クラウドソーシングはやっぱり稼げない?|月収20万円超えは0.01%だけ

インターネットを見ていると、次の2つの意見に綺麗に分かれますよね。

  • 「クラウドソーシングで、月に20万円以上稼ぐのは難しくない」
  • 「クラウドソーシングは、絶対に稼げないから利用してはいけない」

結局稼げるのか稼げないのかどっちなの?」て疑問に思う人も少なくないですよね。

結論からいうと、クラウドソーシングは稼ぎやすいのは間違いありません。ただし、お小遣い程度の小額なら稼げますが、これからSEを目指す人が効率良く稼ぐのに適した方法ではありませんもっと現実的に稼げる方法は他にいくらでもあります。

不特定対数の人に依頼する案件はリスクが高く、信用がないだけ単価が限界まで下がるからです。

「クラウドワークス」が公表する数値によると、月収20万円超えのワーカーはわずか111人だけです。全体の割合でいうと、0.01%しかありません。他に収入源がある人もいると思いますが、それでも少ないですよね。

クラウドソーシングは発注する人たち(企業や起業家)のために作られたサービスなので、労働者(ITエンジニア)向けではないですね。

クラウドソーシングを勧めている人は、エンジニアではなくただのフリーランスが多いです。もっというと、クラウドソーシングの広告を貼って、お小遣い稼ぎがしたいブロガーだけです。

ここでは、なぜクラウドソーシングは稼げないのか、その理由を具体的な例とともに紹介します。

クラウドソーシングを利用したい人向け
  1. 未経験でも、クラウドソーシングの案件を受注できるの?
  2. クラウドソーシングを利用するメリットとデメリットは?
  3. 現役SEから見た、クラウドソーシングの3つの問題点は?

▼▼IT未経験者の転職に強い大手3社▼▼

  1. マイナビエージェント業界経験がないIT未経験者に強みがある
  2. 『ワークポートIT最短1ヶ月で就職できるが、求人の質は低い
  3. 『リクルート求人数は多いが、IT業界に特化していない

※マイナビのプロモーションを含みます。

<24年4月:求人倍率は急落に転じる

参考:求人数は微減し、転職希望者数が増加(2024年2月)

24年に入り、日本の雇用環境は急速に悪化し始めています

転職大手DODAによると、2月の有効求人倍数は『3.22倍→2.67倍』に急落しています。下落に転じた理由は、これまでコロナを理由に転職活動を遅らせてきた人が今年の春採用に向けて遂に動き始めたことに加え、予想外に求人数が前月比で減少したからです。製造業の求人数の減少は、昨年10月から指摘されていました(参考:製造業の新規求人数は大幅減少が続く(2023-10))。

そのため、24年春採用は危機的な状況に陥る可能性が高いです。

日本製造業の不調の原因は、世界経済の需要の急落です。21年9月に中国不動産バブルの崩壊、22年2月はウクライナ紛争で欧州経済が危機に瀕し、24年現在も中東紛争が加わり厳しい状況が続きます。更には、23年まで唯一好調だった米国も、24年には景気後退に突入する可能性が高いです(参考:米国の景気後退が始まる2024年)。

今年の春採用に期待してる人はとても多いが、それでは完全に手遅れですね。

なぜならば、景気後退に陥ると、IT企業は経験者しか採用しないからです。利益が急減する中で、未経験者の教育に費用を使うIT企業はありません。そうなると、次に未経験者が就職するには最低でも4年後です。

そのため、23年に転職を逃した人は、今すぐに行動を開始してください

未経験でもIT業界に就職すれば、基礎知識を習得し実務経験を積みながら月20万円以上の手取りを得られます。また、2-3年経験を積み経験者として転職すれば、年収を100万円以上増やせます。

未経験者向けの転職サイトで1番のお勧めは「マイナビ」です。なぜならば、私自身がブラックから脱出し目標だった社内開発に就職できたからです。年収は4年間で300→520万円まで増え、納期月以外は毎日定時に帰宅しています。

公式サイト:マイナビエージェント無料サービス登録まで3分

少しでも実務やプログラミング経験がある人は、「マイナビ IT AGENT」から登録してください。PG経験があると紹介できる案件の質が高くなります。

クラウドソーシングの仕事内容は?

まずは、クラウドソーシングについて基本的な事をみていきましょう。

その1:クラウドソーシングとは?

クラウドソーシングとは、オンライン上で不特定多数の人に業務を発注できる仕組みの事を指します。依頼する側のメリットは労働力が必要な時に都合良く依頼できること。労働者のメリットは、働きたい時に在宅ワークで作業ができることですね。

クラウドソーシングの国内大手のサイトは2つあります。ひとつは、依頼総額が780億円を超える「ランサーズ」、もうひとつは会員数が80万人を超える「クラウドワークス」です。

その2:具体的な仕事内容は?

クラウドソーシングには、具体的には次の案件があります。

  1. システム開発・運用(Web・システム・スマホアプリ開発)
  2. Web制作・Webデザイン(ウェブサイト制作)
  3. デザイン制作(ログ・イラスト・看板)
  4. ライティング・ネーミング
  5. タスク作業(データ作成・テキスト入力)
  6. マルチメディア(動画・写真)
  7. 翻訳・通訳サービス(英語・中国語等)
  8. ビジネス・事務・専門(企画・リサーチ)

エンジニア、デザイナー、ライター向けの案件が多いですね。

その3:案件の受注方法は?

「ランサーズ」の案件の受注方法を紹介します。

  1. 公式サイトから会員登録をする
  2. サイトにログインし「Web・システム開発」を選択する
  3. 300件以上表示される案件から、働きたい仕事を選択する
  4. 「提案する」を選択すると、発注した側が応募者のプロフィールをみて依頼するか決定する

基本的には、これだけで案件を獲得できます。

仕事の進め方は案件次第ですが、発注側と連絡先を交換して自由に行われます。支払いは、ランサーズを通じて行われるので、直接金銭のやり取りは発生しません(ただし手数料は5〜20%掛かる)。

フリーランスが簡単に仕事を獲得できる素晴らしい仕組みですよね。

その4:未経験でも案件を受注できるの?

エンジニア未経験でも、クラウドソーシングで仕事を請けられるのか?」という質問をよく受けます。

案件を遂行できるスキルさえあれば、業界経験がないSEでも十分に可能です。仕事を依頼する側が決定権を持つので、発注者次第ですね。

Web・システム開発の案件を見ると、「簡単なツールの作成」「エクセルのマクロ作成」「生産管理システムの調査」など、単価5〜10万円の簡単な仕事もあります。プログラミングの基礎知識があれば、1人でも完結できるレベルです。

その5:クラウドソーシングは結局稼げるの?

参考:クラウドワークス2016年9月期決算資料

「クラウドワークス」が公表する数値によると、2016年の10〜12月までの間に月収20万円以上稼いだのは111人だけです。クラウドワークスの利用者が80万人居るので、その割合はわずか0.01%です。

現実的にクラウドワークスで生計を立てるのは難しいことがわかりますよね。月に20万円以上稼ぐユーザーの割合は次になります。

  • ITエンジニア:38.3%
  • web制作:27.7%
  • デザイナー:23.7%
  • ライター:3.6%

クラウドソーシングを利用するメリットとデメリット

冒頭で紹介した通り、クラウドソーシングを進める人と反対する人で意見がハッキリと別れます。

その理由は、メリットとデメリットがハッキリと別れるからです。

クラウドのメリットとデメリットの比較表

メリット デメリット
依頼者
  1. 必要な時に、必要なだけ案件を安く発注できる
  2. システムやツールの開発を効率良く外部に外注できる
  3. 不特定多数に発注する事で、制作費用を大幅に抑えられる
  1. 不特定多数に依頼するため、信頼関係がなく失敗する確率が高い
  2. コミュニュケーションの疎通が難しい
  3. 期待通り、予定通りに仕事ができる人材が少ない
労働者
  1. 自由に好きな仕事を選択でき、好きな時間に働ける
  2. リモートワーク(在宅)で働ける
  3. 自分を売り込むための営業をしなくて良い
  4. 打ち合わせの手間や交通費が掛からない
  5. 専門スキルを活かした仕事を受注できる
  1. 依頼者は低コストだが、相場は驚くほど低い
  2. 依頼する側は、ITの知識がないので適正価格を知らない
  3. 納品後に修正が発生するなど、予定外の工数が発生する

クラウドワークスのデメリットとは?

デメリットをまとめると、次の問題があることがわかります。

  1. 依頼者は、不特定多数に依頼できるが、信用がないため失敗するリスクが高い
  2. 依頼者は、期待通りに作業してくれる優秀な人材を探すのが難しい
  3. 労働者は、好きな仕事を選択できるが、適正価格とかけ離れた額で受注する
  4. 労働者は、納品後に手直しが必要になるなど、予想外に工数がかさむ

クラウドワークスは、ネットを利用して不特定多数に依頼できるのが強みです。しかしながら、信頼関係がない者同士が契約することで、かえって失敗するリスクが高くなります。

発注する側は失敗したくないので慎重になり、より少ない金額で発注します。仕事を請ける側は単価が低いことに不満をもち、少ない労力、少ない時間で仕事を終わらせようとしますね

SEから見たクラウドソーシングの3つの問題点

では、実際にどのような問題が発生するのか見ていきましょう。

その1:ITの素人が発注するため適正価格ではない

現役のエンジニアが見ると、案件一覧の仕事内容と価格設定にびっくりします。

公式サイト:ランサーズ

例えば、クラウドソーシングの中では高収入の案件ですが、マッチングサイトやスマホアプリの開発費用で単価が100〜300万円です。

案件の概要です。

開発言語やフレームワークは未定、つまり依頼された側が全て設計することになります。制作する機能は挙げられているものだけで次のものがありますね。

  1. 外観(デザイン)
  2. マッチングの主要機能
  3. マッチング利用状況の管理機能
  4. システムやサーバーの使用権限の譲歩

この開発案件で、100〜300万円の受注額は高いと思いますか?それとも安いと思いますか?」

IT企業にマッチングサイトやスマホアプリを依頼した場合、どれだけ少なく見積もっても1〜3千万円の費用になります

100〜300万円と言うと、1人のエンジニアが2〜4ヶ月働いた時の単価です。

開発環境の選定から始まり、環境構築、デザイン設計、要件定義、基本設計、開発、評価、運用を開始してからのメンテナンス。ひとりで開発を始めて、2〜4ヶ月で完成させるのは現実的に不可能ですよね。

現実の世界でシステム開発の経験があるSEなら、驚くような価格設定です。

このようにクラウドソーシングには、適正価格の桁がひとつ違う案件が大量にあります。発注する側は希望価格で発注しますが、適正価格とは大きな乖離があります。

この案件はまだマシな方で、ホームページの製作で50万円と記載されているものもあります。

その2:納品後の修正や改修作業が多すぎる

ネットでやり取りしただけで、期待するアプリやシステムが出来上がることありません。

クラウドソーシングを利用する初心者は、5〜15万円の子規模な案件からスタートします。エクセルのマクロ作成や、Googleや楽天のAPIをコールする簡単なツール、ホームページの改修や修正などですね。

しかしながら、簡単なツールやアプリでも改修作業は必ず発生します。

子規模な案件を数件受注しただけで、修正や改修作業に追われ、賃金が発生しない作業に膨大な時間を浪費します。

その3:マージン取りの業者が多数紛れ込んでいる

ランサーズの案件を見ていると、月50〜70万円の固定収入で週5日労働の案件も多数あります。

案件の詳細を見ると、クライアント先に常駐して働く仕事ですね。このような週5で派遣がする仕事をランサーズで募集する事自体に違和感を感じます。

これは、IT業界では「客先常駐」と呼ばれる仕事です。彼らは元請けから単価80万円で受注した案件を、左から右に流す事で20〜30万円のマージンを得ます。IT業界では「サヤ取りビジネス」と呼ばれます。

労働者を獲得するために、月50〜70万円と記載していますが、実際には40万円が支払われたら良い方ですね。ネットで不特定多数に発注して、これだけ支払える会社はないので。

クラウドソーシングを過去に利用した感想

IT関連の仕事ではないですが、私はランサーズを使い仕事を発注した事があります

依頼した案件は、ブログ記事の体験談です。2000文字前後で500円、1文字あたり0.4円なのでかなり安価な案件ですね。

記載してほしい項目を段落ごとに指定したのですが、納品された記事には希望する記載が一切なく、ただ文字数を埋めるために書かれた文章が送られてきました。500円で発注した私にも問題がありますが、クラウドソーシングの闇の部分を知るには十分な投資でした。

発注を依頼する側は、リスクがあるので少ない価格設定します。受注する側は、少ない労力で最低限の仕事しかしません。お互い信頼関係がない以上は、このような結果に落ち着きます。

ライティングでさえこのレベルなので、システム開発だとさらに悲惨ですね。

SEが効率良く収入を得る方法は?

クラウドソーシングのデメリットを考えると、システムエンジニアが利用するメリットは特にないですね。

クラウドソーシングで地道に案件をこなし、信用を付ければ単価が上がると主張する人もいます。しかし、効率良くお金を稼ぐ方法は他にもたくさんありますよね。わざわざ不特定多数・低品質のプラットフォームで仕事を請ける必要はありません。

例えば、次の方法でお金を稼ぐ方法もあります。

  1. 本業の収入を増やすために技術の勉強をする(年収は600万円以上
  2. フリーランス専門のエージェントを利用する(月収は80万円以上
  3. 本業の仕事をしながら、ネットビジネスで収入を得る(本業以外に月に10万円以上
  4. 本業の仕事をしながら、製作したアプリをストアにリリースする

選択肢がたくさんある中で、あえてクラウドソーシングを選択する必要はありません。

クラウドソーシングを利用して生計を立てるよりも、プログラミングスキルを身につけてフリーランスで働いた方が確実に収入は得られます。フリーランス専門のエージェントを利用して仕事を紹介してもらうと、単価は80〜120万円です。

リスクが高いランサーズの案件よりも、確実に稼げますよね。

クラウドソーシングは、英語圏の人たちが、同じ英語圏の発展途上国(インドやフィリピン)に仕事を発注するために作られたシステムです。そのため、日本人同士が利用しても大きなメリットはありません。

▼▼諦めなければ必ず目標は実現できる▼▼

私は多くのIT未経験者にSEを目指して欲しいと思っています。

なぜならば、職歴や学歴が重視されず正しい努力ができる人材であれば、必ず道が開かれる業界だからです。もちろん、未経験者はブラックに入社するリスクは否定しません

私が1社目に入社した先はブラックでした。夜の10時過ぎまで働くも残業代は1円も支給されず、時給に換算すると700円以下です。身体は疲れているのに、布団に入ると将来が不安で夜も眠れません

ある仕事帰りの電車の中、窓に映った惨めな自分の姿を目にします家事と仕事を両立し苦労して育ててくれた母親のことを思うと、自然と目から涙がこぼれ落ちました。しかしながら、それでも行動に移す勇気がなく、転職できずに3年が経ちます。

働くためだけに社会から生かされている生活に嫌気が指していた時に、知人から転職エージェントを紹介されました。転職に前向きになれないながらも、半ば強制的に就職活動が始まります。

その2ヶ月後に社内開発できる企業に就職し、私の人生は大きく変わりました。社内開発できる企業に入社後、転職してから4年後には年収500万円を超えました。決して大きな成功ではないが、家族にも恵まれ今は毎日幸せを感じています。

この知人のおかげで、自分を信じて行動すれば、必ず良い方向に進むことを知ります。未来は自分が思い描く事しか実現されないので、いま行動しなければ一生変わらないですよね

私が転職を勧める理由は、1人でも多くブラックで苦しむ人を減らしたいからです。ブラックで働く人材がいなくなれば、ブラック企業は潰れるしかないですね

ブラックから転職して変わったことは...
  1. 右肩上がりに昇給し、4年で300万円から520万円に増えた
  2. 納期がない月は、毎日定時に帰宅できた(月の残業は20時間
  3. 転職市場で査定してもらうと、+50〜100万円で掲示される
  4. 社内で開発経験を積み「海外勤務」と「海外出張」を経験できた
  5. 平日の夜も、家族や知人と食事や趣味を楽しむ事ができる
  6. 社内開発で経験を積み、倒産やリストラが怖くなくなった
  7. ITスキルの他に、後輩の教育やマネジメントも経験できた
  8. 毎朝眼が覚める度に、気持ち良く布団から出られる
  9. 家族にも恵まれ、大切にしたい人のために働ける喜びを知れた

個人的に1番のお勧めは「マイナビ」です。なぜならば、私自身がマイナビを利用する事でブラック企業を脱出できたからです。マイナビは親切な担当者が多く、業界経験がない未経験者にも丁寧な対応をしてくれます

コロナの影響で電話メール中心で転職活動の支援をしています

公式サイト:マイナビエージェント(無料サービス登録まで3分)

まとめ:クラウドソーシングは結局稼げないの

クラウドソーシングのデメリット
  1. 依頼者は、不特定多数に依頼できるが、信用がないため失敗するリスクが高い
  2. 依頼者は、期待通りに作業してくれる優秀な人材を探すのが難しい
  3. 労働者は、好きな仕事を選択できるが、適正価格とかけ離れた額で受注する
  4. 労働者は、納品後に手直しが必要になるなど、予想外に工数がかさむ

クラウドソーシングに関しては、ネット上でも賛否両論があります。

私の意見は、少なくともIT関連の案件ではデメリットしかありません。サイト制作が100万円で投稿されていますが、IT企業に依頼したら千万円を超える案件ばかりだからです。

システム開発は、発注者が期待するほど簡単ではありません。

私たちエンジニアは、開発環境の選定、事前に必要な市場調査、開発環境の構築、クライアントから要件定義を聞き、設計、開発、評価、運用と進めます。これは、簡単なツールを製作した場合でも同じですね。

クラウドワークスが公表する数値を見てわかる通り、月収20万円を超えるワーカーは111人しかいません。お小遣い稼ぎ程度ならいいですが、これだけで生計を立てるのは無理ですね。はっきり言って、エンジニアが利用するメリットは何もありません。

他に稼ぎやすい仕事はいくらでもありますね。

1日も早く行動に移した方が良い理由は?

参考:有効求人倍率とは何?最新状況や計算方法をわかりやすく解説!

2019年の有効求人倍率は、バブル期よりも高い「1.6倍」でした。また、IT業界は特に好調で、転職サイトが公表する転職有効求人倍率は「6.79倍」を記録しています(参考:転職求人倍率レポート)。

業界経験がない未経験者でも、月20万円の給料を貰い研修を受けられたのは、好景気と人材不足に支えられていたからです未経験で書類を送付しても、大半が採用面接まで駒を進めることができた時代です。

しかしながら、コロナウイルスの影響で、現状は大きく変わりつつあります。

20年3月以降の米国失業保険申請者数は、3月06日累計で「8,063万人」です(参考:新規失業保険申請件数3/06)。リーマンショックでさえ3月の失業者数は80万人でしたが、コロナは1週間で70万人以上が職を失い続けています。

20年10月の有効求人倍率は、1.04倍まで低下しています(参考:10月の完全失業率3.1% 求人倍率は1.04倍)。

このような状況で、未経験者を採用し育てようと考える企業はまずないです。専門学校や40〜60万円の有料スクールを卒業しても就職先はありません。また、企業に人材を紹介する事で成り立っていた「無料スクール」もサービスを停止します

そのため、コロナが落ち着いてから転職活動を始めるでは遅いです。コロナが落ち着く頃にはすでに経済危機に陥り、企業はもう未経験者の採用を止めているからです経済が回復し始める6年後には、今度は年齢を理由に未経験で転職できないですよね。

では、有効求人倍率が「0.45倍」になると、どのような状況に陥るでしょうか?

有効求人倍率が0.45倍に陥ると...
  1. 大手企業は予算削減で、新規開発案件を次々に中止する
  2. IT企業は、採用コストが掛かる未経験者の採用を止める
  3. 専門学校や有料スクールを卒業しても、就職先がない
  4. 人材紹介で利益を得てる「無料スクール」が終了する
  5. 転職エージェントに登録しても、未経験者は断られる
  6. 人件費が安い外国人を採用し、海外でシステムを開発する
  7. 日本人SEやPGは、国内で開発経験を積めない
  8. リストラや派遣切りで、専門職以外の失業者が急増する

私たちに残されている時間は、決して多くはないですね。

転職活動に今すぐ必要なものは?

転職活動を開始するに当たって、私たちが必要な準備は何もありません。また、私たちは全てのサービスを無料で利用できます。途中で就職を辞退しても罰金など一切ありません。

履歴書や職務経歴書は、キャリアコンサルタントと面談し転職の意思を固めた後に改めて準備すれば良いですね。面談することで進みたい方向性が決まり、その段階で具体的な準備を始めた方が手戻りが少ないです。

マイナビは、他の転職サイトにはない隠れ優良企業を多数扱います。私が社内開発ができる中小企業に就職できたのはマイナビのおかげです。大手リクナビやDODAだと、求人数が多いが優良企業は少ないのが難点ですね。

登録から面談までの流れ
  1. 公式サイトから「無料転職サポート申し込み」を選択する
  2. 希望勤務地や個人情報を入力する(3分で登録できる
  3. 担当者からメールか電話があり、面談日を指定する(平日夜や週末も可)
  4. 予約した日時に来社し、無料カンセリングを行う(所要時間は40分)
  5. 仕事が忙しく来社できない場合は、電話でも対応しています

キャリア面談後には、2万件ある求人から条件に合う企業を、20社前後紹介してくれます。紹介される案件に目を向けると「ITの経験がない未経験者でも、必要としてくれる企業がたくさんある」ことに自信を持てますね。

それだけ、IT企業は人材不足に陥っているからです。

もちろん、働きたいと思える企業がなければ、無理に応募する必要はありません。売り手市場なので、私たちが企業を選ぶ立場にありますねカウンセリング、転職サポートはすべて無料なので、途中で利用を辞めても違約金は一切発生しません。

ただし、キャリア面談は身構える必要はないが、転職活動は慎重に行いましょう。

なぜならば、転職活動は私たちの人生を大きく変える、最初の大きな1歩になるからです。自分自身の内面と深く向き合う事でやりがいのある仕事を見い出し、新しい人生の再スタート切るためにあります。

転職活動で巡り会う会社は、入社するかは別にしてそれぞれ深い意味があります。

私は新しい道を歩み始めたことで、大きく生涯収入を増やすことに成功し、夢だった海外就職も実現できました。もしも、あの時に転職活動しなければ、私の年収は30歳でも300万円のままでした実際に、8年間働き続けている元同僚の年収は330万円です。

コロナの影響で、労働環境は目まぐるしく変わっています。

22年夏は、おそらく過去10年で最も求人数が多い時期になりました。すでに現時点で、転職サイトの求人数はコロナ前の水準を超えています。ただし、これまでに就職活動を見送っていた人たちも、一斉に動き出すタイミングでもあります。

特に今年は、飲食店や旅行で失業した人たちがIT業界に流れています。

求人数が最も多い冬前に就職するには、遅くても今月中には行動してないと手遅れです。この機会を逃すと労働者の供給過多に陥り、未経験でIT業界に就職するのは難しくなるかもしれません。また、変異株の影響で再びロックダウンに陥る可能性もあります。

22年の秋採用は、最後のチャンスになるかもしれません。登録に必要な項目は少ないので、通勤中にスマホからでも簡単に面談を予約できます。

会員登録と面談の日程調整、それから面談して求人を紹介してもらうのは、全ての工程で1時間も掛かりません後からキャンセルもできるので、会員登録だけでも先に終わらせた方が良いですね。登録フォームは3分で埋められます

私自身が4年前に、ブラックを脱出できたのでマイナビが1番のお勧めです。

コロナの影響で電話メール中心で転職活動の支援をしています

公式サイト:マイナビエージェント(無料サービス登録まで3分)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください