プログラミングの年齢に関して昔から議論されていますね。30代でも40代でも身につけられると語る一方で、20代だけと語る人もいます。
- 「プログラミングを学ぶのに、40代だろうが年齢は関係ないよね…?」
- 「35歳を過ぎた未経験者を、雇う会社がないと聞いたけど本当なの…?」
- 「無料スクールの年齢制限は20代てことは、30歳を過ぎたら需要はない…?」
私たちは、2つの問題を分けて考える必要があります。
- プログラミングは、年齢関係なく何歳からでも習得できる
- ただし、年齢を重ねるごとにIT業界からの需要は減る
プログラミングを学ぶのは、それほど難しいことではありません。極端な話、たとえ50代や60代でも、本人に学ぶ意思さえあれば高いレベルで身につけられます。
しかしながら、いつでも就職できるわけではありません。IT業界からの需要は年齢とともに減少するからです。企業からみた場合に、20代と比較して教育リスクが高くつきますね。
ここでは、「プログラミングと年齢の関係」、それから「プログラマーと年齢の関係」について紹介します。明確な目的や戦略さえあれば、30代でも企業に就職することは十分に可能です。
- プログラミングと年齢に関係は?
- SE・プログラマーと年齢の関係は?
- 30代から、エンジニアを目指す方法は?
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<24年4月:求人倍率は急落に転じる>
24年に入り、日本の雇用環境は急速に悪化し始めています。
転職大手DODAによると、2月の有効求人倍数は『3.22倍→2.67倍』に急落しています。下落に転じた理由は、これまでコロナを理由に転職活動を遅らせてきた人が今年の春採用に向けて遂に動き始めたことに加え、予想外に求人数が前月比で減少したからです。製造業の求人数の減少は、昨年10月から指摘されていました(参考:製造業の新規求人数は大幅減少が続く(2023-10))。
そのため、24年春採用は危機的な状況に陥る可能性が高いです。
日本製造業の不調の原因は、世界経済の需要の急落です。21年9月に中国不動産バブルの崩壊、22年2月はウクライナ紛争で欧州経済が危機に瀕し、24年現在も中東紛争が加わり厳しい状況が続きます。更には、23年まで唯一好調だった米国も、24年には景気後退に突入する可能性が高いです(参考:米国の景気後退が始まる2024年)。
今年の春採用に期待してる人はとても多いが、それでは完全に手遅れですね。
なぜならば、景気後退に陥ると、IT企業は経験者しか採用しないからです。利益が急減する中で、未経験者の教育に費用を使うIT企業はありません。そうなると、次に未経験者が就職するには最低でも4年後です。
そのため、23年に転職を逃した人は、今すぐ行動を開始してください。
世界経済が本格的に悪化すれば、無料スクールの多くも閉鎖します。実際に、コロナによる経済悪化で、スクールの数は激減していますね。プロエンジニアは、24年4月現在も無料を維持してる数少ないスクールです。
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少しでも実務やプログラミング経験がある人は、「マイナビ IT AGENT」でIT求人を探してください。世界経済が悪化する状況では、1日も早く就職先を見つける方が安全です。プログラミングは未経験で就職しても、月20万円の手取りを貰いながら研修や実務で学べます。
プログラミングと年齢の関係は?
プログラミングと年齢の関係を考えてみましょう。
関係1:何歳からでもスキルは習得できる
プログラミングは、いつ始めても遅すぎることはありません。50代や60代でもスキルを習得することは可能です。なぜならば、人間の脳がピークを迎えるのは50歳を過ぎてからです。
研究者によれば、脳の中には20代でピークに達することなく、歳を取るまでその潜在能力を発揮しない領域もあるそうだ。実際、他人の感情を読み取る能力のピークは、40~50代とずっと後になってやってくるらしい。
極端な例ですが、82歳でプログラミングを学び、アップルストアにアプリを公開した人もいますね(82歳のおばあちゃんは、Appleが認めた開発者)。
関係2:プログラミングは年齢よりもセンスが重要
プログラミングに年齢は関係ありません。20代で有利と言われる理由は、「30代になると年齢を理由に自分には覚えられない」と思い込んでいる人が多いからです。
プログラミングに大切なのは、年齢よりも努力と才能です。
仕事ができるプログラマーとできない人では、同じ年齢でもアウトプットに10倍以上の差が出ることはザラにあります。これは、入社1年目の社内研修でも如実に差が出始めます。
体力が必要な肉体労働と違い、逆に年齢に関係なく勝負できるので有利ですね。
関係3:優良企業ほどスキルを重視する
年功序列の中小企業やブラックよりも、実は優良企業ほど技術やスキルを重視します。
なぜならば、人身売買のブラックと違い市場競争力が高い企業ほど、スキルの優劣が会社の売り上げに直結する事を知っているからです。
外部に労働力を提供する客先常駐では、誰を派遣させても売り上げに大差がないですね。客先常駐の問題点を詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
参考:IT業界の客先常駐とは|メリットやデメリット、違法性、一般派遣との違いは?
以上のように、プログラミングを習得するだけならば年齢は関係ないです。しかしながら、未経験からIT企業に就職する場合は、年齢が大きなウエイトを占めます。
SE・プログラマーと年齢の関係は?
「30代、40代でプログラミングを学ぶのは難しい」と言われていますね。その理由は、20代と比較してIT企業からの需要がガクンと落ちるからです。
ここでは、SE・プログラマーと年齢の関係を見ていきましょう。
関係1:年齢を重ねるごとに需要は低い
IT業界で人材を採用する側は、応募者の年齢を次のように見ています。
- 22〜28歳、学歴や職歴がなくても採用したい
- 29〜32歳、過去の職歴次第では採用したい
- 33〜35歳、過去の職歴や高い意欲がなければ難しい
- 36歳以上、現実的にかなり厳しい
20代であれば、たとえ社会人経験が1度もないフリーターやニートでも、企業は採用してくれます。しかし、30歳を過ぎた途端に採用基準は一気に上がります。
参考:未経験でエンジニアに採用されるのは何歳まで|年齢に応じた対策法
関係2:36歳を過ぎると未経験からの就職は難しい
36歳を過ぎてから、未経験で就職するのは現実的に難しくなります。36歳を過ぎてから採用されるためには、最低でも次のいずれかのスキルが必要ですね。
- オリジナルアプリを製作できるなど、すでに基礎スキルがある
- 前職でマネジメントの経験があり、チームをまとめるスキルがある
- 品質管理、運用保守、設計など、必要とされる経験が豊富である
- 製造業や広告業など、業界のビジネスモデルを理解してる
オリジナルアプリを製作できるスキルがあるか、もしくは前職での経験が評価されなければ、採用される可能性はありません。
参考:30代からプログラミングを学びたい?|現実はかなり厳しい
関係3:35歳定年説がある
IT業界内では35歳定年説という言葉があります。クライアント先に出向していたSE(労働力を提供するだけの人たち)が、専門スキルを習得できず、次の働き先を失いリストラに合います。
35歳がネックになるのは、出向先の社員が35歳前後で管理職に就くからです。自分よりも年齢が上の外部社員だと気を使いますね。つまり、業界内でも専門や開発スキルを身につけなければ、年齢とともに市場価値は下がります。
業界経験がない30代を採用することは、企業からみてリスクになりますね。
関係4:無料スクールの年齢制限は20代
近年は、無料でプログラミングを学べて、就職支援があるスクールが人気を集めています。私たちが無料で利用できるのは、人材不足に苦しむ企業が協賛金を出し合うからですね。
無料スクールは、年齢制限を30歳以下としています。その理由は明快で、30歳を過ぎると企業からの需要が減るからですね。利用者がIT企業に就職できなければ、スクールは赤字になりリスクを負います。
IT業界では、35歳の社会人経験がある人よりも、25歳のニートの方が需要が高いのが現実です。
参考:【30代未経験でも転職支援が受けられる?】スクール3校の比較
30歳を過ぎてからSEを目指す方法は?
プログラミングを学ぶのは何歳からでも構いません。しかし、30歳を過ぎてから、ITエンジニアを目指すのはハードルが高いですね。
ここでは、30代からSEを目指す方法を紹介します。
方法1:オリジナルアプリを製作する
30歳を過ぎてからIT企業を目指す人は、採用面接でアピールできるオリジナルアプリを製作しましょう。アプリ製作ができる人材は、次のスキルを具体的に企業に証明できるからです。
- アプリ開発に必要な環境構築など、自分で考えて設計できる人材であること
- プログラミングの基礎知識が、十分なレベルですでにあること
- 新しい機能を追加したり、自由に改修できるレベルにあること
- わからない事があれば、自発的に行動して問題解決できること
基礎スキルがない、前職でアピールできる職歴もないと、現実的に採用されることはないです。プログラミングスクール を利用すれば、2〜3ヶ月で基礎スキルを習得し、アプリ製作のサポートまでしてくれます。
方法2:30代でも利用できる転職サイト
参考:https://www.workport.co.jp/service/data.html
「ワークポート」は、IT専門の転職エージェントです。IT専門にも関わらず幅広い層が利用し、30歳以上の利用者が全体の58%を占めます。
営業力に強みを持ち、過去にたくさんの未経験者の転職を成功させました。その結果、リクナビの「転職決定人数部門」で1位を獲得しています。
全体的に求人の質は下がりますが、結果にコミットしてくれます。条件が不利な30代未経験者でも必ず就職先を見つけられます。
評価:ワークポートの評判|IT未経験者でも高い転職成功率に強み
方法3:30代でも利用できる保証付きスクール
「テックエキスパート」は、30代でも転職保証が受けられる唯一のプログラミングスクール です。転職保証があるスクールは、大半が20代だけを対象にしています。
テックエキスパートの特徴は次の通りです。
- 30代でも転職保証が付く業界唯一のプログラミングスクール
- 転職成功率は98%で、30代の利用者は全体の24%を占める
- 転職に失敗すると、授業料が全額返金(45万円)される
- WEBサービスの開発、チームでシステム開発など実践的なスキルが習得できる
- 夜間も対応しているため、社会人でも利用できる
- 都内の渋谷校以外にも、大阪と名古屋にスクールがある
転職に失敗した場合は、全額返金されるのでリスクがないですね。開発に必要なITスキルを習得できるので、受講後に専門知識を磨いて再チャレンジもできますね。
評価:【テックエキスパート】悪い評価|30代でも転職保証が付くスクール
まとめ:プログラミングに年齢は関係ある?
- プログラミングは、年齢関係なく何歳からでも習得できる
- ただし、年齢を重ねるごとにIT業界からの需要は減る
私たちは、何歳からでもプログラミグを学ぶことができますね。
しかしながら、IT企業に就職するのはいつでも良いわけではありません。年齢を重ねるごとに需要は落ち、「36歳・未経験者」は現実的に難しくなります。
30代で未経験からIT業界を目指す人は、オリジナルアプリを製作しましょう。
現役SEでも、ゼロからアプリやサービスを作れる人材は全体の2割もいないからです。そのため、ポテンシャルが高い人材として企業から見られ、採用される確率は確実に上がりますね。
1日も早く行動に移した方が良い理由は?
参考:有効求人倍率とは何?最新状況や計算方法をわかりやすく解説!
2019年の有効求人倍率は、バブル期よりも高い「1.6倍」でした。また、IT業界は特に好調で、転職サイトが公表する転職有効求人倍率は「6.79倍」を記録しています(参考:転職求人倍率レポート)。
業界経験がない未経験者でも、月20万円の給料を貰い研修を受けられたのは、好景気と人材不足に支えられていたからです。未経験で書類を送付しても、大半が採用面接まで駒を進めることができた時代です。
しかしながら、コロナウイルスの影響で、現状は大きく変わりつつあります。
20年3月以降の米国失業保険申請者数は、3月06日累計で「8,063万人」です(参考:新規失業保険申請件数3/06)。リーマンショックでさえ3月の失業者数は80万人でしたが、コロナは1週間で70万人以上が職を失い続けています。
20年10月の有効求人倍率は、1.04倍まで低下しています(参考:10月の完全失業率3.1% 求人倍率は1.04倍)。
このような状況で、未経験者を採用し育てようと考える企業はまずないです。専門学校や40〜60万円の有料スクールを卒業しても就職先はありません。また、企業に人材を紹介する事で成り立っていた「無料スクール」もサービスを停止します。
そのため、コロナが落ち着いてから転職活動を始めるでは遅いです。コロナが落ち着く頃にはすでに経済危機に陥り、企業はもう未経験者の採用を止めているからです。経済が回復し始める6年後には、今度は年齢を理由に未経験で転職できないですよね。
では、有効求人倍率が「0.45倍」になると、どのような状況に陥るでしょうか?
- 大手企業は予算削減で、新規開発案件を次々に中止する
- IT企業は、採用コストが掛かる未経験者の採用を止める
- 専門学校や有料スクールを卒業しても、就職先がない
- 人材紹介で利益を得てる「無料スクール」が終了する
- 転職エージェントに登録しても、未経験者は断られる
- 人件費が安い外国人を採用し、海外でシステムを開発する
- 日本人SEやPGは、国内で開発経験を積めない
- リストラや派遣切りで、専門職以外の失業者が急増する
私たちに残されている時間は、決して多くはないですね。
転職活動に今すぐ必要なものは?
転職活動を開始するに当たって、私たちが必要な準備は何もありません。また、私たちは全てのサービスを無料で利用できます。途中で就職を辞退しても罰金など一切ありません。
履歴書や職務経歴書は、キャリアコンサルタントと面談し転職の意思を固めた後に改めて準備すれば良いですね。面談することで進みたい方向性が決まり、その段階で具体的な準備を始めた方が手戻りが少ないです。
マイナビは、他の転職サイトにはない隠れ優良企業を多数扱います。私が社内開発ができる中小企業に就職できたのはマイナビのおかげです。大手リクナビやDODAだと、求人数が多いが優良企業は少ないのが難点ですね。
- 公式サイトから「無料転職サポート申し込み」を選択する
- 希望勤務地や個人情報を入力する(3分で登録できる)
- 担当者からメールか電話があり、面談日を指定する(平日夜や週末も可)
- 予約した日時に来社し、無料カンセリングを行う(所要時間は40分)
- 仕事が忙しく来社できない場合は、電話でも対応しています
キャリア面談後には、2万件ある求人から条件に合う企業を、20社前後紹介してくれます。紹介される案件に目を向けると「ITの経験がない未経験者でも、必要としてくれる企業がたくさんある」ことに自信を持てますね。
それだけ、IT企業は人材不足に陥っているからです。
もちろん、働きたいと思える企業がなければ、無理に応募する必要はありません。売り手市場なので、私たちが企業を選ぶ立場にありますね。カウンセリング、転職サポートはすべて無料なので、途中で利用を辞めても違約金は一切発生しません。
ただし、キャリア面談は身構える必要はないが、転職活動は慎重に行いましょう。
なぜならば、転職活動は私たちの人生を大きく変える、最初の大きな1歩になるからです。自分自身の内面と深く向き合う事でやりがいのある仕事を見い出し、新しい人生の再スタート切るためにあります。
転職活動で巡り会う会社は、入社するかは別にしてそれぞれ深い意味があります。
私は新しい道を歩み始めたことで、大きく生涯収入を増やすことに成功し、夢だった海外就職も実現できました。もしも、あの時に転職活動しなければ、私の年収は30歳でも300万円のままでした。実際に、8年間働き続けている元同僚の年収は330万円です。
コロナの影響で、労働環境は目まぐるしく変わっています。
22年夏は、おそらく過去10年で最も求人数が多い時期になりました。すでに現時点で、転職サイトの求人数はコロナ前の水準を超えています。ただし、これまでに就職活動を見送っていた人たちも、一斉に動き出すタイミングでもあります。
特に今年は、飲食店や旅行で失業した人たちがIT業界に流れています。
求人数が最も多い冬前に就職するには、遅くても今月中には行動してないと手遅れです。この機会を逃すと労働者の供給過多に陥り、未経験でIT業界に就職するのは難しくなるかもしれません。また、変異株の影響で再びロックダウンに陥る可能性もあります。
22年の秋採用は、最後のチャンスになるかもしれません。登録に必要な項目は少ないので、通勤中にスマホからでも簡単に面談を予約できます。
会員登録と面談の日程調整、それから面談して求人を紹介してもらうのは、全ての工程で1時間も掛かりません。後からキャンセルもできるので、会員登録だけでも先に終わらせた方が良いですね。登録フォームは3分で埋められます。
私自身が4年前に、ブラックを脱出できたのでマイナビが1番のお勧めです。
※コロナの影響で電話メール中心で転職活動の支援をしています
公式サイト:マイナビエージェント(無料サービス登録まで3分)
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