専門学校に通学するには、基本的には会社員を辞める必要があります。しかしながら、仕事を辞めて無収入になる上に、高額な授業料を支払うのは現実的ではないですよね。数は少ないですが、社会人向けに夜間でも通学できる専門学校があります。
- 「仕事を辞めずに、仕事と勉強を両立しながら学校を利用したい…」
- 「夜間の専門学校を利用しても、IT・ゲーム業界に就職できるか不安がある…」
- 「夜間と週末に通学した場合、年間の学費はどれくらい必要なの…」
会社員を辞めて、昼間部の専門学校に通学する利点はありません。
なぜならば、専門学校はあまりにも学費が高く、仕事を辞めると生活が成り立たないからです。例えば、IT・ゲームに強い「専門学校HAL」を利用すると、4年間の学費は571万円です。生活費を含めると、最低でも1051万円は必要になりますね。
実は夜間部を利用する事で、学費は3分の1以下に抑えられます。
また、プログラミングに適性がなければ、転職しない選択肢も取れるため、リスクを最小限に抑えられるメリットもあります。ただし、夜間部を利用しても学費は100万円を超えます。また、本業の仕事が忙しいと、学校まで通学できないデメリットもあります。
費用対効果を考えるならば、専門学校よりも短期間の無料スクールを利用すべきですね。
ここでは、専門学校の夜間部を利用するメリットとデメリットを紹介します。それから、社会人でも利用できる無料スクールについても紹介します。
- 社会人向けに、夜間でも通学できる専門学校3校は?
- 昼ではなく、夜間に通学するメリットとデメリットは?
- 夜間でも利用できる、完全無料スクール3校は?
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<24年4月:求人倍率は急落に転じる>
24年に入り、日本の雇用環境は急速に悪化し始めています。
転職大手DODAによると、2月の有効求人倍数は『3.22倍→2.67倍』に急落しています。下落に転じた理由は、これまでコロナを理由に転職活動を遅らせてきた人が今年の春採用に向けて遂に動き始めたことに加え、予想外に求人数が前月比で減少したからです。製造業の求人数の減少は、昨年10月から指摘されていました(参考:製造業の新規求人数は大幅減少が続く(2023-10))。
そのため、24年春採用は危機的な状況に陥る可能性が高いです。
日本製造業の不調の原因は、世界経済の需要の急落です。21年9月に中国不動産バブルの崩壊、22年2月はウクライナ紛争で欧州経済が危機に瀕し、24年現在も中東紛争が加わり厳しい状況が続きます。更には、23年まで唯一好調だった米国も、24年には景気後退に突入する可能性が高いです(参考:米国の景気後退が始まる2024年)。
今年の春採用に期待してる人はとても多いが、それでは完全に手遅れですね。
なぜならば、景気後退に陥ると、IT企業は経験者しか採用しないからです。利益が急減する中で、未経験者の教育に費用を使うIT企業はありません。そうなると、次に未経験者が就職するには最低でも4年後です。
そのため、23年に転職を逃した人は、今すぐ行動を開始してください。
世界経済が本格的に悪化すれば、無料スクールの多くも閉鎖します。実際に、コロナによる経済悪化で、スクールの数は激減していますね。プロエンジニアは、24年4月現在も無料を維持してる数少ないスクールです。
公式サイト:『プロエンジニア』(無料相談の登録まで30秒)
少しでも実務やプログラミング経験がある人は、「マイナビ IT AGENT」でIT求人を探してください。世界経済が悪化する状況では、1日も早く就職先を見つける方が安全です。プログラミングは未経験で就職しても、月20万円の手取りを貰いながら研修や実務で学べます。
記事の内容を簡単に知りたい
【社会人向け】夜間でも通学できる専門学校3校は?
社会人向けに、夜間でも受講できる専門学校を紹介します。
1位:完全就職保証制度がある「専門学校HAL」
人気コース | WEB開発学科(2年制300万円/4年制571万円) |
---|---|
受講後のスキル | ネットワークやデータベースなどの知識を学び、応用力が身につく。実際のジョブを想定して、要件定義をもとに設計からデザイン、実装に至るまでのスキルを習得できる。 |
学べる技術 |
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授業形式 |
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利用対象者 |
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費用 |
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デメリット |
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メリット |
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無料コース | なし |
受講場所 |
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公式サイト | https://www.hal.ac.jp |
- ゲーム、CG映像、グラフィック、WEBデザイン学科がある
- 完全就職保証制度が付き、2年間で卒業できる
- 年間の学費は41万円、昼間部の3分の1以下
- 受講日は月水金、受講時間は19〜21時
- 土曜日は9時半から、学校の設備を利用できる
専門学校HALは、ゲームやグラフィック、WEB開発を専門で学べる2〜4年制のスクールです。他の専門学校やスクールにない特徴は、必ず就職できる「完全就職保証制度」があることですね。
専門学校の夜間部も、昼間部と同じ学科が用意されています。昼間部の学費は2年間で300万円と高額ですが、夜間部であれば80万円で受講できます。受講時間は平日夜の19〜21時なので、働きながらでもITの勉強ができますね。
夜間部でもお昼と同様に、完全就職保証制度を受けられます。
参考:専門学校HALの悪い評判は?|4年間で571万円は高過ぎる?
2位:企業とコラボできる「バンタンゲームアカデミー」
- 働きながら学べる2年制週3日の「WSコース」がある
- 2年間の学費は111.2万円と、昼幹部の2分の1以下
- 学科は、イラスト、マンガ家、ノベル作家の3つしかない
パンタンゲームアカデミーは、ゲーム制作を専門で学べる学校です。他スクールにない最大の特徴は、専攻を超えてチームでゲーム開発ができる事、それから企業と業務提携して実際のゲーム開発に参加できる事です。
バンタンゲームアカデミーは、社会人でも通学できる「WSコース」があります。2年制で、個人のスケジュールに合わせて週3日受講できます。しかしながら、WSコースの欠点は、イラスト、マンガ家、ノベル作家の3つしか学科がない事です。
IT・ゲーム系は授業のレベルが高く、夜間で受けられる専門学校は少ないです。
参考:パンタンゲームアカデミーの悪い評判は?|学費が430万円は高い
3位:3ヶ月で85万円の「ヒューマンアカデミー」
- 週1から学べる通学講座、自宅でも学べる通信講座がある
- 社会人向けに、振り替え制度、ビデオ補講などフォローがある
- 学習期間は6〜12ヶ月、34〜63万円で受講できる
- ゲームプランナー、プログラマー、Unity養成講座がある
ヒューマンアカデミーは、IT未経験者を対象にした有料スクールです。他スクールにない最大の特徴は、1997年に設立しすでに実績がある事です。累計85,061名を超える卒業生がいるほど、多くの業界未経験者が利用しています。
ヒューマンアカデミーは、社会人向けに週1日からでも受講できるコースがあります。
しかしながら、週に1回しか通わないにも関わらず、学費が63万円を超えるほど高額です。ヒューマンアカデミーは、通常のコースでも3ヶ月で85万円と高額ですね。学費が高ければ良い授業を受けられる訳ではないので、別の学校を利用した方が良いですね。
参考:ヒューマンアカデミーの悪い評判は?|3ヶ月で85万円は高い?
専門学校は、時間がある学生向けのスクールです。そのため、夜間でも受講できる学校は多くはありません。また、全体的に学費が高いのも特徴です。専門学校を利用する前に、メリットやデメリットについても、しっかりと把握しておきましょう。
昼ではなく、夜間に通学するメリットは?
専門学校の夜間部を利用するメリットを紹介します。
その1:忙しくても仕事と勉強を両立できる
夜間部を利用する最大のメリットは、仕事しながらでも専門学校に通学できる事ですね。
専門学校HALであれば、月水金の夜7〜9時に通学すれば単位を取れます。平日夜だけではなく、土曜日にもスクールを利用できます。働きながら専門学校に通学する事で、奨学金や銀行ローンを組まずに学費を支払えるのは大きいですね。
また、働きながらITやゲーム業界の勉強をする事で、転職する前に適性があるかも見極められます。
その2:昼間部と比較して学費が安い
- 専門学校HAL:2年間で80万円
- バンタンゲームアカデミー:2年間で111.2万円
- ヒューマンアカデミー:6〜12ヶ月で34〜63万円
夜間部の専門学校の学費は、昼間部と比較してかなり安いです。
専門学校の学費の平均は、2年間で239.5万円を超えるほど高額です。例えば、専門学校HALの4年間の学費は571万円、年間当たり142万円掛かります。これは国立や公立大学(250万円)の2倍以上、都内私立大学の理科系学部(520万円)よりも高いですね。
月10万円の生活費で過ごすと、4年間で959万円、2年間で480万円必要になります。現実的に考えた時に、社会人が仕事を辞めて払い続けるのは無理ですよね。
昼間部を利用すれば、2〜3分の1の学費で受講できます。夜間部でも昼間部と同様に就職支援を受けられます。
その3:少人数制で本気度が高い人が集まる
- 昼間部よりも人が少なく、10人程度の少人数で受講できる
- 時間を持て余す学生と違い、目的意識がはっきりしている
- 働いたお金で勉強するため、モチベーションが高い
- 1度社会人を経験しているため、実用的な知識を学びたい
昼間部と比較して、夜間部は本気度が高い社会人が集まります。
なぜならば、社会人はプログラミングを学ぶ目的がはっきりしています。また、自分たちが苦労して稼いだお金で学費を支払うため、学生の頃とはモチベーションが違いますよね。1度社会人を経験している事もあり、実用的な知識をフォーカスして学びます。
短い時間で集中して学ぶ方が、私たちは短期間で成長できます。
では、夜間部に通学するデメリットは何があるのでしょうか。
昼ではなく、夜間に通学するデメリットは?
IT・ゲーム関連の夜間学校を利用するデメリットを紹介します。
その1:勉強時間を確保するのが難しい
- 仕事と勉強を同時に進めるため、自由に使える時間がない
- 仕事が終わり、職場から専門学校まで通うのが難しい
- 仕事が忙しくなると、必然的に学校に通えなくなる
夜間学校を利用する最大のデメリットは、勉強時間の確保が難しい事です。
仕事と学校を無理に両立するため、平日夜も週末も自分のために使える時間がなくなります。仕事が終わり疲れた後に、職場から専門学校に通学するのも大変ですね。最初の1ヶ月はモチベーションが高くても、2ヶ月、3ヶ月経つと億劫になります。
仕事が忙しくなると、必然的に専門学校にも通えなくなります。
その2:ゲーム会社に就職できるとは限らない
- ゲーム業界は、IT業界の中でも特に採用が厳しい分野である
- 実務経験や実績がなければ、ゲーム会社は未経験を採用しない
- 教えられるレベルが低く、ゲーム科を卒業しても就職率は10%もいない
仕事が忙しい中で夜間部を卒業しても、ゲーム会社に就職できる保証はありません。
2〜4年間集中して学べる昼間部でも、ゲーム会社に就職できるのは全体の10〜20%だけです。なぜならば、専門性が高くクリエイティブが求められるゲーム業界では、実務経験や実績がない未経験者を採用しないからです。
実力社会のゲーム業界では、実務経験が最も重要視されます。
高い学費を払ってもゲーム業界に働けないならば、仕事と勉強を両立して2年間も夜間部に通う必要はないですよね。
その3:専門学校よりスクールの方がコスパが高い
- プロエンジニア:入学金、授業料、転職支援が3ヶ月間学べる(0円)
- テックエキスパート:30代未経験者でも、転職保証が受けられる(有料)
近年、プログラミングを無料で学べるスクールが増えています。
無料で学べる背景にあるのは、IT業界の深刻な人材不足でエンジニアが不足しているからです。そのため、スクールの授業料は人材を採用するIT企業が負担します。スクールを利用すれば1〜3ヶ月でITスキルを習得でき、就職支援まで無料でサポートしてくれます。
そして、無料スクールも同様に、社会人向けに夜間やオンラインで受講できるコースを用意しています。私たちSEに必要な事は、勉強ではなく実務経験を積む事ですよね。
専門学校で2〜4年の経験を積むよりも、1日も早くIT企業に就職し働く方が、金銭的にも時間的にも現実的な選択肢になります。必要な専門スキルは、現場に出ながらでも勉強できますね。
ここでは、社会人でも利用できる無料スクールを紹介します。
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私は多くのIT未経験者にSEを目指して欲しいと思っています。
なぜならば、職歴や学歴が重視されず正しい努力ができる人材であれば、必ず道が開かれる業界だからです。もちろん、未経験者はブラックに入社するリスクは否定しません。
私が1社目に入社した先はブラックでした。夜の10時過ぎまで働くも残業代は1円も支給されず、時給に換算すると700円以下です。身体は疲れているのに、布団に入ると将来が不安で夜も眠れません。
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個人的に1番のお勧めは「マイナビ」です。なぜならば、私自身がマイナビを利用する事でブラック企業を脱出できたからです。マイナビは親切な担当者が多く、業界経験がない未経験者にも丁寧な対応をしてくれます。
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社会人でも利用できる完全無料スクール3校は?
専門学校以外でも、夜間や週末に勉強できる無料スクールを紹介します。ただし、無料スクールを利用できるのは、関東に住む20代だけです。
1位:夜間や個別コースがある「プロエンジニア」
- 入学金、授業料、転職支援など全サービスを無料で利用できる
- 卒業後の就職先の企業は、3500社以上ある
- 未経験からの正社員就業率は、96%である
- 3ヶ月の受講期間中に、オリジナルアプリを制作できる
- 途中で離脱しても、罰金などのペナルティが発生しない
- 通学制のため、チーム(1期の人数は30人まで)で開発ができる
- 社会人向けに、夜間や個別コースも設けている
- 利用者は、都内(半蔵門・池尻)に通学できる関東在住の20代のみ
公式サイト:【完全無料プログラミング研修&就活塾】
プロエンジニアは、基礎スキル習得と就職を目的にした3ヶ月の無料スクールです。就職保証や全額保証がある学校は増えているが、就職に成功や失敗に関わらず、1円も支払わなくていいのはプロエンジニアだけの特徴です。
ただし、無料スクールで基礎スキルを習得しても、ブラックを避けられる保証はありません。
むしろ、ブラックに未経験者を流す学校も多く、かえってブラックに入る確率も高いです。深刻な人材不足の現状では、スクールを利用しなくても割と楽に就職できます。また、未経験者を積極的に採用する企業の多くは、3ヶ月の社内研修を設けていますね。
そのため、私たち未経験が無理にスクールを利用する必要性はありません。
入社前にどうしてもアプリを制作したいなど、特別な理由があれば利用を考えましょう。無給で勉強するスクールと違い、IT企業に就職すれば給料を貰いながらスキルを学べます。現在IT企業で働く現役SEの9割は、未経験で就職し社内研修を通じて専門スキルを習得していますね。
2位:完全オンライン制の「コードキャンプ」
- 短期間(2〜4ヶ月)で、未経験からSEに転向できる
- オンライン制なので、職場からスクールに通学しなくても良い
- スクールの立地に関係なく、地方、海外在住者でも利用できる
- 現役SE講師のプライベートレッスンが受けられる
- 40分間の無料カウンセリングが受講できる
- 授業料が全額返金される、「エンジニア転向コース」がある
コードキャンプ は、利用者が2万人を超え、オンラインで完結できるプログラミングスクール です。20代限定の「エンジニア転向コース」を利用して就職に成功すると、授業料の20万円が全額返金されます。
受講期間は2ヶ月と短いため、最短でWebエンジニアを目指せます。完全オンライン制なので、仕事が忙しい社会人、地方在住者、海外に住む人も利用できます。
参考:【コードキャンプ】デメリットや評価|費用、無料転職支援の条件
2年間の学費が100万円以上の専門学校の夜間部を利用する必要はありません。
以上のように、3ヶ月の無料スクールを利用しても、私たちはSEになれます。実務経験が重視されるIT・ゲーム業界で1番大切なことは、まずは実務経験を積む事です。スクールで学ぶ時間は必要最低限にして、現場に出ながら自分に必要なスキルを磨いていく方が現実的ですよね。
実務経験がなければ、就職難易度が高いゲーム業界からも内定を得るのが難しいです。まずは、無料で受講できるスクールを1番最初に検討しましょう。
プログラミング未経験でもIT企業に就職できる?
出典:IT人材の最新動向と将来設計に関する調査(経済産業省)
私たちは事前に基礎スキルを習得しなくても、簡単にIT企業に就職できます。
なぜならば、2030年に59万人が不足するほど、人材が足りていないからです。IT業界の求人倍率は最も高く6.79倍です。全業種平均よりも3倍も高く、応募者1人に対して6つ求人が余る状態ですね(転職求人倍率レポート2018年4月)。
私自身もプログラミング経験なしで、この業界に入りました。
それでも、年収が500万円を超えキャリアがある理由は、入社後に3ヶ月間のプログラミング研修があったからです。現在現役で働いている9割のSEは、入社後にスキルを習得しています。専門学校で2年間で学ぶスキルを、私たちは3ヶ月間で学べます。
- 月20万円の給料を貰いながら、プログラミングの勉強ができる
- 給料を貰いながら勉強するので、モチベーションが高い
- 現役SEの先輩社員から、実用的なスキルを現場で学べる
- 就職先で必要なスキルを中心に、重点的に学べる
- 業務時間外には、資格や語学など他の勉強もできる
IT未経験者でも、専門学校やスクールに通学しなくても企業に就職できますね。
SEになる事がスキルを学ぶ目的ならば、1日も早く就職した方が良いです。無料で学べるスクールも魅力ですが、月に20万円の給料を貰いながら勉強した方が合理的だからです。実際に現役SEの多くは、無料スクールを悲観的に見ている人が多いです。
▼▼IT未経験から無料でSEに就職する3つの方法▼▼
- 『マイナビエージェント』IT未経験者に強く、最短2ヶ月で就職できる
- 『ワークポートIT』最短1ヶ月で就職できるが、ブラック企業が多い
- 『ProEngineer』コロナ禍でも残っている、数少ない無料スクール
※マイナビのプロモーションを含みます。
<24年4月:求人倍率は下落に転じる>
24年に入り、日本の雇用環境は急速に悪化し始めています。
転職大手DODAによると、2月の有効求人倍数は『3.22倍→2.67倍』に急落しています。下落に転じた理由は、これまでコロナを理由に転職活動を遅らせてきた人が今年の春採用に向けて遂に動き始めたことに加え、予想外に求人数が前月比で減少したからです。製造業の求人数の減少は、昨年10月から指摘されていました(参考:製造業の新規求人数は大幅減少が続く(2023-10))。
そのため、24年春採用は危機的な状況に陥る可能性が高いです。
日本製造業の不調の原因は、世界経済の需要の急落です。21年9月に中国不動産バブルの崩壊、22年2月はウクライナ紛争で欧州経済が危機に瀕し、24年現在も中東紛争が加わり厳しい状況が続きます。更には、23年まで唯一好調だった米国も、24年には景気後退に突入する可能性が高いです(参考:米国の景気後退が始まる2024年)。
今年の春採用に期待してる人はとても多いが、それでは完全に手遅れですね。
なぜならば、景気後退に陥ると、IT企業は経験者しか採用しないからです。利益が急減する中で、未経験者の教育に費用を使うIT企業はありません。そうなると、次に未経験者が就職するには最低でも4年後です。
そのため、23年に転職を逃した人は、今すぐに行動を開始してください。
未経験でもIT業界に就職すれば、基礎知識を習得し実務経験を積みながら月20万円以上の手取りを得られます。また、2-3年経験を積み経験者として転職すれば、年収を100万円以上増やせます。
未経験者向けの転職サイトで1番のお勧めは「マイナビ」です。なぜならば、私自身がブラックから脱出し目標だった社内開発に就職できたからです。年収は4年間で300→520万円まで増え、納期月以外は毎日定時に帰宅しています。
公式サイト:マイナビエージェント(無料サービス登録まで3分)
少しでも実務やプログラミング経験がある人は、「マイナビ IT AGENT」から登録してください。PG経験があると紹介できる案件の質が高くなります。
まとめ:夜間でも利用できる専門学校は?
- 仕事と勉強を両立し、学習時間を確保するのが難しい
- 学費は高くないが、ゲーム会社に就職できるとは限らない
- 専門学校よりも、無料スクールの方が費用対効果が高い
会社員を辞めて、昼間部の専門学校に通学する利点はありません。
なぜならば、専門学校はあまりにも学費が高く、仕事を辞めると生活が成り立たないからです。例えば、IT・ゲームに強い「専門学校HAL」を利用すると、4年間の学費は571万円です。生活費を含めると、最低でも1051万円は必要になりますね。
夜間部を利用する事で、学費は3分の1以下に抑えられます。
しかしながら、実は夜間部を利用するメリットもありません。なぜならば、無料で受講できるスクールがあるため、そもそも学費を支払う必要がないからです。私たち未経験者にとって、最も重要な事は1日も早く実務経験を積む事です。
自分に必要なスキルは、実務経験を積みながらでも勉強できます。費用対効果を考えるならば、専門学校よりも短期間の無料スクールを利用すべきですね。
「プロエンジニア 」を利用すれば、会社員を辞めなくても無料で利用できます。
1日も早く行動に移した方が良い理由は?
参考:有効求人倍率とは何?最新状況や計算方法をわかりやすく解説!
2019年の有効求人倍率は、バブル期よりも高い「1.6倍」でした。また、IT業界は特に好調で、転職サイトが公表する転職有効求人倍率は「6.79倍」を記録しています(参考:転職求人倍率レポート)。
業界経験がない未経験者でも、月20万円の給料を貰い研修を受けられたのは、好景気と人材不足に支えられていたからです。未経験で書類を送付しても、大半が採用面接まで駒を進めることができた時代です。
しかしながら、コロナウイルスの影響で、現状は大きく変わりつつあります。
20年3月以降の米国失業保険申請者数は、3月06日累計で「8,063万人」です(参考:新規失業保険申請件数3/06)。リーマンショックでさえ3月の失業者数は80万人でしたが、コロナは1週間で70万人以上が職を失い続けています。
20年10月の有効求人倍率は、1.04倍まで低下しています(参考:10月の完全失業率3.1% 求人倍率は1.04倍)。
このような状況で、未経験者を採用し育てようと考える企業はまずないです。専門学校や40〜60万円の有料スクールを卒業しても就職先はありません。また、企業に人材を紹介する事で成り立っていた「無料スクール」もサービスを停止します。
そのため、コロナが落ち着いてから転職活動を始めるでは遅いです。コロナが落ち着く頃にはすでに経済危機に陥り、企業はもう未経験者の採用を止めているからです。経済が回復し始める6年後には、今度は年齢を理由に未経験で転職できないですよね。
では、有効求人倍率が「0.45倍」になると、どのような状況に陥るでしょうか?
- 大手企業は予算削減で、新規開発案件を次々に中止する
- IT企業は、採用コストが掛かる未経験者の採用を止める
- 専門学校や有料スクールを卒業しても、就職先がない
- 人材紹介で利益を得てる「無料スクール」が終了する
- 転職エージェントに登録しても、未経験者は断られる
- 人件費が安い外国人を採用し、海外でシステムを開発する
- 日本人SEやPGは、国内で開発経験を積めない
- リストラや派遣切りで、専門職以外の失業者が急増する
私たちに残されている時間は、決して多くはないですね。
転職活動に今すぐ必要なものは?
転職活動を開始するに当たって、私たちが必要な準備は何もありません。また、私たちは全てのサービスを無料で利用できます。途中で就職を辞退しても罰金など一切ありません。
履歴書や職務経歴書は、キャリアコンサルタントと面談し転職の意思を固めた後に改めて準備すれば良いですね。面談することで進みたい方向性が決まり、その段階で具体的な準備を始めた方が手戻りが少ないです。
マイナビは、他の転職サイトにはない隠れ優良企業を多数扱います。私が社内開発ができる中小企業に就職できたのはマイナビのおかげです。大手リクナビやDODAだと、求人数が多いが優良企業は少ないのが難点ですね。
- 公式サイトから「無料転職サポート申し込み」を選択する
- 希望勤務地や個人情報を入力する(3分で登録できる)
- 担当者からメールか電話があり、面談日を指定する(平日夜や週末も可)
- 予約した日時に来社し、無料カンセリングを行う(所要時間は40分)
- 仕事が忙しく来社できない場合は、電話でも対応しています
キャリア面談後には、2万件ある求人から条件に合う企業を、20社前後紹介してくれます。紹介される案件に目を向けると「ITの経験がない未経験者でも、必要としてくれる企業がたくさんある」ことに自信を持てますね。
それだけ、IT企業は人材不足に陥っているからです。
もちろん、働きたいと思える企業がなければ、無理に応募する必要はありません。売り手市場なので、私たちが企業を選ぶ立場にありますね。カウンセリング、転職サポートはすべて無料なので、途中で利用を辞めても違約金は一切発生しません。
ただし、キャリア面談は身構える必要はないが、転職活動は慎重に行いましょう。
なぜならば、転職活動は私たちの人生を大きく変える、最初の大きな1歩になるからです。自分自身の内面と深く向き合う事でやりがいのある仕事を見い出し、新しい人生の再スタート切るためにあります。
転職活動で巡り会う会社は、入社するかは別にしてそれぞれ深い意味があります。
私は新しい道を歩み始めたことで、大きく生涯収入を増やすことに成功し、夢だった海外就職も実現できました。もしも、あの時に転職活動しなければ、私の年収は30歳でも300万円のままでした。実際に、8年間働き続けている元同僚の年収は330万円です。
コロナの影響で、労働環境は目まぐるしく変わっています。
22年夏は、おそらく過去10年で最も求人数が多い時期になりました。すでに現時点で、転職サイトの求人数はコロナ前の水準を超えています。ただし、これまでに就職活動を見送っていた人たちも、一斉に動き出すタイミングでもあります。
特に今年は、飲食店や旅行で失業した人たちがIT業界に流れています。
求人数が最も多い冬前に就職するには、遅くても今月中には行動してないと手遅れです。この機会を逃すと労働者の供給過多に陥り、未経験でIT業界に就職するのは難しくなるかもしれません。また、変異株の影響で再びロックダウンに陥る可能性もあります。
22年の秋採用は、最後のチャンスになるかもしれません。登録に必要な項目は少ないので、通勤中にスマホからでも簡単に面談を予約できます。
会員登録と面談の日程調整、それから面談して求人を紹介してもらうのは、全ての工程で1時間も掛かりません。後からキャンセルもできるので、会員登録だけでも先に終わらせた方が良いですね。登録フォームは3分で埋められます。
私自身が4年前に、ブラックを脱出できたのでマイナビが1番のお勧めです。
※コロナの影響で電話メール中心で転職活動の支援をしています
公式サイト:マイナビエージェント(無料サービス登録まで3分)
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