未経験からSEを目指す時に、1番最初に検討するのが専門学校ですよね。しかしながら、IT系の専門学校は100校以上あり選ぶのが難しいのが現実です。私たち未経験者は、何を基準に学校を選択すれば良いのでしょうか。
- 「IT系の専門学校は、たくさんあり過ぎてわからない…」
- 「専門学校に通学した場合、学費はいくらぐらい必要なの…」
- 「認可校と無認可校は、具体的になにが違うの…」
結論から伝えると、できるならば私たちは専門学校を利用しない方が良いです。
なぜならば、専門学校の学費があまりにも高過ぎるからです。
ある専門学校の4年間の学費は571万円です。これは国立や公立大学(250万円)の2倍以上、都内私立大学の理科系学部(520万円)よりも高いですね。4年間の生活費(月10万円)を加えると、卒業するまでに必要な総額は1051万円です。
また、専門学校には「認可校」と「無認可校」があります。
世の中で専門学校と呼ばれる大半のスクールは、公的機関から認可されていない「無認可校」です。無認可校を卒業しても、履歴書に学歴として記載できません。無認可校でプログラミングを教えてくれる講師は、SEで働いた経験がない素人が勤める事も普通にあります。
近年は、IT業界の深刻な人材不足もあり、無料でITスキルを学べるスクールが増えています。
IT未経験からSEを目指す際には、専門学校だけではなく無料スクールも選択肢に加える必要がありますね。ここでは、IT系の専門学校の一覧を紹介します。専門学校を選ぶ基準には、「認可制」「期間」それから「料金」を調べる必要がありますね。
- IT系の専門学校の一覧、認可制、期間、年間学費は?
- 「認可校」と「無認可校」でお勧めの専門学校6校は?
- 「完全無料」でおすすめのスクール3校は?
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<24年4月:求人倍率は急落に転じる>
24年に入り、日本の雇用環境は急速に悪化し始めています。
転職大手DODAによると、2月の有効求人倍数は『3.22倍→2.67倍』に急落しています。下落に転じた理由は、これまでコロナを理由に転職活動を遅らせてきた人が今年の春採用に向けて遂に動き始めたことに加え、予想外に求人数が前月比で減少したからです。製造業の求人数の減少は、昨年10月から指摘されていました(参考:製造業の新規求人数は大幅減少が続く(2023-10))。
そのため、24年春採用は危機的な状況に陥る可能性が高いです。
日本製造業の不調の原因は、世界経済の需要の急落です。21年9月に中国不動産バブルの崩壊、22年2月はウクライナ紛争で欧州経済が危機に瀕し、24年現在も中東紛争が加わり厳しい状況が続きます。更には、23年まで唯一好調だった米国も、24年には景気後退に突入する可能性が高いです(参考:米国の景気後退が始まる2024年)。
今年の春採用に期待してる人はとても多いが、それでは完全に手遅れですね。
なぜならば、景気後退に陥ると、IT企業は経験者しか採用しないからです。利益が急減する中で、未経験者の教育に費用を使うIT企業はありません。そうなると、次に未経験者が就職するには最低でも4年後です。
そのため、23年に転職を逃した人は、今すぐ行動を開始してください。
世界経済が本格的に悪化すれば、無料スクールの多くも閉鎖します。実際に、コロナによる経済悪化で、スクールの数は激減していますね。プロエンジニアは、24年4月現在も無料を維持してる数少ないスクールです。
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記事の内容を簡単に知りたい
IT系の専門学校の一覧(認可制、期間、学費)は?
専門学校 | 認可 | 期間 | 料金 | 特徴 |
---|---|---|---|---|
専門学校HAL | ○ | 2/4年 | 571万 | 学費は4年間で571万円と高額だが「完全就職保証制度」がある。 |
東京クールジャパン | ○ | 2年 | 254万 | ゲームプログラマーに特化した専門学校、ゲーム会社とコラボする企画やイベントが多い。 |
アミューズメントメディア総合学院 | × | 2年 | 266万 | VR、AR、3Dなど、ゲーム会社の需要が高い最先端技術を学ぶ事ができる。 |
東京ゲームデザイナー学院 | × | 2年 | 220〜280万 | ゲームだけでなくAIも学べる。ただし、学費を公式HPや資料に公開しないなど、不誠実な対応がある。 |
バンタンゲームアカデミー | × | 3年 | 430万 | 3年間で430万円と高額だが、専攻を超えてチーム開発ができ、企業のゲーム開発にも参加できる。 |
ヒューマンアカデミー | × | 3ヶ月 | 85万 | 1ヶ月当たりの受講料は28万円と高い。3ヶ月でITスキルを学べる無料スクールがあるため、この学校を利用するメリットはない。 |
その1:専門学校には「無認可校」がある?
IT系の専門学校には、「認可校」と「無認可校」の2つがあります。
認可校とは、公的機関から設置を許可されている学校です。国立大学は文部科学大臣が認可、専門学校の私立は都道府県知事、公立は教育委員会に認可されています。
対して、無認可校とは公的機関から認定されていないスクールです。公的機関からの指導を受けず、自由度が高いなど利点もあります。しかしながら、デメリットが多い点には注意が必要ですね。
- 無認可校は、奨学金を借りられない
- 定期券で学生割引を利用できない
- 就職支援を受けられない
- 4年制大学に編入できない
- 学歴として認められず、履歴書に記載できない
1番のデメリットは、学歴として認められない事です。無認可校に2年間通学しても、履歴書には記載できず高卒扱いです。そもそも、公的機関から裏付けがないスクールは、利用しない方が良いと考える人も少なくありません。
その2:専門学校の学費は高すぎる?
専門学校の学費は、大学と比較して高額ですね。
専門学校HALの4年間の学費は571万円、年間で142万円掛かります。これは国立や公立大学(250万円)の2倍以上、都内私立大学の理科系学部(520万円)よりも高いですね(参考:国公立・私立大学の学費は4年間でどれくらいかかる?)。
さらに、実家を出て都内で暮らすため、生活費で最低でも月10万円必要です。
4年間の学費に生活費を含めると、合計で1051万円必要です。無許可校であれば奨学金も借りられないので、アルバイト漬けは避けられません。2年間の専門学校で500万円、4年間で1千万円の価値があるのか考えた上で入学を決めましょう。
冷静に考えたときに、1年間で120万円を超える学費は高過ぎます。
その3:誰でも入学できるためレベルが低い?
- 国立や私立大学と違い、お金を払えば誰でも入学できる
- 国立や私立大学と違い、倍率が低く受験競争がない
- 受験を経験していないため、中学や高校の基礎学力がない
- 受験を経験していないため、椅子に座り勉強する習慣がない
- 専門学校はビジネスなので、成績が悪くても退学がない
専門学校は、誰でも入学できるためレベルが低い学生しか集まりません。
国立大学の学費は、専門学校と比較して3分の1ですね。そのため、国立を目指す学生は受験勉強で競争を経験します。対して専門に入る学生は、高校の基礎学力がなく椅子に座って勉強する習慣すらない人も少なくありません。
専門学校はビジネスなので、成績や態度が悪くても退学もありません。
そのため、大半のゲーム会社は、専門学校卒ではなく大学卒を採用します。高い学費を支払えば、レベルが高い授業を受講でき、良い企業に就職できる考えは幻想です。学費と学校のレベルは比例しない事に注意しましょう。
その4:完全無料スクールが増えている?
- 3ヶ月間プログラミングを学び、就職をサポートしてくれる
- 入学金、授業料、就職支援、全サービスを無料で受けられる
- 人材を採用するIT企業が、協賛金や紹介料を出す事で成り立つ
- オリジナルWEBサイトやアプリを制作し、優良企業へアピールできる
IT業界では、深刻な人材不足を背景に無料スクールが増えています。
無料スクールは、未経験者が3ヶ月間でプログラミングを学び、IT企業へ就職するまでをサポートしてくれます。私たちが無料で受講できる理由は、スクールは人材を採用する企業からの協賛金や紹介料で成り立つからです。
この仕組みが成り立つのは、人材不足を理由に未経験者の需要も上向いているからです。
現実的に考えたときに、500万円出して2年間専門学校に通うより、基礎スキルを学べる無料スクールを利用し1日も早く就職した方が良いですよね。大学で2〜4年間プログラミングを学んでも、実務経験がない以上は未経験者と変わりません。
就きたい業種があるならば、実務経験を積みながら、自分に必要なスキルを身につけるのが現実的な方法です。
「認可校」でおすすめの専門学校2校は?
公的機関から認可を受けている、おすすめの専門学校を紹介します。
1位:完全就職保証制度がある「専門学校HAL」
- 必ず就職できる「完全就職保証制度」がある
- 夜間部があり、会社員でも利用できる
- 東京の他に、大阪、名古屋に学校がある
- 学費は2年で300万円、4年で550万円と高い
- PCや設備など、学習環境があまり良くない
専門学校HALは、ゲームやグラフィック、WEB開発を専門で学べる2〜4年制のスクールです。他の専門学校やスクールにない特徴は、必ず就職できる「完全就職保証制度」があることですね。
しかしながら、専門学校HALは学費が高いのが難点です。
授業料と入学金を入れると2年制で300万円、4年制で571万円の授業料が掛かります。都内で生活すると最低でも月10万円必要なので、4年後に卒業する頃には1051万円の費用が必要ですね。
参考:専門学校HALの悪い評判は?|4年間で571万円は高過ぎる?
2位:ゲーム会社とコラボできる「東京クールジャパン」
- 公的機関から認可された「認可校」である
- 企業とのコラボレーション学習がある
- 2年間で、学費254万円は高過ぎる
- 卒業しても、ゲーム会社に就職できない
東京クールジャパンは、ゲームを専門に学べる2年制の専門学校です。他スクールにない特徴は、ゲーム会社とコラボレーションする企画があり、より実践的なスキルを学べる事です。
しかしながら、東京クールジャパンの難点は、「専門学校HAL」と同様に授業料が高い事です。
授業料と入学金を入れると2年間で254万円の学費が掛かります。2年後に卒業する頃には494万円の出費になりますね。
参考:東京クールジャパンの悪い評判は?|学費は254万円は高過ぎる?
「無認可校」でおすすめの専門学校4校は?
公的機関から認可を受けていない、おすすめの専門学校を紹介します。
1位:VR、ARが学べる「アミューズメントメディア総合学院」
- プロのクリエイターと共同制作がある
- 最先端のVR・ARを学べる
- 夜間があるため、社会人でも利用できる
- 2年間で266万円の学費が高過ぎる
- 大学や専門学校と違い「認可校」ではない
アミューズメントメディア総合学院は、ゲーム開発を専門に学べるスクールです。他スクールにない特徴は、卒業生がいる企業と業務提携を行い、プロのクリエイターと実際にリリースするゲームを制作できる事です。
しかしながら、他スクールと同様に授業料が高い事が難点ですね。
授業料と入学金を入れると2年間で266万円の学費が必要です。また、アミューズメントメディアは、公的機関から設置を許された認可校ではありません。そのため、講師は免許資格もなければ、IT経験者でもない人が勤めます。
参考:アミューズメントメディアの悪い評判は?|授業料が266万円と高い
2位:最先端のAIが学べる「東京ゲームデザイナー学院」
- ゲーム以外に、最先端のAIを学べる科がある
- 2DCG、3DCGなど、グラフィックも学べる
- 講師は正社員が多く、いつでも質問できる
- 2年間で、220〜280万円の学費が高い
- 公式HPやパンフレットに料金を表示していない
- 大学や専門学校と違い「認可校」ではない
東京ゲームデザイナー学院は、ゲームを専門に学べる学校です。他スクールにない特徴は、ゲームだけではなく最新技術のAIも学べる事です。最先端技術を習得してAI関連の企業に就職すれば、高い給料で働けますね。
しかしながら、東京ゲームデザイナー学院の難点は、授業料を非公開にしている事です。
授業料を公表しない理由は、利用者が事前に料金を知ると、誰も申し込まないほど高額だからですね。まずは、無料体験や見学会に参加させ、強引な営業で契約させたいからです。実際に、被害に無理に契約させられた利用者は何人もいます。
利用者に不誠実なスクールが、良い学校とは言えないですね。
参考:東京ゲームデザイナー学院の悪い評判は?|2年間の学費を公表しない
3位:企業とコラボできる「バンタンゲームアカデミー」
- 少人数制でプロの講師が講義を担当してくれる
- 専攻を超えてチームでゲーム制作できる
- 企業と業務提携してゲーム開発できる
- 3年間で、学費が430万円は高過ぎる
- 大学や専門学校と違い「認可校」ではない
パンタンゲームアカデミーは、ゲーム制作を専門で学べる学校です。他スクールにない最大の特徴は、専攻を超えてチームでゲーム開発ができる事、それから企業と業務提携して実際のゲーム開発に参加できる事です。
しかしながら、他スクールと同様に難点は授業料が高いです。
授業料と入学金を入れると、3年間で必要は学費は430万円です。都内で生活すると最低でも月10万円必要なので、3年後に卒業する頃には790万円ですね。また、公的機関から設置を許された認可校でないこともマイナスポイントです。
参考:パンタンゲームアカデミーの悪い評判は?|学費が430万円は高い
4位:3ヶ月で85万円の「ヒューマンアカデミー」
- 全国都道府県に、スクールが29箇所もある
- コースが豊富で、習得したいスキルを重点的に学べる
- 過去に85,061名が利用したスクール
- 受講期間が3ヶ月で85万円は高過ぎる
- 大学や専門学校と違い「認可校」ではない
- 広告費や営業に多くの予算を使っている
- 在籍する講師の1年目の給料は、240万円だけ
ヒューマンアカデミーは、IT未経験者を対象にした有料スクールです。他スクールにない特徴は、1997年に設立しすでに実績がある事です。累計85,061名を超える卒業生がいるほど、多くの業界未経験者が利用しています。
しかしながら、ヒューマンアカデミーは驚くほど授業料が高いです。
3ヶ月しか受講しないにも関わらず、授業料85万円は高いです。ひと月あたりの受講料は28.3万円になります。常識的に考えたときに、1ヶ月の受講料で28万円のスクールはボッタクリでしかありません。
高額スクールを利用しても、レベルが高いスキルを習得できるわけではないですね。
SEを目指すのに大事なのは、カリキュラムではなく私たちの取り組み方次第です。個人的には、ひと月35万円をスクールに支払うよりも、3ヶ月無料で学べるスクールを選ぶべきだと思います。基礎スキルを習得した後は、現場に入りその都度必要なスキルを習得すれば良いですね。
参考:ヒューマンアカデミーの悪い評判は?|3ヶ月で85万円は高い?
全スクールに言える事ですが、専門学校は授業料が高過ぎますね。
未経験からSEになる方法が他になければ選択の余地はないが、実際にはIT企業に就職する方法はたくさんあります。1年間で120万円以上の学費を支払うよりも、3ヶ月でITスキルの基礎を無料で熟し、IT企業に就職する方が経済的ですね。
ここでは、専門学校以外の完全無料スクール3校を紹介します。
▼▼諦めなければ必ず目標は実現できる▼▼
私は多くのIT未経験者にSEを目指して欲しいと思っています。
なぜならば、職歴や学歴が重視されず正しい努力ができる人材であれば、必ず道が開かれる業界だからです。もちろん、未経験者はブラックに入社するリスクは否定しません。
私が1社目に入社した先はブラックでした。夜の10時過ぎまで働くも残業代は1円も支給されず、時給に換算すると700円以下です。身体は疲れているのに、布団に入ると将来が不安で夜も眠れません。
ある仕事帰りの電車の中、窓に映った惨めな自分の姿を目にします。家事と仕事を両立し苦労して育ててくれた母親のことを思うと、自然と目から涙がこぼれ落ちました。しかしながら、それでも行動に移す勇気がなく、転職できずに3年が経ちます。
働くためだけに社会から生かされている生活に嫌気が指していた時に、知人から転職エージェントを紹介されました。転職に前向きになれないながらも、半ば強制的に就職活動が始まります。
その2ヶ月後に社内開発できる企業に就職し、私の人生は大きく変わりました。社内開発できる企業に入社後、転職してから4年後には年収500万円を超えました。決して大きな成功ではないが、家族にも恵まれ今は毎日幸せを感じています。
この知人のおかげで、自分を信じて行動すれば、必ず良い方向に進むことを知ります。未来は自分が思い描く事しか実現されないので、いま行動しなければ一生変わらないですよね。
私が転職を勧める理由は、1人でも多くブラックで苦しむ人を減らしたいからです。ブラックで働く人材がいなくなれば、ブラック企業は潰れるしかないですね。
- 右肩上がりに昇給し、4年で300万円から520万円に増えた
- 納期がない月は、毎日定時に帰宅できた(月の残業は20時間)
- 転職市場で査定してもらうと、+50〜100万円で掲示される
- 社内で開発経験を積み「海外勤務」と「海外出張」を経験できた
- 平日の夜も、家族や知人と食事や趣味を楽しむ事ができる
- 社内開発で経験を積み、倒産やリストラが怖くなくなった
- ITスキルの他に、後輩の教育やマネジメントも経験できた
- 毎朝眼が覚める度に、気持ち良く布団から出られる
- 家族にも恵まれ、大切にしたい人のために働ける喜びを知れた
個人的に1番のお勧めは「マイナビ」です。なぜならば、私自身がマイナビを利用する事でブラック企業を脱出できたからです。マイナビは親切な担当者が多く、業界経験がない未経験者にも丁寧な対応をしてくれます。
※コロナの影響で電話メール中心で転職活動の支援をしています
公式サイト:マイナビエージェント(無料サービス登録まで3分)
「完全無料」のお勧めのスクール3校は?
専門学校ではないが、無料で受講できるスクールが増えています。
1位:グループ形式で学べる「プロエンジニア」
- 入学金、授業料、転職支援など全サービスを無料で利用できる
- 卒業後の就職先の企業は、3500社以上ある
- 未経験からの正社員就業率は、96%である
- 3ヶ月の受講期間中に、オリジナルアプリを制作できる
- 途中で離脱しても、罰金などのペナルティが発生しない
- 通学制のため、チーム(1期の人数は30人まで)で開発ができる
- 社会人向けに、夜間や個別コースも設けている
- 利用者は、都内(半蔵門・池尻)に通学できる関東在住の20代のみ
公式サイト:【完全無料プログラミング研修&就活塾】
プロエンジニアは、基礎スキル習得と就職を目的にした3ヶ月の無料スクールです。就職保証や全額保証がある学校は増えているが、就職に成功や失敗に関わらず、1円も支払わなくていいのはプロエンジニアだけの特徴です。
ただし、無料スクールで基礎スキルを習得しても、ブラックを避けられる保証はありません。
むしろ、ブラックに未経験者を流す学校も多く、かえってブラックに入る確率も高いです。深刻な人材不足の現状では、スクールを利用しなくても割と楽に就職できます。また、未経験者を積極的に採用する企業の多くは、3ヶ月の社内研修を設けていますね。
そのため、私たち未経験が無理にスクールを利用する必要性はありません。
入社前にどうしてもアプリを制作したいなど、特別な理由があれば利用を考えましょう。無給で勉強するスクールと違い、IT企業に就職すれば給料を貰いながらスキルを学べます。現在IT企業で働く現役SEの9割は、未経験で就職し社内研修を通じて専門スキルを習得していますね。
プログラミング未経験でもIT企業に就職できる?
出典:IT人材の最新動向と将来設計に関する調査(経済産業省)
私たちは事前に基礎スキルを習得しなくても、簡単にIT企業に就職できます。
なぜならば、2030年に59万人が不足するほど、人材が足りていないからです。IT業界の求人倍率は最も高く6.79倍です。全業種平均よりも3倍も高く、応募者1人に対して6つ求人が余る状態ですね(転職求人倍率レポート2018年4月)。
私自身もプログラミング経験なしで、この業界に入りました。
それでも、年収が500万円を超えキャリアがある理由は、入社後に3ヶ月間のプログラミング研修があったからです。現在現役で働いている9割のSEは、入社後にスキルを習得しています。専門学校で2年間で学ぶスキルを、私たちは3ヶ月間で学べます。
- 月20万円の給料を貰いながら、プログラミングの勉強ができる
- 給料を貰いながら勉強するので、モチベーションが高い
- 現役SEの先輩社員から、実用的なスキルを現場で学べる
- 就職先で必要なスキルを中心に、重点的に学べる
- 業務時間外には、資格や語学など他の勉強もできる
IT未経験者でも、専門学校やスクールに通学しなくても企業に就職できますね。
SEになる事がスキルを学ぶ目的ならば、1日も早く就職した方が良いです。無料で学べるスクールも魅力ですが、月に20万円の給料を貰いながら勉強した方が合理的だからです。実際に現役SEの多くは、無料スクールを悲観的に見ている人が多いです。
▼▼IT未経験から無料でSEに就職する3つの方法▼▼
- 『マイナビエージェント』IT未経験者に強く、最短2ヶ月で就職できる
- 『ワークポートIT』最短1ヶ月で就職できるが、ブラック企業が多い
- 『ProEngineer』コロナ禍でも残っている、数少ない無料スクール
※マイナビのプロモーションを含みます。
<24年4月:求人倍率は下落に転じる>
24年に入り、日本の雇用環境は急速に悪化し始めています。
転職大手DODAによると、2月の有効求人倍数は『3.22倍→2.67倍』に急落しています。下落に転じた理由は、これまでコロナを理由に転職活動を遅らせてきた人が今年の春採用に向けて遂に動き始めたことに加え、予想外に求人数が前月比で減少したからです。製造業の求人数の減少は、昨年10月から指摘されていました(参考:製造業の新規求人数は大幅減少が続く(2023-10))。
そのため、24年春採用は危機的な状況に陥る可能性が高いです。
日本製造業の不調の原因は、世界経済の需要の急落です。21年9月に中国不動産バブルの崩壊、22年2月はウクライナ紛争で欧州経済が危機に瀕し、24年現在も中東紛争が加わり厳しい状況が続きます。更には、23年まで唯一好調だった米国も、24年には景気後退に突入する可能性が高いです(参考:米国の景気後退が始まる2024年)。
今年の春採用に期待してる人はとても多いが、それでは完全に手遅れですね。
なぜならば、景気後退に陥ると、IT企業は経験者しか採用しないからです。利益が急減する中で、未経験者の教育に費用を使うIT企業はありません。そうなると、次に未経験者が就職するには最低でも4年後です。
そのため、23年に転職を逃した人は、今すぐに行動を開始してください。
未経験でもIT業界に就職すれば、基礎知識を習得し実務経験を積みながら月20万円以上の手取りを得られます。また、2-3年経験を積み経験者として転職すれば、年収を100万円以上増やせます。
未経験者向けの転職サイトで1番のお勧めは「マイナビ」です。なぜならば、私自身がブラックから脱出し目標だった社内開発に就職できたからです。年収は4年間で300→520万円まで増え、納期月以外は毎日定時に帰宅しています。
公式サイト:マイナビエージェント(無料サービス登録まで3分)
少しでも実務やプログラミング経験がある人は、「マイナビ IT AGENT」から登録してください。PG経験があると紹介できる案件の質が高くなります。
まとめ:SEを目指せる専門学校6選の比較は?
- 専門学校の大半は、公的機関から認可を得ていない
- 無認可校では、奨学金、学生割引が適用されない
- 無認可校では、履歴書の学歴欄に記載できない
- 専門学校の総額は、4年間生活費込みで1千万円を超える
- 専門学校の学費は、国立公立の2倍、都内理系大学より高い
できるならば私たちは専門学校を利用しない方が良いです。なぜならば、専門学校の学費があまりにも高過ぎるからです。
ある専門学校の4年間の学費は571万円です。これは国立や公立大学(250万円)の2倍以上、都内私立大学の理科系学部(520万円)よりも高いですね。4年間の生活費(月10万円)を加えると、卒業するまでに必要な総額は1051万円です。
世の中で専門学校と呼ばれる大半のスクールは、公的機関から認可されていない「無認可校」です。無認可校を卒業しても、履歴書に学歴として記載できません。無認可校でプログラミングを教えてくれる講師は、SEで働いた経験がない素人が勤める事も普通にあります。
近年は、IT業界の深刻な人材不足もあり、無料でITスキルを学べるスクールが増えています。
3ヶ月無料で学べるスクールがあるならば、無料を選択した方が良いですね。なぜならば、専門学校で2〜4年間プログラミングを勉強しても、実務経験がない未経験者と同じだからです。基本的なITスキルを習得したら、あとは現場で実践を積む方が良いですね。
現場で実践を積めば、月20万円の給料をもらいながら実務経験を積めます。
1日も早く行動に移した方が良い理由は?
参考:有効求人倍率とは何?最新状況や計算方法をわかりやすく解説!
2019年の有効求人倍率は、バブル期よりも高い「1.6倍」でした。また、IT業界は特に好調で、転職サイトが公表する転職有効求人倍率は「6.79倍」を記録しています(参考:転職求人倍率レポート)。
業界経験がない未経験者でも、月20万円の給料を貰い研修を受けられたのは、好景気と人材不足に支えられていたからです。未経験で書類を送付しても、大半が採用面接まで駒を進めることができた時代です。
しかしながら、コロナウイルスの影響で、現状は大きく変わりつつあります。
20年3月以降の米国失業保険申請者数は、3月06日累計で「8,063万人」です(参考:新規失業保険申請件数3/06)。リーマンショックでさえ3月の失業者数は80万人でしたが、コロナは1週間で70万人以上が職を失い続けています。
20年10月の有効求人倍率は、1.04倍まで低下しています(参考:10月の完全失業率3.1% 求人倍率は1.04倍)。
このような状況で、未経験者を採用し育てようと考える企業はまずないです。専門学校や40〜60万円の有料スクールを卒業しても就職先はありません。また、企業に人材を紹介する事で成り立っていた「無料スクール」もサービスを停止します。
そのため、コロナが落ち着いてから転職活動を始めるでは遅いです。コロナが落ち着く頃にはすでに経済危機に陥り、企業はもう未経験者の採用を止めているからです。経済が回復し始める6年後には、今度は年齢を理由に未経験で転職できないですよね。
では、有効求人倍率が「0.45倍」になると、どのような状況に陥るでしょうか?
- 大手企業は予算削減で、新規開発案件を次々に中止する
- IT企業は、採用コストが掛かる未経験者の採用を止める
- 専門学校や有料スクールを卒業しても、就職先がない
- 人材紹介で利益を得てる「無料スクール」が終了する
- 転職エージェントに登録しても、未経験者は断られる
- 人件費が安い外国人を採用し、海外でシステムを開発する
- 日本人SEやPGは、国内で開発経験を積めない
- リストラや派遣切りで、専門職以外の失業者が急増する
私たちに残されている時間は、決して多くはないですね。
転職活動に今すぐ必要なものは?
転職活動を開始するに当たって、私たちが必要な準備は何もありません。また、私たちは全てのサービスを無料で利用できます。途中で就職を辞退しても罰金など一切ありません。
履歴書や職務経歴書は、キャリアコンサルタントと面談し転職の意思を固めた後に改めて準備すれば良いですね。面談することで進みたい方向性が決まり、その段階で具体的な準備を始めた方が手戻りが少ないです。
マイナビは、他の転職サイトにはない隠れ優良企業を多数扱います。私が社内開発ができる中小企業に就職できたのはマイナビのおかげです。大手リクナビやDODAだと、求人数が多いが優良企業は少ないのが難点ですね。
- 公式サイトから「無料転職サポート申し込み」を選択する
- 希望勤務地や個人情報を入力する(3分で登録できる)
- 担当者からメールか電話があり、面談日を指定する(平日夜や週末も可)
- 予約した日時に来社し、無料カンセリングを行う(所要時間は40分)
- 仕事が忙しく来社できない場合は、電話でも対応しています
キャリア面談後には、2万件ある求人から条件に合う企業を、20社前後紹介してくれます。紹介される案件に目を向けると「ITの経験がない未経験者でも、必要としてくれる企業がたくさんある」ことに自信を持てますね。
それだけ、IT企業は人材不足に陥っているからです。
もちろん、働きたいと思える企業がなければ、無理に応募する必要はありません。売り手市場なので、私たちが企業を選ぶ立場にありますね。カウンセリング、転職サポートはすべて無料なので、途中で利用を辞めても違約金は一切発生しません。
ただし、キャリア面談は身構える必要はないが、転職活動は慎重に行いましょう。
なぜならば、転職活動は私たちの人生を大きく変える、最初の大きな1歩になるからです。自分自身の内面と深く向き合う事でやりがいのある仕事を見い出し、新しい人生の再スタート切るためにあります。
転職活動で巡り会う会社は、入社するかは別にしてそれぞれ深い意味があります。
私は新しい道を歩み始めたことで、大きく生涯収入を増やすことに成功し、夢だった海外就職も実現できました。もしも、あの時に転職活動しなければ、私の年収は30歳でも300万円のままでした。実際に、8年間働き続けている元同僚の年収は330万円です。
コロナの影響で、労働環境は目まぐるしく変わっています。
22年夏は、おそらく過去10年で最も求人数が多い時期になりました。すでに現時点で、転職サイトの求人数はコロナ前の水準を超えています。ただし、これまでに就職活動を見送っていた人たちも、一斉に動き出すタイミングでもあります。
特に今年は、飲食店や旅行で失業した人たちがIT業界に流れています。
求人数が最も多い冬前に就職するには、遅くても今月中には行動してないと手遅れです。この機会を逃すと労働者の供給過多に陥り、未経験でIT業界に就職するのは難しくなるかもしれません。また、変異株の影響で再びロックダウンに陥る可能性もあります。
22年の秋採用は、最後のチャンスになるかもしれません。登録に必要な項目は少ないので、通勤中にスマホからでも簡単に面談を予約できます。
会員登録と面談の日程調整、それから面談して求人を紹介してもらうのは、全ての工程で1時間も掛かりません。後からキャンセルもできるので、会員登録だけでも先に終わらせた方が良いですね。登録フォームは3分で埋められます。
私自身が4年前に、ブラックを脱出できたのでマイナビが1番のお勧めです。
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