未経験から就職したSEの実態とは?|ブラックで働く確率は高い

ITエンジニアと聞くと、良いイメージを持っている人は少なくないですよね。特に最近のネット広告(転職サイトやプログラミングスクール)を見ると、次のように語られています。

  1. 「専門職だからリストラに強い、将来の生活は安定し安心して働ける」
  2. 「経験年数とともに、毎年給与は右肩上がりに増えるだろう」
  3. 「リモートワークを実現し、海外や自宅で自由に働ける」
  4. 「専門スキルさえ積めば、フリーランスや独立も実現しやすい」

しかしながら、誰もがこのような恵まれた条件で働けるわけではないですね。

実際にはブラックに入社し、自社や出向先のクライアントに都合よくこき使われ、35歳でこの業界を去る人も少なくありません私もかつて、ブラックで2社働いたことがあるので、IT業界には悪い面があることも知っています。

ここでは、未経験でIT企業に就職し、ブラックを経験する人たちの実態を紹介します。また、ブラックを避けて働くことで、どのようなメリットがあるのについても紹介します。

IT業界の実態を知りたい人向け
  1. 未経験から、ブラックで働くエンジニアの実態とは?
  2. ブラックを脱出したエンジニアが得られることは?
  3. 未経験でも、賢くブラックを避ける方法とは?

▼▼IT未経験者の転職に強い大手3社▼▼

  1. マイナビエージェント業界経験がないIT未経験者に強みがある
  2. 『ワークポートIT最短1ヶ月で就職できるが、求人の質は低い
  3. 『リクルート求人数は多いが、IT業界に特化していない

※マイナビのプロモーションを含みます。

<24年2月:求人倍率は急落に転じる

参考:求人数は微減し、転職希望者数が増加(2024年1月)

24年に入り、日本の雇用環境は急速に悪化し始めています

転職大手DODAによると、1月の有効求人倍数は『3.22倍→2.80倍』に急落しています。下落に転じた理由は、これまでコロナを理由に転職活動を遅らせてきた人が今年の春採用に向けて遂に動き始めたことに加え、予想外に求人数が前月比で減少したからです。製造業の求人数の減少は、昨年10月から指摘されていました(参考:製造業の新規求人数は大幅減少が続く(2023-10))。

そのため、24年春採用は危機的な状況に陥る可能性が高いです。

日本製造業の不調の原因は、世界経済の需要の急落です。21年9月に中国不動産バブルの崩壊、22年2月はウクライナ紛争で欧州経済が危機に瀕し、24年現在も中東紛争が加わり厳しい状況が続きます。更には、23年まで唯一好調だった米国も、24年には景気後退に突入する可能性が高いです(参考:米国の景気後退が始まる2024年)。

今年の春採用に期待してる人はとても多いが、それでは完全に手遅れですね。

なぜならば、景気後退に陥ると、IT企業は経験者しか採用しないからです。利益が急減する中で、未経験者の教育に費用を使うIT企業はありません。そうなると、次に未経験者が就職するには最低でも4年後です。

そのため、23年に転職を逃した人は、今すぐに行動を開始してください

未経験でもIT業界に就職すれば、基礎知識を習得し実務経験を積みながら月20万円以上の手取りを得られます。また、2-3年経験を積み経験者として転職すれば、年収を100万円以上増やせます。

未経験者向けの転職サイトで1番のお勧めは「マイナビ」です。なぜならば、私自身がブラックから脱出し目標だった社内開発に就職できたからです。年収は4年間で300→520万円まで増え、納期月以外は毎日定時に帰宅しています。

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少しでも実務やプログラミング経験がある人は、「マイナビ IT AGENT」から登録してください。PG経験があると紹介できる案件の質が高くなります。

未経験でブラックに入社したらどうなる?

最近の転職サイトやプログラミングスクール の広告を見ていると、エンジニアになることの利点しか書かれていないですよね。

しかしながら、この業界には、運悪くブラックに入社する人もたくさんいます。ブラックに入社した場合、どのような現実が待ち受けているのでしょうか。

実態1:客先常駐で働くと派遣と変わらない

1社目でブラックに入社した場合、多くの未経験者は常駐先で働くことになります

毎日クライアントである他社に出向し、他社の管理下で働きます。名目上は請負契約ですが、実態は派遣社員と変わりません。この働き方に疑問を感じ、業界を去る人もたくさんいます。

勤務地や勤務時間が、「東京都内の各勤務先により異なる」と明記されている企業は十中八九客先常駐です。

実態2:自社にも客先にも、違法行為を強要される

私たちエンジニアが常駐先で働く事は、法律に反した違法行為を行うことでもあります。なぜならば、客先常駐の大半は「偽装請負」と「多重派遣」の温床となっているからです。

専門知識を身につけてキャリアを築きたいと思う反面、法を犯した違反行為の片棒を担いでいることにショックを受けます。私たちは、自尊心を深く傷つけられます。

客先常駐について、詳しく知りたい人はこちらの記事を参考にしてください。

参考:IT業界の客先常駐とは|メリットやデメリット、違法性、一般派遣との違いは?

実態3:プログラミングができないSEもいる

システム開発会社に就職すると、私たちはプログラミングがSEの仕事だと考えます。開発現場でプログラミングの経験を積み、以降はマネジメントかスペシャリストの道を歩むのが理想ですね。

しかしながら、客先常駐だと必ずしも開発経験が積めるとは限りません。具体的に言うと、何百台の共用PCの環境構築、開発経験が積めないサーバー監視や保守運用、それからテスト実施者やヘルプデスクに就く可能性があります。

どのようなプロジェクトに配属されるかを、私たち労働者が選べる立場にありません。業務経験が積めない単純労働を、IT業界では「ITドカタ」と呼ばれます。

参考:IT土方を避けて就職する方法|2chの評判、将来性、年収、仕事内容

実態4:専門職でも実は給料は増えなかった

ブラック企業に就職した場合、私たちの給与は増えません。これは、私が1社目で働いた会社のリアルな給与事情です。

  1. 評価制度がなく、1年の昇給額は一律「3000円」だけ
  2. 月給は22万円だが、ほとんど昇給しないから5年後も変わらない
  3. 残業代は支払われない、賞与は1ヶ月分(10万円)貰えれば良い方だ
  4. 2009年の金融危機後に、賞与は全社員廃止される
  5. 有給申請しても、1年目だと却下されることもある

私はこの会社を1年半で辞め、社内開発できる企業に転職しました。

いま現在もこの会社で働き続けている元同期がいますが、彼女の給料は8年間で30万円(年収300→330万円)しか増えていません。専門職と言いながらも、現実と理想のギャップは大きいですよね。

実態5:35歳で仕事を失う可能性が高い

IT業界には、「35歳定年説」という言葉があります。

これは、開発経験を積むことができずに、常駐先で下働きしていた人たちの働き先がなくなるからです。35歳で職を失う理由は、クライアント先の社員が、管理職になる年齢が35歳前後だからです

出向先の管理職よりも年齢が上だと、チームをまとめる方が扱いにくいからです。

35歳で突然仕事がなくなるわけではなく、30歳を過ぎたあたりから受け入れ先が徐々に減り始めます。自社にも居場所はないので、自主退職したりリストラを勧告されますね。

実態6:リモートワークや在宅は難しい

自由な働き方ができると言われるSEですが、現実はリモートや在宅を実現するのは難しいです。海外で自適悠々の生活ができると語るプログラマー(ただのブロガー)は、転職サイトやスクールの広告をブログに貼り付けて、広告費で稼いでいるだけです。

リモートや在宅を実現するのが難しい理由は、企業から見たらリスクしかないからですね。

  1. 作業者の進捗情報が確認できずに、プロジェクトが遅延するリスク
  2. 途中経過が見えずに、品質が期待する水準に達しないリスク
  3. 社内と個人のネットワークを繋ぐ事で、ウィルスに感染するリスク
  4. 顧客情報など、重要な情報が外部に漏洩するリスク

専門スキルがあれば、場所や時間に縛られないのは理想論だとわかります。

参考:未経験からSEを目指してリモートワーク(在宅)したい|現実は難しい

ブラックを脱出することで得られる3つの事

未経験者はブラックに入社しやすいのは事実ですね。

だからといって、エンジニアに転向することを否定したいわけではありません。私たちは注意深く就職する事でブラックを避けられるし、たとえブラックに入社しても、転職する事で状況を変えられます。

私は運悪くブラックに入社したが、その3年後には社内開発できる企業に転職できました。ここでは、ブラックを避けてIT企業で働くことのメリットを紹介します。

その1:経験年数に合わせて給料が増える

参考:平均年収ランキング2017年(DODA)

DODAが公表する2017年の平均年収によると、業界全体の平均年収は466万円、20代の平均は372万円、30代の平均は505万円です。

ITエンジニアは、経験年数とともに確実に給与が増える職種です。

私がブラックに入社し働いた最初の3年間は、給与はずっと横ばいでした。しかし、社内開発できる普通の企業に就職したことで、年収は右肩上がりに増え、4年間で300万円から520万円まで増えました。

その2:給料がない月は定時に帰宅できる

ブラックで勤めていた頃は、月の残業が80時間を超えることもありました。朝の7時半に家を出て、その日の夜に帰宅できるのは11時過ぎです。

残業代が支給されるわけではないので、労働時間が増えれば増えるほど時間給は下がります。1度計算したら、都内のコンビニアルバイト並みだったこともあります。

ブラックを脱出してから、納期がない月は毎日定時に帰宅しています

労働時間が長いと言われるIT業界ですが、全体の7割の企業の残業は40時間以内です。ブラックを避ければ、長時間労働を課せられることはありません。

参考:SEの残業時間と残業代はどれくらい?|月40時間以上は30.2%だけ

その3:転職市場で高く評価されるスキルを習得できる

ブラックで働いていた頃は、開発経験が積めず転職市場で評価されません。転職活動をしても、同じような企業から内定を得られるが、ひとつ上の企業に応募すると落とされます。

社内開発できる企業に就職してからは、開発経験を積むことができました。

その結果、現職よりも常に高い給与で掲示されます。現在の年収は520万円ですが、プラス50〜100万円の条件で掲示してくれます。

以上のことからも分かる通り、私たちはブラックを避けて企業に就職する必要があります。ITエンジニアとして就職するか、それともITドカタとして就職するかで、状況は天と地ほど差があるからです。

▼▼諦めなければ必ず目標は実現できる▼▼

私は多くのIT未経験者にSEを目指して欲しいと思っています。

なぜならば、職歴や学歴が重視されず正しい努力ができる人材であれば、必ず道が開かれる業界だからです。もちろん、未経験者はブラックに入社するリスクは否定しません

私が1社目に入社した先はブラックでした。夜の10時過ぎまで働くも残業代は1円も支給されず、時給に換算すると700円以下です。身体は疲れているのに、布団に入ると将来が不安で夜も眠れません

ある仕事帰りの電車の中、窓に映った惨めな自分の姿を目にします家事と仕事を両立し苦労して育ててくれた母親のことを思うと、自然と目から涙がこぼれ落ちました。しかしながら、それでも行動に移す勇気がなく、転職できずに3年が経ちます。

働くためだけに社会から生かされている生活に嫌気が指していた時に、知人から転職エージェントを紹介されました。転職に前向きになれないながらも、半ば強制的に就職活動が始まります。

その2ヶ月後に社内開発できる企業に就職し、私の人生は大きく変わりました。社内開発できる企業に入社後、転職してから4年後には年収500万円を超えました。決して大きな成功ではないが、家族にも恵まれ今は毎日幸せを感じています。

この知人のおかげで、自分を信じて行動すれば、必ず良い方向に進むことを知ります。未来は自分が思い描く事しか実現されないので、いま行動しなければ一生変わらないですよね

私が転職を勧める理由は、1人でも多くブラックで苦しむ人を減らしたいからです。ブラックで働く人材がいなくなれば、ブラック企業は潰れるしかないですね

ブラックから転職して変わったことは...
  1. 右肩上がりに昇給し、4年で300万円から520万円に増えた
  2. 納期がない月は、毎日定時に帰宅できた(月の残業は20時間
  3. 転職市場で査定してもらうと、+50〜100万円で掲示される
  4. 社内で開発経験を積み「海外勤務」と「海外出張」を経験できた
  5. 平日の夜も、家族や知人と食事や趣味を楽しむ事ができる
  6. 社内開発で経験を積み、倒産やリストラが怖くなくなった
  7. ITスキルの他に、後輩の教育やマネジメントも経験できた
  8. 毎朝眼が覚める度に、気持ち良く布団から出られる
  9. 家族にも恵まれ、大切にしたい人のために働ける喜びを知れた

個人的に1番のお勧めは「マイナビ」です。なぜならば、私自身がマイナビを利用する事でブラック企業を脱出できたからです。マイナビは親切な担当者が多く、業界経験がない未経験者にも丁寧な対応をしてくれます

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未経験から、3ヶ月以内にIT企業に就職する方法は?

最近では、就職支援がある無料スクールが増えていますね。

しかしながら、実際には無料スクールを利用しなくても、私たちはIT企業に就職できますねここでは、IT未経験から、3ヶ月以内でSEを目指せる方法を紹介します。特別な理由がなければ、あえて無料スクールを利用する必要性はありません

方法1:無料スクール経由で3ヶ月後にSEを目指す

プロエンジニアを利用するメリットは...
  1. 入学金、授業料、転職支援など全サービスを無料で利用できる
  2. 卒業後の就職先の企業は、3500社以上ある
  3. 未経験からの正社員就業率は、96%である
  4. 3ヶ月の受講期間中に、オリジナルアプリを制作できる
  5. 途中で離脱しても、罰金などのペナルティが発生しない
  6. 通学制のため、チーム(1期の人数は30人まで)で開発ができる
  7. 社会人向けに、夜間や個別コースも設けている
  8. 利用者は、都内(半蔵門・池尻)に通学できる関東在住の20代のみ

公式サイト:【完全無料プログラミング研修&就活塾】

プロエンジニアは、基礎スキル習得と就職を目的にした3ヶ月の無料スクールです。就職保証や全額保証がある学校は増えているが、就職に成功や失敗に関わらず、1円も支払わなくていいのはプロエンジニアだけの特徴です

ただし、無料スクールで基礎スキルを習得しても、ブラックを避けられる保証はありません。

むしろ、ブラックに未経験者を流す学校も多く、かえってブラックに入る確率も高いです。深刻な人材不足の現状では、スクールを利用しなくても割と楽に就職できます。また、未経験者を積極的に採用する企業の多くは、3ヶ月の社内研修を設けていますね。

そのため、私たち未経験が無理にスクールを利用する必要性はありません

入社前にどうしてもアプリを制作したいなど、特別な理由があれば利用を考えましょう。無給で勉強するスクールと違い、IT企業に就職すれば給料を貰いながらスキルを学べます。現在IT企業で働く現役SEの9割は、未経験で就職し社内研修を通じて専門スキルを習得していますね

評価:【プロエンジニア】悪い評判|20代限定、就職先の求人は3500社以上

方法2:転職サイト経由で最短1ヶ月でSEを目指す

ワークポートを利用するメリットは...
  1. IT系の専門サイトで、未経験者の転職に強み
  2. 2018年の転職決定人数部門で、2年連続1位を獲得する
  3. 押しが強い担当者が多く、営業力に自信を持っている
  4. 業界経験がない未経験者でも、最短1ヶ月で内定を獲得できる
  5. 幅広い層が利用し、30歳以上の利用者は58%を占める
  6. 扱う求人の質は全体的に低く、ブラック企業が多い

公式サイト:ワークポート

ワークポートは、IT業界に特化した未経験者向けの転職エージェントです。他にない最大の特徴は、スピーディな転職に強く、最短1ヶ月でも内定を獲得できる事です短期間で内定を得られる理由は、結果に重視する営業スタイルで、営業力に絶対の自信を持っているからです。

その結果、リクナビが主催する転職決定人数部門で、2年連続1位を獲得しています。

しかしながら、扱う求人の質は全体的に低いです。また、押しが強く強引な担当者が多く、勝手にブラック企業に応募させられ、面接に行く人も少なくありません。スピーディな転職には向いているが、慎重に就職活動したい人には向いていません

業界経験がない未経験者であれば、慎重に転職活動した方が良いですよね。

評価:【ワークポートの評価】未経験者でも、本当に1ヶ月で就職できる?

方法3:ブラックを避けて最短2ヶ月でSEを目指す

マイナビを利用するメリットは...
  1. IT専門の転職サイトで、IT未経験者の転職を得意とする
  2. ハイキャリアではなく、第二新卒や20〜30代前半に強い
  3. 丁寧な対応の担当者が多く、初めての転職活動向き
  4. 大手2社(リクナビ、DODA)にはない、中小の隠れ良企業を扱う
  5. 大手2社よりも、親切な対応で高評価を得ている
  6. 担当者が推薦状を書くので、書類選考の通過率が高い

公式サイト:マイナビエージェント

マイナビAGENT は、業界経験がない未経験者向けでIT専門の転職サイトです。他にない最大の特徴は、親切な対応の担当者が多く、20〜30代前半の未経験者を最も得意としている事ですね

数ある転職サイトの中で、個人的な1番のお勧めがです。なぜならば、私自身がマイナビを利用する事で、客先常駐のブラックから脱出できたからです。

25歳で実務経験が全くなく、「またブラックに入社したらどうしよう」と不安しかなかったです。しかし、担当者の熱心で親切な対応のおかげで、少しずつ気持ちが楽になりました。

そして、2ヶ月後に私が内定を頂いた転職先は、受託開発がメインのIT企業です。大手ではく社員が100名未満の中小企業だが、海外に開発拠点もある隠れ良企業でした

入社後の社内研修では、3つの上の先輩社員が個別でプログラミング教育をしてくれました。社内の開発案件に就いた後も、必ず先輩社員が仕事を教えてくれます。それから、毎年40〜60万円ペースで順調に昇給し、4年後には年収が520万円を超えます

上場企業や知名度がある大手はないが、私にとってこの会社は優良企業ですね。夜10時まで働いていたブラック時代とは違い、納期がない月は毎日定時に帰宅しています。

マイナビは、20〜30代前半の未経験者に絞れば、大手2社(リクナビ、DODA)よりも求人の質は高いです。大手2社は利用者数が多すぎるため、どうしても機械的な対応になりますね。ブラックを避けるためにも、マイナビが1番のおすすめです。

社内研修がある企業に就職できれば、月20万円の給料を貰いながらスキルを習得できます

評価:【マイナビAGENTの評価】本当に未経験でもブラックを避けられる?

プログラミング未経験でもIT企業に就職できる?

出典:IT人材の最新動向と将来設計に関する調査(経済産業省)

私たちは事前に基礎スキルを習得しなくても簡単にIT企業に就職できます。

なぜならば、2030年に59万人が不足するほど、人材が足りていないからです。IT業界の求人倍率は最も高く6.79倍です。全業種平均よりも3倍も高く、応募者1人に対して6つ求人が余る状態ですね転職求人倍率レポート2018年4月)。

私自身もプログラミング経験なしで、この業界に入りました。

それでも、年収が500万円を超えキャリアがある理由は、入社後に3ヶ月間のプログラミング研修があったからです。現在現役で働いている9割のSEは、入社後にスキルを習得しています。専門学校で2年間で学ぶスキルを、私たちは3ヶ月間で学べます。

入社後にスキルを習得するメリットは...
  1. 月20万円の給料を貰いながら、プログラミングの勉強ができる
  2. 給料を貰いながら勉強するので、モチベーションが高い
  3. 現役SEの先輩社員から、実用的なスキルを現場で学べる
  4. 就職先で必要なスキルを中心に、重点的に学べる
  5. 業務時間外には、資格や語学など他の勉強もできる

IT未経験者でも、専門学校やスクールに通学しなくても企業に就職できますね。

SEになる事がスキルを学ぶ目的ならば、1日も早く就職した方が良いです。無料で学べるスクールも魅力ですが、月に20万円の給料を貰いながら勉強した方が合理的だからです。実際に現役SEの多くは、無料スクールを悲観的に見ている人が多いです。

▼▼IT未経験から無料でSEに就職する3つの方法▼▼

  1. マイナビエージェントIT未経験者に強く、最短2ヶ月で就職できる
  2. 『ワークポートIT最短1ヶ月で就職できるが、ブラック企業が多い
  3. ProEngineerコロナ禍でも残っている、数少ない無料スクール

※マイナビのプロモーションを含みます。

<24年2月:求人倍率は下落に転じる

参考:求人数は微減し、転職希望者数が増加(2024年1月)

24年に入り、日本の雇用環境は急速に悪化し始めています

転職大手DODAによると、1月の有効求人倍数は『3.22倍→2.80倍』に急落しています。下落に転じた理由は、これまでコロナを理由に転職活動を遅らせてきた人が今年の春採用に向けて遂に動き始めたことに加え、予想外に求人数が前月比で減少したからです。製造業の求人数の減少は、昨年10月から指摘されていました(参考:製造業の新規求人数は大幅減少が続く(2023-10))。

そのため、24年春採用は危機的な状況に陥る可能性が高いです。

日本製造業の不調の原因は、世界経済の需要の急落です。21年9月に中国不動産バブルの崩壊、22年2月はウクライナ紛争で欧州経済が危機に瀕し、24年現在も中東紛争が加わり厳しい状況が続きます。更には、23年まで唯一好調だった米国も、24年には景気後退に突入する可能性が高いです(参考:米国の景気後退が始まる2024年)。

今年の春採用に期待してる人はとても多いが、それでは完全に手遅れですね。

なぜならば、景気後退に陥ると、IT企業は経験者しか採用しないからです。利益が急減する中で、未経験者の教育に費用を使うIT企業はありません。そうなると、次に未経験者が就職するには最低でも4年後です。

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まとめ:未経験で就職したエンジニアの実態とは?

ブラック企業の実態とは?
  1. 客先常駐で働くと、派遣社員と働き方は変わらない
  2. 自社にも客先にも、違法行為を強要される
  3. IT企業に入社しても、プログラミングができないSEもいる
  4. 専門職と言いながらも、実は給料が増えない人もいる
  5. 開発経験が積めないと、35歳で仕事を失う可能性が高い

最近は、転職サイトやプログラミングスクール のネット広告が原因で、ITエンジニアに対して過度に良いイメージを持つ人は多いです。

専門職だから手に職を付けられて、在宅や海外で自由に働ける」という風潮ですね。

しかしながら、自由な労働条件や環境で働けるのは、ほんの一握りの優秀なSEだけです。全体で見たら10%もいません。むしろ、未経験で就職したら、優良企業で働くよりもブラックに入社する確率の方がはるかに高いですよね。

これから、ITエンジニアを目指すのであれば、リスクがあることを承知した上でこの職業を選択しましょう。リスクがあることを自覚しなければ、ブラック企業の対策ができないからです。

1日も早く行動に移した方が良い理由は?

参考:有効求人倍率とは何?最新状況や計算方法をわかりやすく解説!

2019年の有効求人倍率は、バブル期よりも高い「1.6倍」でした。また、IT業界は特に好調で、転職サイトが公表する転職有効求人倍率は「6.79倍」を記録しています(参考:転職求人倍率レポート)。

業界経験がない未経験者でも、月20万円の給料を貰い研修を受けられたのは、好景気と人材不足に支えられていたからです未経験で書類を送付しても、大半が採用面接まで駒を進めることができた時代です。

しかしながら、コロナウイルスの影響で、現状は大きく変わりつつあります。

20年3月以降の米国失業保険申請者数は、3月06日累計で「8,063万人」です(参考:新規失業保険申請件数3/06)。リーマンショックでさえ3月の失業者数は80万人でしたが、コロナは1週間で70万人以上が職を失い続けています。

20年10月の有効求人倍率は、1.04倍まで低下しています(参考:10月の完全失業率3.1% 求人倍率は1.04倍)。

このような状況で、未経験者を採用し育てようと考える企業はまずないです。専門学校や40〜60万円の有料スクールを卒業しても就職先はありません。また、企業に人材を紹介する事で成り立っていた「無料スクール」もサービスを停止します

そのため、コロナが落ち着いてから転職活動を始めるでは遅いです。コロナが落ち着く頃にはすでに経済危機に陥り、企業はもう未経験者の採用を止めているからです経済が回復し始める6年後には、今度は年齢を理由に未経験で転職できないですよね。

では、有効求人倍率が「0.45倍」になると、どのような状況に陥るでしょうか?

有効求人倍率が0.45倍に陥ると...
  1. 大手企業は予算削減で、新規開発案件を次々に中止する
  2. IT企業は、採用コストが掛かる未経験者の採用を止める
  3. 専門学校や有料スクールを卒業しても、就職先がない
  4. 人材紹介で利益を得てる「無料スクール」が終了する
  5. 転職エージェントに登録しても、未経験者は断られる
  6. 人件費が安い外国人を採用し、海外でシステムを開発する
  7. 日本人SEやPGは、国内で開発経験を積めない
  8. リストラや派遣切りで、専門職以外の失業者が急増する

私たちに残されている時間は、決して多くはないですね。

転職活動に今すぐ必要なものは?

転職活動を開始するに当たって、私たちが必要な準備は何もありません。また、私たちは全てのサービスを無料で利用できます。途中で就職を辞退しても罰金など一切ありません。

履歴書や職務経歴書は、キャリアコンサルタントと面談し転職の意思を固めた後に改めて準備すれば良いですね。面談することで進みたい方向性が決まり、その段階で具体的な準備を始めた方が手戻りが少ないです。

マイナビは、他の転職サイトにはない隠れ優良企業を多数扱います。私が社内開発ができる中小企業に就職できたのはマイナビのおかげです。大手リクナビやDODAだと、求人数が多いが優良企業は少ないのが難点ですね。

登録から面談までの流れ
  1. 公式サイトから「無料転職サポート申し込み」を選択する
  2. 希望勤務地や個人情報を入力する(3分で登録できる
  3. 担当者からメールか電話があり、面談日を指定する(平日夜や週末も可)
  4. 予約した日時に来社し、無料カンセリングを行う(所要時間は40分)
  5. 仕事が忙しく来社できない場合は、電話でも対応しています

キャリア面談後には、2万件ある求人から条件に合う企業を、20社前後紹介してくれます。紹介される案件に目を向けると「ITの経験がない未経験者でも、必要としてくれる企業がたくさんある」ことに自信を持てますね。

それだけ、IT企業は人材不足に陥っているからです。

もちろん、働きたいと思える企業がなければ、無理に応募する必要はありません。売り手市場なので、私たちが企業を選ぶ立場にありますねカウンセリング、転職サポートはすべて無料なので、途中で利用を辞めても違約金は一切発生しません。

ただし、キャリア面談は身構える必要はないが、転職活動は慎重に行いましょう。

なぜならば、転職活動は私たちの人生を大きく変える、最初の大きな1歩になるからです。自分自身の内面と深く向き合う事でやりがいのある仕事を見い出し、新しい人生の再スタート切るためにあります。

転職活動で巡り会う会社は、入社するかは別にしてそれぞれ深い意味があります。

私は新しい道を歩み始めたことで、大きく生涯収入を増やすことに成功し、夢だった海外就職も実現できました。もしも、あの時に転職活動しなければ、私の年収は30歳でも300万円のままでした実際に、8年間働き続けている元同僚の年収は330万円です。

コロナの影響で、労働環境は目まぐるしく変わっています。

22年夏は、おそらく過去10年で最も求人数が多い時期になりました。すでに現時点で、転職サイトの求人数はコロナ前の水準を超えています。ただし、これまでに就職活動を見送っていた人たちも、一斉に動き出すタイミングでもあります。

特に今年は、飲食店や旅行で失業した人たちがIT業界に流れています。

求人数が最も多い冬前に就職するには、遅くても今月中には行動してないと手遅れです。この機会を逃すと労働者の供給過多に陥り、未経験でIT業界に就職するのは難しくなるかもしれません。また、変異株の影響で再びロックダウンに陥る可能性もあります。

22年の秋採用は、最後のチャンスになるかもしれません。登録に必要な項目は少ないので、通勤中にスマホからでも簡単に面談を予約できます。

会員登録と面談の日程調整、それから面談して求人を紹介してもらうのは、全ての工程で1時間も掛かりません後からキャンセルもできるので、会員登録だけでも先に終わらせた方が良いですね。登録フォームは3分で埋められます

私自身が4年前に、ブラックを脱出できたのでマイナビが1番のお勧めです。

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