れですね。
なぜならば、景気後退に陥ると、IT企業は経験者しか採用しないからです。利益が急減する中で、未経験者の教育に費用を使うIT企業はありません。そうなると、次に未経験者が就職するには最低でも4年後です。
そのため、23年に転職を逃した人は、今すぐに行動を開始してください。
未経験でもIT業界に就職すれば、基礎知識を習得し実務経験を積みながら月20万円以上の手取りを得られます。また、2-3年経験を積み経験者として転職すれば、年収を100万円以上増やせます。
未経験者向けの転職サイトで1番のお勧めは「マイナビ」です。なぜならば、私自身がブラックから脱出し目標だった社内開発に就職できたからです。年収は4年間で300→520万円まで増え、納期月以外は毎日定時に帰宅しています。
公式サイト:マイナビエージェント(無料サービス登録まで3分)
少しでも実務やプログラミング経験がある人は、「マイナビ IT AGENT」から登録してください。PG経験があると紹介できる案件の質が高くなります。
まとめ:未経験から在宅で働きたい
- 働き方改革で在宅ワークは、以前よりも確実に増えている
- しかし、常駐案件と比較して、在宅案件は圧倒的に数が少ない(5%以下)
- クラウドソーシングでは、月20万円稼ぐのは0.01%しかいない
- 海外でリモートワークを実現している人は、ただのブロガーだった
以上の理由から、プログラミング未経験者が在宅を実現するのは、現実的に難しいことがわかりますね。
在宅を目指すのであれば、まずは私たちはIT企業に正社員として入社し、実績を積む必要があります。最低でも2〜3年のキャリアが必要です。
在宅を実現するために、フリーランス専門の紹介会社やクラウドサービスを利用する人がいます。しかし、1番確実な方法は、現職の上司と直接交渉することです。なぜならば、すでに信頼関係が築けているので、在宅にメリットがあれば応じてくれるからです。
あなたの働き方を最もよく知る上司に、在宅を認めてもらえないならば、初めて会うクライアントから、信頼を得るのは100%無理ですよね。
1日も早く行動に移した方が良い理由は?
参考:有効求人倍率とは何?最新状況や計算方法をわかりやすく解説!
2019年の有効求人倍率は、バブル期よりも高い「1.6倍」でした。また、IT業界は特に好調で、転職サイトが公表する転職有効求人倍率は「6.79倍」を記録しています(参考:転職求人倍率レポート)。
業界経験がない未経験者でも、月20万円の給料を貰い研修を受けられたのは、好景気と人材不足に支えられていたからです。未経験で書類を送付しても、大半が採用面接まで駒を進めることができた時代です。
しかしながら、コロナウイルスの影響で、現状は大きく変わりつつあります。
20年3月以降の米国失業保険申請者数は、3月06日累計で「8,063万人」です(参考:新規失業保険申請件数3/06)。リーマンショックでさえ3月の失業者数は80万人でしたが、コロナは1週間で70万人以上が職を失い続けています。
20年10月の有効求人倍率は、1.04倍まで低下しています(参考:10月の完全失業率3.1% 求人倍率は1.04倍)。
このような状況で、未経験者を採用し育てようと考える企業はまずないです。専門学校や40〜60万円の有料スクールを卒業しても就職先はありません。また、企業に人材を紹介する事で成り立っていた「無料スクール」もサービスを停止します。
そのため、コロナが落ち着いてから転職活動を始めるでは遅いです。コロナが落ち着く頃にはすでに経済危機に陥り、企業はもう未経験者の採用を止めているからです。経済が回復し始める6年後には、今度は年齢を理由に未経験で転職できないですよね。
では、有効求人倍率が「0.45倍」になると、どのような状況に陥るでしょうか?
- 大手企業は予算削減で、新規開発案件を次々に中止する
- IT企業は、採用コストが掛かる未経験者の採用を止める
- 専門学校や有料スクールを卒業しても、就職先がない
- 人材紹介で利益を得てる「無料スクール」が終了する
- 転職エージェントに登録しても、未経験者は断られる
- 人件費が安い外国人を採用し、海外でシステムを開発する
- 日本人SEやPGは、国内で開発経験を積めない
- リストラや派遣切りで、専門職以外の失業者が急増する
私たちに残されている時間は、決して多くはないですね。
転職活動に今すぐ必要なものは?
転職活動を開始するに当たって、私たちが必要な準備は何もありません。また、私たちは全てのサービスを無料で利用できます。途中で就職を辞退しても罰金など一切ありません。
履歴書や職務経歴書は、キャリアコンサルタントと面談し転職の意思を固めた後に改めて準備すれば良いですね。面談することで進みたい方向性が決まり、その段階で具体的な準備を始めた方が手戻りが少ないです。
マイナビは、他の転職サイトにはない隠れ優良企業を多数扱います。私が社内開発ができる中小企業に就職できたのはマイナビのおかげです。大手リクナビやDODAだと、求人数が多いが優良企業は少ないのが難点ですね。
- 公式サイトから「無料転職サポート申し込み」を選択する
- 希望勤務地や個人情報を入力する(3分で登録できる)
- 担当者からメールか電話があり、面談日を指定する(平日夜や週末も可)
- 予約した日時に来社し、無料カンセリングを行う(所要時間は40分)
- 仕事が忙しく来社できない場合は、電話でも対応しています
キャリア面談後には、2万件ある求人から条件に合う企業を、20社前後紹介してくれます。紹介される案件に目を向けると「ITの経験がない未経験者でも、必要としてくれる企業がたくさんある」ことに自信を持てますね。
それだけ、IT企業は人材不足に陥っているからです。
もちろん、働きたいと思える企業がなければ、無理に応募する必要はありません。売り手市場なので、私たちが企業を選ぶ立場にありますね。カウンセリング、転職サポートはすべて無料なので、途中で利用を辞めても違約金は一切発生しません。
ただし、キャリア面談は身構える必要はないが、転職活動は慎重に行いましょう。
なぜならば、転職活動は私たちの人生を大きく変える、最初の大きな1歩になるからです。自分自身の内面と深く向き合う事でやりがいのある仕事を見い出し、新しい人生の再スタート切るためにあります。
転職活動で巡り会う会社は、入社するかは別にしてそれぞれ深い意味があります。
私は新しい道を歩み始めたことで、大きく生涯収入を増やすことに成功し、夢だった海外就職も実現できました。もしも、あの時に転職活動しなければ、私の年収は30歳でも300万円のままでした。実際に、8年間働き続けている元同僚の年収は330万円です。
コロナの影響で、労働環境は目まぐるしく変わっています。
22年夏は、おそらく過去10年で最も求人数が多い時期になりました。すでに現時点で、転職サイトの求人数はコロナ前の水準を超えています。ただし、これまでに就職活動を見送っていた人たちも、一斉に動き出すタイミングでもあります。
特に今年は、飲食店や旅行で失業した人たちがIT業界に流れています。
求人数が最も多い冬前に就職するには、遅くても今月中には行動してないと手遅れです。この機会を逃すと労働者の供給過多に陥り、未経験でIT業界に就職するのは難しくなるかもしれません。また、変異株の影響で再びロックダウンに陥る可能性もあります。
22年の秋採用は、最後のチャンスになるかもしれません。登録に必要な項目は少ないので、通勤中にスマホからでも簡単に面談を予約できます。
会員登録と面談の日程調整、それから面談して求人を紹介してもらうのは、全ての工程で1時間も掛かりません。後からキャンセルもできるので、会員登録だけでも先に終わらせた方が良いですね。登録フォームは3分で埋められます。
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