プログラミングを学べば高収入を得られると言われる一方で、3K(給料が安い、帰れない、汚い)と言われ、低収入で働くエンジニアもたくさんいます。
私たちは、プログラミングを学べば本当に稼げるのでしょうか?
- 「プログラミングを学べば、必ず稼げるというのは本当?」
- 「プログラミングを学んだのに、なぜブラック企業で働くSEがいるの?」
- 「クラウドで簡単に稼げるなら、どうして皆オフィスに出社するの?」
結論から伝えると、プログラミングを学んだからといって、必ず稼げるとは限りません。むしろ、多くの人はエンジニアになる前に挫折するか、ブラックに就職して稼げないまま業界を去ります。
私はブラック企業で3年間働いた経験があります。この時は、プログラミングを学んでも稼げない職業だとずっと思ってました。なぜならば、同じような境遇で働くSEを何百人もみていたからです。
その後、転職を機にブラックを脱出し、稼げる仕事だと考え方が変わりました。
ここでは、プログラミングが稼げないと言われる理由、それから稼げると言われる理由、両方の視点から紹介します。
現在はキャリア10年目に差し掛かり、月に10万円の副収入を得ながら、給与が年収500万円の会社で働いています。もしも、ブラックで働き続けていたら、30歳でも年収は300万円のままだし、副業する時間もありませんでした。
- プログラミングが、稼げると言われる理由は?
- プログラミングが、稼げないと言われる理由は?
- プログラミングを、挫折せずに学ぶ方法は?
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<24年4月:求人倍率は急落に転じる>
24年に入り、日本の雇用環境は急速に悪化し始めています。
転職大手DODAによると、2月の有効求人倍数は『3.22倍→2.67倍』に急落しています。下落に転じた理由は、これまでコロナを理由に転職活動を遅らせてきた人が今年の春採用に向けて遂に動き始めたことに加え、予想外に求人数が前月比で減少したからです。製造業の求人数の減少は、昨年10月から指摘されていました(参考:製造業の新規求人数は大幅減少が続く(2023-10))。
そのため、24年春採用は危機的な状況に陥る可能性が高いです。
日本製造業の不調の原因は、世界経済の需要の急落です。21年9月に中国不動産バブルの崩壊、22年2月はウクライナ紛争で欧州経済が危機に瀕し、24年現在も中東紛争が加わり厳しい状況が続きます。更には、23年まで唯一好調だった米国も、24年には景気後退に突入する可能性が高いです(参考:米国の景気後退が始まる2024年)。
今年の春採用に期待してる人はとても多いが、それでは完全に手遅れですね。
なぜならば、景気後退に陥ると、IT企業は経験者しか採用しないからです。利益が急減する中で、未経験者の教育に費用を使うIT企業はありません。そうなると、次に未経験者が就職するには最低でも4年後です。
そのため、23年に転職を逃した人は、今すぐ行動を開始してください。
世界経済が本格的に悪化すれば、無料スクールの多くも閉鎖します。実際に、コロナによる経済悪化で、スクールの数は激減していますね。プロエンジニアは、24年4月現在も無料を維持してる数少ないスクールです。
公式サイト:『プロエンジニア』(無料相談の登録まで30秒)
少しでも実務やプログラミング経験がある人は、「マイナビ IT AGENT」でIT求人を探してください。世界経済が悪化する状況では、1日も早く就職先を見つける方が安全です。プログラミングは未経験で就職しても、月20万円の手取りを貰いながら研修や実務で学べます。
記事の内容を簡単に知りたい
プログラミングが稼げないと言われる理由は?
転職サイトやプログラミングスクールの広告を見ると、「プログラミングを学べば誰でも高収入を得られる」ような書き方をされていますね。しかしながら実際には、プログラミングを学ぶだけで稼ぐのは難しいです。
その理由をここで紹介します。
その1:プログラマーの市場価値は低い
プログラミングできるだけの人材は、市場価値が低いです。
IT業界で市場価値が高い人材は、ITスキルを活用してクライアント(ユーザー)が抱えるビジネス上の課題を把握し、解決策を提案し改善できる人材です。
プログラミングの知識は、顧客の課題を解決するための手段にしか過ぎません。ネットのブログ記事やスクールが語るように、「プログラミングができれば高収入が得られる」は間違いですね。
日本のIT業界では、プログラミングの専門スキルだけで、生活できる人材は限られます。
その2:未経験者は高確率でブラックに入社する
「専門職だから、IT企業に就職すれば高収入を得られる」と語る人もいますね。
しかしながら現実は違いますよね。多くの未経験者はブラックに入社し、年収300万円、手取り18万円以下で働きます。経験者ほど労働条件が良い企業に就職するので、未経験者の選択肢は限られます。
100%ブラックで働くわけではないが、不利なのは間違いないですね。未経験者は高い確率でブラックに入社します。
- IT業界全体のブラック率 → 1〜2割
- ネット媒体の未経験歓迎のブラック率 → 7〜9割
- 転職サイトが紹介する未経験者OKのブラック率 → 5〜7割
参考:未経験歓迎のSE求人はやっぱり危険?|ブラック率は7〜9割
その3:ブラック地獄から抜け出せない
「運悪くブラックに入社したら、すぐに転職すればいい」と考える人も多いですよね。しかしながら、1度ブラックに入社したら、抜け出すのは簡単ではありません。
なぜならば、負のサイクルに陥るからです。
- 環境構築や評価など、雑用業務が多く開発経験を積めない
- 長時間労働で、スキル習得や転職のための時間を確保できない
- 転職市場で経歴が評価されず、同じようなブラックからしか内定を得られない
私はブラックから脱出できず、3年間も人生の貴重な時間を無駄にしました。開発経験を積まないと転職市場で評価されないが、運用保守や評価ばかりで経験を積めなかったからです。
その4:客先常駐だと給料が増えない
IT業界の大半は、クライアント先に毎日出向する「客先常駐」という働き方が一般的です。客先常駐は、労働力を外部にアウトソースし、時間当たりで報酬を得ます。そのため、肉体労働の作業員と同様に、経験とともに給料は増えません。
また、労働力を外部に提供するだけなら、他社と差別化できる要素がないため、給料は限界値まで下がりますね。稼げるエンジニアになるためには、社内開発を目指す必要があります。
参考:【客先常駐を避けたい】未経験から自社開発を目指す4つの方法
その5:プログラミングを学んでもブラックに入社する
ブラックを確実に避けるために、スクールでプログラミングを勉強してから就職する人もいます。しかしながら、スクールで学ぶだけでは業務経験は積めないので、転職市場では業務経験がない未経験者と同じ扱いです。
未経験者でも、ブラックを避けるのは次の条件が必要です。
- 独学やスクールで、完成度の高いオリジナルアプリを製作する
- ブラック企業を見分ける正しい知識を持つこと
- 優良企業に好まれる、自己PRや志望動機が書ける人
参考:IT未経験でもホワイトに就職したい|確実にブラックを避ける方法
その6:クラウドワークスは月20万円も稼げない
「プログラミングを身につけて、クラウドを利用して自由に働こう」という風潮があります。しかしながら、この方法で生計を立てるのも現実的ではありません。
「クラウドワークス」が公表する数値によると、2016年の10〜12月までに月収20万円以上稼いだのは111人だけです。クラウドワークスの利用者が80万人居るので、その割合はわずか0.01%です。
クラウドが稼げない理由は、原因がはっきりしています。ネット上で不特定対数に依頼する案件はリスクが高く、信用がないだけ単価が限界まで下がるからです。
参考:クラウドソーシングはやっぱり稼げない?|月収20万円超えは0.01%だけ
その7:海外ノマドワーカーは、スクール詐欺をしている
「海外を旅しながら、プログラミングは確実に稼げる」と主張するブログ記事が最近増えていますね。しかしながら、彼らは実はプログラマーではありません。
プログラマーではないのに、プログラマーであるように振る舞うのは理由があります。プログラミングスクールの広告を貼り、おこずかい稼ぎをしたいからです。
プログラマーとして働くのであれば、ネットが快適な環境で、デスクトップを利用できる社内や自宅で働いた方が良いですね。オフィスで働けば2時間で終わる作業を、外に出ることで倍以上の時間を余分に消費します。
旅しながら、プログラマーで働くメリットは実は何もありません。同じ理由で、未経験からフリーランスになるのも無理です。
参考:未経験からSEに就職してフリーランスになれる?|現実は難しい
プログラミングが稼げると言われる理由は?
プログラミングができると高収入を得られると言う人もたくさんいます。
その理由は、IT企業に就職し実績を積むことで、経験値が増えるからですね。私は以前はプロラミングを勉強しても稼げないと思っていましたが、ブラックを辞めて普通の企業に就職したことで考え方が変わりました。
プログラミングを学べば、稼げると言われるのは次の理由からです。
その1:ブラックを避ければ30歳で年収は500万円
私が1社目で入社した企業は、社員を客先に常駐させるだけのブラック企業でした。ブラックでは、月曜から金曜まで夜の11時まで働いても、ずっと給料は低いままでした。
手取り月給は18万円、年収は300〜330万円、時間給にするとコンビニアルバイト並みの給与でした。そこから、社内開発できるIT企業に転職し、状況は次のように変わります。
- 給料が右肩上がりで増えた(4年後に300→520万円)
- 自分の仕事が終わったら定時に帰れる(拘束時間15時間→9時間)
- 開発スキルが向上して転職先に困らなくなった(+50〜100万円で掲示)
ブラックさえ避けられれば、30歳で年収500万円を超えるのは難しくありません。
その2:経験年数とともに給与は増える
参考:30代前半(30~35歳)・ソフト系の平均年収は525万円(Tech総研)
Tech総研の調査結果によると、30代前半のソフト系エンジニアの平均年収は525万円。厚生労働省が公表する数値では、システムエンジニアの平均年収は547万円ですね(平成28年 賃金構造基本統計調査)。
IT業界では、経験年数とともに確実に給料が増えます。高収入を得るために、業界経験は最低でも3年は必要だと考えましょう。
参考:SE1年目でも本当に高収入が得られるの?|606万円は嘘だよね?
その3:希少価値が高いエンジニアは高給
私たちエンジニアの給料は希少価値で決まりますね。需要が高く、供給が少ない分野では、SEの給料は桁が違いますね。現在であれば、最先端技術(人工知能、クラウド、IoT)ができるエンジニアの需要は高いです。
たとえば、新潟県長岡市にある株式会社AIUEO(エーアイユーイーオー)で、深層学習エンジニアに年収1500万円の求人を出したことで注目を集めました(地方で人工知能開発拠点を創業する条件)。
それくらい、最先端技術ができるSEの需要が高いことがわかりますね。年収が1000万円を超える業種は限られています。
参考:未経験でも本当に高収入が得られるの?|年収600万円を狙う方法
その4:経験を積んだらフリーランスになれる
正社員SEからフリーランスに転向すると、リスクが高くなる分給料も高くなります。
たとえば、年収400万円の正社員でも、フリーランスに転向すると月60〜80万円得られます。フリーになると収入が大幅に伸びる理由は、低マージンで企業と直接契約を結べるからです。
- IT企業の客先常駐のマージン率:40%
- 派遣会社経由の派遣社員のマージン率:20〜30%
- フリーランスのマージン率:8〜10%
未経験でフリーランスになるのは難しいです。しかし、将来的にフリーランスに転向することは可能ですね。ただし、デメリットは社会的な信用が低下すること、それから給料が発生しない月があるなど、収入が不安定になることです。
フリーランスについて詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
参考:レバテックフリーランス評価|他社と比較した手数料、求人質、年収
その5:本業と副業を両立しやすい
プログラミングができると、スキルを活かして副業で稼ぎ易いですね。代表的な副業を挙げると次のものがあります。
- プログラミングの塾講師(時給2〜3千円)
- ストアにアプリをリリースする(月額1万円〜)
- クラウドソーシングで開発案件を受注する(月額1〜10万円)
- ブログでIT関連の情報を発信する(月額1〜5万円)
- アフィリエイトでIT系の広告を使う(月額1〜30万円)
私はエンジニアで働きながらも、ネットとパソコンだけでできる副業を始めました。紆余曲折ありながらトライし続けていますが、いまでは月に10万円の収入があります。
他の職種と比較して、副業で稼ぎ易いのは間違いないですね。
参考:プログラミングを利用した副業の稼ぎ方|月1〜30万円を目指す
プログラミングを挫折せずに学ぶためには?
プログラミングは、最も挫折が高い習い事と言われています。3ヶ月以内に挫折する確率は90%を超えます。では、挫折しないでスキルを習得するために、私たちはどうすれば良いのでしょうか。
その1:ネット動画を参考に独学で学ぶ
プログラミングを学ぶ際には、まずは独学で学ぶことを最初に考えましょう。お金を出せば有料サービスやプログラミングスクールで教えてもらえますが、自分で悩んで考える時間が1番大切だからです。
自分で学ぶ意思が弱い人は、プログラマーには向いていません。独学の最大のメリットは、少ない初期費用で学べることです。
段階ごとにステップを踏むのが良いですね。
- ステップ1:初心者が学びやすい言語を選択する
- ステップ2:基礎知識は専門書籍から体系的に学ぶ
- ステップ3:参考書籍や動画のコードをひたすら書く
- ステップ4:オリジナルの成果物を製作する
参考:未経験から独学でプログラミングを学びたい|挫折のリスクや対策
その2:プログラミングの無料スクールを利用する
独学は初期費用が掛からない反面、挫折するリスクが高いです。プログラミング未経験の9割が挫折すると言われていますね。
IT企業へ就職することが、プログラミングを勉強する目的であれば、無料で受講できるスクールも選択肢に入れてみましょう。人材不足に苦しむIT企業が授業料を負担してくれるので、私たちは無料でスキルを習得できます。
プログラミングスクールを利用するメリットは、次のものがありますね。
- 実践的なスキルを習得でき、2〜3ヶ月でオリジナルアプリを製作できる
- オリジナルアプリやWEBサイトのURLを履歴書に貼り、優良企業にアピールできる
- 転職支援が付き、無料で利用できるプログラミングスクールがある
- 日中から通うことができ、他の通学制と共同でシステム開発ができるスクール
- 会社員でも就職できるように、夜間に対応しているスクールもある
参考:【全額無料で受講できる】お勧めのプログラミングスクール3校の比較
その3:IT企業に就職し、プログラミング研修で学ぶ
無料スクールを利用するのもひとつの手ですが、実は私たちはプログラミング未経験でもIT企業に就職できます。現在現役で働くエンジニアの9割は、プログラミング経験がない状態で企業に就職しています。
私も未経験で入社しましたが、社内研修のおかげでキャリアを築けています。
現役SEが挫折せずに乗り切れるのは、社内研修後もプログラミングを教えてくれる先輩社員が側にいるからです。プログラミング経験がなくても、就職できるのであれば給料を貰いながら学んだ方が良いですよね。
社内研修で学ぶことで、具体的には次のメリットがあります。
- 月20万円の給料を貰いながら、プログラミングの勉強ができる
- 給料を貰いながら勉強するので、モチベーションが高い
- 現役SEの先輩社員から、実用的なスキルを教えてもらえる
- 就職した企業に必要なスキルを中心に、重点的に学べる
- 業務時間外には、資格や語学など他の勉強もできる
IT業界に就職して、これからの長いキャリアの事を考えると、1日も早く企業に就職した方が良いですね。
▼▼IT未経験者の転職に強い大手3社▼▼
- 『マイナビエージェント』業界経験がないIT未経験者に強みがある
- 『ワークポートIT』最短1ヶ月で就職できるが、求人の質は低い
- 『リクルート』求人数は多いが、IT業界に特化していない
※マイナビのプロモーションを含みます。
<24年4月:求人倍率は急落に転じる>
24年に入り、日本の雇用環境は急速に悪化し始めています。
転職大手DODAによると、2月の有効求人倍数は『3.22倍→2.67倍』に急落しています。下落に転じた理由は、これまでコロナを理由に転職活動を遅らせてきた人が今年の春採用に向けて遂に動き始めたことに加え、予想外に求人数が前月比で減少したからです。製造業の求人数の減少は、昨年10月から指摘されていました(参考:製造業の新規求人数は大幅減少が続く(2023-10))。
そのため、24年春採用は危機的な状況に陥る可能性が高いです。
日本製造業の不調の原因は、世界経済の需要の急落です。21年9月に中国不動産バブルの崩壊、22年2月はウクライナ紛争で欧州経済が危機に瀕し、24年現在も中東紛争が加わり厳しい状況が続きます。更には、23年まで唯一好調だった米国も、24年には景気後退に突入する可能性が高いです(参考:米国の景気後退が始まる2024年)。
今年の春採用に期待してる人はとても多いが、それでは完全に手遅れですね。
なぜならば、景気後退に陥ると、IT企業は経験者しか採用しないからです。利益が急減する中で、未経験者の教育に費用を使うIT企業はありません。そうなると、次に未経験者が就職するには最低でも4年後です。
そのため、23年に転職を逃した人は、今すぐに行動を開始してください。
未経験でもIT業界に就職すれば、基礎知識を習得し実務経験を積みながら月20万円以上の手取りを得られます。また、2-3年経験を積み経験者として転職すれば、年収を100万円以上増やせます。
未経験者向けの転職サイトで1番のお勧めは「マイナビ」です。なぜならば、私自身がブラックから脱出し目標だった社内開発に就職できたからです。年収は4年間で300→520万円まで増え、納期月以外は毎日定時に帰宅しています。
公式サイト:マイナビエージェント(無料サービス登録まで3分)
少しでも実務やプログラミング経験がある人は、「マイナビ IT AGENT」から登録してください。PG経験があると紹介できる案件の質が高くなります。
まとめ:プログラミングは稼げる稼げないどっち?
- プログラマーの市場価値は、実は意外と低い
- 未経験者は、高確率でブラック企業に入社する
- ブラック地獄から抜け出すのは、簡単ではない
- SEの大半が働く客先常駐では、実は給料は増えない
- スクールに通学して3ヶ月学んでも、ブラックに入社する
- クラウドソーシングで、月に20万円稼げるのは全体の0.01%だけ
- 海外ノマドワーカーは、広告ビジネスで稼いでいるだけ
「プログラミングを勉強すれば、必ず稼げるようになる」と言われますが、現実はそれほど簡単ではないことがわかりますね。
プログラミングで稼げるようになるには、最低でも3年以上の業務経験が必要です。ブラックに入社すると、10年経っても年収は400万円すら超えない厳しい現実があります。
プログラミングを学んで確実に収入を増やすためには、まずはブラックを避けてIT企業に就職することを考えましょう。ブラックさえ避けられたら、経験年数とともに確実に私たちの給料は増えます。
しっかりとキャリアを築ければ、フリーランスで月80万円稼ぐのも難しくはありません。
1日も早く行動に移した方が良い理由は?
参考:有効求人倍率とは何?最新状況や計算方法をわかりやすく解説!
2019年の有効求人倍率は、バブル期よりも高い「1.6倍」でした。また、IT業界は特に好調で、転職サイトが公表する転職有効求人倍率は「6.79倍」を記録しています(参考:転職求人倍率レポート)。
業界経験がない未経験者でも、月20万円の給料を貰い研修を受けられたのは、好景気と人材不足に支えられていたからです。未経験で書類を送付しても、大半が採用面接まで駒を進めることができた時代です。
しかしながら、コロナウイルスの影響で、現状は大きく変わりつつあります。
20年3月以降の米国失業保険申請者数は、3月06日累計で「8,063万人」です(参考:新規失業保険申請件数3/06)。リーマンショックでさえ3月の失業者数は80万人でしたが、コロナは1週間で70万人以上が職を失い続けています。
20年10月の有効求人倍率は、1.04倍まで低下しています(参考:10月の完全失業率3.1% 求人倍率は1.04倍)。
このような状況で、未経験者を採用し育てようと考える企業はまずないです。専門学校や40〜60万円の有料スクールを卒業しても就職先はありません。また、企業に人材を紹介する事で成り立っていた「無料スクール」もサービスを停止します。
そのため、コロナが落ち着いてから転職活動を始めるでは遅いです。コロナが落ち着く頃にはすでに経済危機に陥り、企業はもう未経験者の採用を止めているからです。経済が回復し始める6年後には、今度は年齢を理由に未経験で転職できないですよね。
では、有効求人倍率が「0.45倍」になると、どのような状況に陥るでしょうか?
- 大手企業は予算削減で、新規開発案件を次々に中止する
- IT企業は、採用コストが掛かる未経験者の採用を止める
- 専門学校や有料スクールを卒業しても、就職先がない
- 人材紹介で利益を得てる「無料スクール」が終了する
- 転職エージェントに登録しても、未経験者は断られる
- 人件費が安い外国人を採用し、海外でシステムを開発する
- 日本人SEやPGは、国内で開発経験を積めない
- リストラや派遣切りで、専門職以外の失業者が急増する
私たちに残されている時間は、決して多くはないですね。
転職活動に今すぐ必要なものは?
転職活動を開始するに当たって、私たちが必要な準備は何もありません。また、私たちは全てのサービスを無料で利用できます。途中で就職を辞退しても罰金など一切ありません。
履歴書や職務経歴書は、キャリアコンサルタントと面談し転職の意思を固めた後に改めて準備すれば良いですね。面談することで進みたい方向性が決まり、その段階で具体的な準備を始めた方が手戻りが少ないです。
マイナビは、他の転職サイトにはない隠れ優良企業を多数扱います。私が社内開発ができる中小企業に就職できたのはマイナビのおかげです。大手リクナビやDODAだと、求人数が多いが優良企業は少ないのが難点ですね。
- 公式サイトから「無料転職サポート申し込み」を選択する
- 希望勤務地や個人情報を入力する(3分で登録できる)
- 担当者からメールか電話があり、面談日を指定する(平日夜や週末も可)
- 予約した日時に来社し、無料カンセリングを行う(所要時間は40分)
- 仕事が忙しく来社できない場合は、電話でも対応しています
キャリア面談後には、2万件ある求人から条件に合う企業を、20社前後紹介してくれます。紹介される案件に目を向けると「ITの経験がない未経験者でも、必要としてくれる企業がたくさんある」ことに自信を持てますね。
それだけ、IT企業は人材不足に陥っているからです。
もちろん、働きたいと思える企業がなければ、無理に応募する必要はありません。売り手市場なので、私たちが企業を選ぶ立場にありますね。カウンセリング、転職サポートはすべて無料なので、途中で利用を辞めても違約金は一切発生しません。
ただし、キャリア面談は身構える必要はないが、転職活動は慎重に行いましょう。
なぜならば、転職活動は私たちの人生を大きく変える、最初の大きな1歩になるからです。自分自身の内面と深く向き合う事でやりがいのある仕事を見い出し、新しい人生の再スタート切るためにあります。
転職活動で巡り会う会社は、入社するかは別にしてそれぞれ深い意味があります。
私は新しい道を歩み始めたことで、大きく生涯収入を増やすことに成功し、夢だった海外就職も実現できました。もしも、あの時に転職活動しなければ、私の年収は30歳でも300万円のままでした。実際に、8年間働き続けている元同僚の年収は330万円です。
コロナの影響で、労働環境は目まぐるしく変わっています。
22年夏は、おそらく過去10年で最も求人数が多い時期になりました。すでに現時点で、転職サイトの求人数はコロナ前の水準を超えています。ただし、これまでに就職活動を見送っていた人たちも、一斉に動き出すタイミングでもあります。
特に今年は、飲食店や旅行で失業した人たちがIT業界に流れています。
求人数が最も多い冬前に就職するには、遅くても今月中には行動してないと手遅れです。この機会を逃すと労働者の供給過多に陥り、未経験でIT業界に就職するのは難しくなるかもしれません。また、変異株の影響で再びロックダウンに陥る可能性もあります。
22年の秋採用は、最後のチャンスになるかもしれません。登録に必要な項目は少ないので、通勤中にスマホからでも簡単に面談を予約できます。
会員登録と面談の日程調整、それから面談して求人を紹介してもらうのは、全ての工程で1時間も掛かりません。後からキャンセルもできるので、会員登録だけでも先に終わらせた方が良いですね。登録フォームは3分で埋められます。
私自身が4年前に、ブラックを脱出できたのでマイナビが1番のお勧めです。
※コロナの影響で電話メール中心で転職活動の支援をしています
公式サイト:マイナビエージェント(無料サービス登録まで3分)
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