客先常駐を避けてIT業界に就職したいと考えている人は多いですよね。しかしながら、現実問題としてたくさんの未経験者が客先常駐だけのブラックに就職します。
- 「自社や社内開発に入りたいけれど、現実的に難しいよね…」
- 「実務経験がないIT未経験者は、客先常駐以外で選択肢がない…」
- 「正社員と言いながらも客先常駐は、都合の良い奴隷だよね…」
結論から伝えると、未経験者が客先常駐を避けて入社するのは難しいです。
なぜならば、自社や社内開発は、即戦力を求める上に経験者からも人気が高く、競争倍率が高いからです。専門職ではスキルがある人材ほど、条件が良い企業に就職できますね。結果的に、未経験者は外れクジを引かされる確率が高いです。
しかしながら、戦略を持って行動すれば意外と難しくありません。
私は客先常駐を経験した後に、社内開発できる企業に就職しました。この会社は、新卒や中途の未経験者を毎年採用しています。入社後に社内研修を行い、1度も客先常駐を経験せずに働く若手の方が多いです。
また、私がこの会社に就職できたのは、実務で開発経験が1度もない時です。
未経験者でも社内開発に就職できる理由は、経験者だけを採用したくてもできない事情があるからです。人材が余っている状況と違い深刻な人材不足では、未経験者を採用して自社で育てる以外に道はないですね。
人材が資本のIT企業では、新しい人材が育たなければ潰れます。
客先常駐の割合が30%未満の企業が、全体の39.3%もある事を考えると、現実的に自社や社内開発を選択するのは、私たちが考えるよりも難しくありません(厚生労働省:働き方・休み方改善 )。
ここでは、未経験からでも自社や社内開発を狙う方法を紹介します。また、自社開発のメリットや客先常駐の問題点についても紹介します。
- 1社目で、客先常駐を経験した人の感想は?
- 未経験でも、本当に客先常駐を避けられるの?
- 未経験でも、自社開発を狙える3つの方法
▼▼IT未経験者の転職に強い大手3社▼▼
- 『マイナビエージェント』業界経験がないIT未経験者に強みがある
- 『ワークポートIT』最短1ヶ月で就職できるが、求人の質は低い
- 『リクルート』求人数は多いが、IT業界に特化していない
※マイナビのプロモーションを含みます。
<24年4月:求人倍率は急落に転じる>
24年に入り、日本の雇用環境は急速に悪化し始めています。
転職大手DODAによると、2月の有効求人倍数は『3.22倍→2.67倍』に急落しています。下落に転じた理由は、これまでコロナを理由に転職活動を遅らせてきた人が今年の春採用に向けて遂に動き始めたことに加え、予想外に求人数が前月比で減少したからです。製造業の求人数の減少は、昨年10月から指摘されていました(参考:製造業の新規求人数は大幅減少が続く(2023-10))。
そのため、24年春採用は危機的な状況に陥る可能性が高いです。
日本製造業の不調の原因は、世界経済の需要の急落です。21年9月に中国不動産バブルの崩壊、22年2月はウクライナ紛争で欧州経済が危機に瀕し、24年現在も中東紛争が加わり厳しい状況が続きます。更には、23年まで唯一好調だった米国も、24年には景気後退に突入する可能性が高いです(参考:米国の景気後退が始まる2024年)。
今年の春採用に期待してる人はとても多いが、それでは完全に手遅れですね。
なぜならば、景気後退に陥ると、IT企業は経験者しか採用しないからです。利益が急減する中で、未経験者の教育に費用を使うIT企業はありません。そうなると、次に未経験者が就職するには最低でも4年後です。
そのため、23年に転職を逃した人は、今すぐに行動を開始してください。
未経験でもIT業界に就職すれば、基礎知識を習得し実務経験を積みながら月20万円以上の手取りを得られます。また、2-3年経験を積み経験者として転職すれば、年収を100万円以上増やせます。
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少しでも実務やプログラミング経験がある人は、「マイナビ IT AGENT」から登録してください。PG経験があると紹介できる案件の質が高くなります。
記事の内容を簡単に知りたい
客先常駐の問題点や自社開発のメリットは?
客先常駐で働く事は、なぜ私たちSEにとって問題なのでしょうか。
その1:1年目に客先常駐を経験した人の声は?
客先常駐は都合の良い奴隷だった(2014年7月)
客先に常駐し、客先のシステムを使って、客先の仕事のお手伝いをする業務について違法性があるかどうか教えてください。責任者はいるが、客先から直接仕事の指示をされるのは当然で、「支援業務」という名目上、客と仕事の境目が曖昧で、正直言って都合のいい奴隷状態です。
「客先」の取引先と電話対応する時も、客先の会社名を名乗り、対応します。
何かを開発・または達成するということもなく、ただ客先で、客先の仕事を客先の人間と同じ部屋で一緒に仕事をするだけです。ただ、仕事を貰っている?という認識なのかやはり立場が非常に弱いです。定義上、業務委託でも業務請負でもない謎の仕事に思えてきます。
客先にとっては、自社の社員を極力減らして、末端の作業を責任ごと全て丸投げできるという夢の様な下請け会社にも思えます。また、契約社員・派遣を雇って同様の作業をさせているので、派遣にとっては二重派遣にならないのかな、とも思います出典元:Yahoo知恵袋
客先常駐の大半は「偽装請負」や「多重派遣」です。法律を犯した違法行為は、私たちに様々な悪影響を与えますね。
- 帰属意識の低下:他社に出向し常駐先の管理下で働く
- モラルの低下:常駐先では、常駐先の社員として振る舞う
- 偽装請負:業務委託や請負ではなく、法律を犯した違法行為
- 多重派遣:多重派遣も法律を犯した違法行為
- 自尊心の欠如:常駐先で、自社社員ひとりで出向する
- 経験が積めない:雑用業務ばかりで、SEとして成長できない
- 長時間労働:他社の管理下で働くため、際限なく労働時間が増える
私が1社目に入社した企業も客先常駐でした。新入社員時代の同期はいまもこの企業で働いているが、彼女の給料は8年で30万円(年収300→330万円)しか増えていません。
その2:社内や自社開発で働くメリットは?
- ヘルプデスクやテストではなく、確実に開発経験が積める
- 開発経験を積めば、上流工程(要件定義・設計)に携われる
- 開発経験の他に、若手の教育やマネジメントも経験できる
- 高収益の企業が多く、給与は右肩上がりに増える
- 自社で人員やスケジュール管理するので、定時に帰宅できる
- 優秀なSEに成長し自信が付き、倒産やリストラが怖くない
社内や自社開発で働くと、必ず開発経験を積めます。なぜならば、外部に労働力を提供するだけの客先常駐と違い、社員のスキルが向上しないと会社の売上も増えないからです。
開発経験を積むと、上流工程にシフトしマネジメントも経験できますね。要件定義や設計を経験する事で付加価値が高まり、私たちの給与も増えます。上流工程ができる人材は、不景気でも職を失う事はありません。
将来を真剣に考えるのであれば、客先常駐は早い段階で卒業すべきですね。
その3:客先常駐を避けられる可能性は39.3%?
現実問題として、実務経験がない未経験者が客先常駐を避けるのは難しいです。客先常駐の割合が30%未満の企業は、39.3%しかありません。経験者ほど客先常駐を避けるので、社内開発に就職できる可能性は実際には2割以下です。
ただし、そこまで実現不可能な数値でもないですよね。正しい知識と戦略があれば、たとえ未経験者でも客先常駐を避ける事は可能です。大半の未経験者は、客先常駐という言葉すら知らずに就職活動を行いますよね。
客先常駐を避けたい強い意思があれば、十分に避ける事は可能です。
IT未経験者でも、本当に客先常駐を避けられる?
- 深刻な人材不足にあるため、SEは会社を選びやすい
- 自社開発が多いWEB業界は、年率7.9%で成長している
- 楽天やユニクロなど、開発を内製化する企業が増えている
- 働き方改革が進み、リモートや在宅が増えている
- フリーランスが増え、中間摂取する業者の割合が減っている
IT未経験者でも、客先常駐以外で働く可能性は十分にあります。
その最大の理由は、転職倍率が6.79倍を超え、過去30年にないほど売り手市場が続いているからです。全業種の倍率は2.49倍なので、他業種として比較して3倍も求人が余っている状況です。
売り手市場では、私たちが会社を選ぶ立場にありますね。
また、社内や自社開発が多いWEB業界が急拡大しています。WEB業界はまだ20数年の歴史しかないですが、年率7.9%で成長しています。WEB業界以外でも、楽天やユニクロなど、社内で内製化する企業が増えています。
また、政府主導の働き方改革で、オフィス以外の働き方も増えてますね。
以上を考えると、たとえ未経験者でも客先常駐以外で働くのは難しくありません。私は未経験の友人に次のようにアドバイスします。何も考えずに就職活動すると、9割以上の確率で客先常駐に就職するよ。
でも、正しい知識を持つ事で、50%以上の確率で客先常駐を避けられます。私たちが諦めなければ、必ず道は開かれますね。では、客先常駐で働くリスクを減らすには、具体的にどのような方法があるでしょうか。
▼▼諦めなければ必ず目標は実現できる▼▼
私は多くのIT未経験者にSEを目指して欲しいと思っています。
なぜならば、職歴や学歴が重視されず正しい努力ができる人材であれば、必ず道が開かれる業界だからです。もちろん、未経験者はブラックに入社するリスクは否定しません。
私が1社目に入社した先はブラックでした。夜の10時過ぎまで働くも残業代は1円も支給されず、時給に換算すると700円以下です。身体は疲れているのに、布団に入ると将来が不安で夜も眠れません。
ある仕事帰りの電車の中、窓に映った惨めな自分の姿を目にします。家事と仕事を両立し苦労して育ててくれた母親のことを思うと、自然と目から涙がこぼれ落ちました。しかしながら、それでも行動に移す勇気がなく、転職できずに3年が経ちます。
働くためだけに社会から生かされている生活に嫌気が指していた時に、知人から転職エージェントを紹介されました。転職に前向きになれないながらも、半ば強制的に就職活動が始まります。
その2ヶ月後に社内開発できる企業に就職し、私の人生は大きく変わりました。社内開発できる企業に入社後、転職してから4年後には年収500万円を超えました。決して大きな成功ではないが、家族にも恵まれ今は毎日幸せを感じています。
この知人のおかげで、自分を信じて行動すれば、必ず良い方向に進むことを知ります。未来は自分が思い描く事しか実現されないので、いま行動しなければ一生変わらないですよね。
私が転職を勧める理由は、1人でも多くブラックで苦しむ人を減らしたいからです。ブラックで働く人材がいなくなれば、ブラック企業は潰れるしかないですね。
- 右肩上がりに昇給し、4年で300万円から520万円に増えた
- 納期がない月は、毎日定時に帰宅できた(月の残業は20時間)
- 転職市場で査定してもらうと、+50〜100万円で掲示される
- 社内で開発経験を積み「海外勤務」と「海外出張」を経験できた
- 平日の夜も、家族や知人と食事や趣味を楽しむ事ができる
- 社内開発で経験を積み、倒産やリストラが怖くなくなった
- ITスキルの他に、後輩の教育やマネジメントも経験できた
- 毎朝眼が覚める度に、気持ち良く布団から出られる
- 家族にも恵まれ、大切にしたい人のために働ける喜びを知れた
個人的に1番のお勧めは「マイナビ」です。なぜならば、私自身がマイナビを利用する事でブラック企業を脱出できたからです。マイナビは親切な担当者が多く、業界経験がない未経験者にも丁寧な対応をしてくれます。
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未経験者から、自社開発を狙う3つの方法とは?
私たち未経験者が、客先常駐で働くリスクを完全にゼロにするのは難しいです。しかしながら、客先常駐で働くリスクを減らすことはできますね。
方法1:無料スクール経由で就職する
- レッスンを無料で受講でき、さらに転職保証が受けられる
- 短期間でスキルを習得でき、2〜3ヶ月でオリジナルアプリを製作できる
- アプリやWEBサイトのURLを履歴書に貼り、優良企業にアピールできる
- プログラミングに適性があるか、事前に判断できる
- 日中から通うことができ、他の受講者と共同でシステム開発が体験できる
- 社会人向けに、夜間やオンラインに対応してくれるスクールもある
プログラミングスキルを習得してから、就職活動する事でブラックを避けられる可能性が高くなります。なぜならば、オリジナルアプリを製作し面接でアピールできるからです。
無料になる理由は、人材不足のIT企業が授業料を負担するからです。
しかしながら、無料スクールにはデメリットもあります。ひとつは、プログラミングの基礎を学んでも、実務では役に立たない事です。もうひとつは、未経験でIT企業に就職しても、月20万円の給料を貰いながら研修を受けられます。
教育する側から見たら、中途半端なクセがない方が仕事を教えやすいです。
実際に現役SEで、無料スクールを批判的に見ている人は多いですよね。無料スクール経由で就職しても、紹介先がブラックばかりという声も実際にあります。
まずは、無料スクールを検討する前に、未経験でも就職できる企業を探す方が現実的だし近道です。なぜならば、未経験者でも内定を得られるほど、IT業界は深刻な人材不足に陥っているからです。
参考:【プロエンジニアの評価】未経験からスキルを習得しブラックを避ける
方法2:自社開発が多いWEB系を目指す
客先常駐を避けるには、「インターネット・WEB業界」に進む事で避けられます。
なぜならば、特定のクライアントを持たずに自社サービスを開発するため、社内で働けるからです。顧客向けに製品を開発するSIer業界と違い、常駐先に出向するという概念がありません。
WEB業界はインターネットの普及に伴い、年率7.9%で急成長する分野ですね。SIer業界と比較すると、市場規模はまだまだ小さいが急拡大しています。
ただし、WEB業界で働くデメリットは、SIerと比較して将来性が低い事です。また、即戦力を求める傾向が強いため、未経験者で実力主義のWEB系に就職するのは難しいですね。仮に就職できても、WEB業界のブラックで働く可能性もあります。
WEB系を目指すならば、WEB系の転職に強い「ワークポート」ですが、ブラックも多く返ってリスクが高いかもしれません。
参考:【ワークポートの評価】未経験者でも、本当に1ヶ月で就職できる?
方法3:SIer業界の受託開発を目指す
個人的には、SIer業界の受託開発を目指すのが1番安全だと思っています。
なぜならば、客先常駐以外のSIer業界は、WEB業界と違い人材を育てる環境があるからです。WEB業界は資金に余裕がないベンチャーが多く、即戦力以外で人材を採用しません。
ビジネスが安定しているSIer業界は、積極的に未経験者も採用しています。
SIer系の受託開発は、海外に開発拠点を設けて内製化する企業も多いです。要件定義から設計、製造、評価、納品まで、全行程を請け負うため、システム開発に関する全般の知識を学べます。
また、海外の外国人PGとチームを組むため、高い競争力も魅力ですね。
国内の深刻な人材不足を理由に、中小やベンチャー企業でも海外進出する企業が増えています。国内で客先常駐や派遣にアウトソースするよりも、現実的に将来性のあるビジネスをしています。
私は、SIer系の受託開発に就職する事で客先常駐から脱出できました。私が転職した時は、実務で開発経験が1度もない時です。入社後に研修期間が与えられ、業務に必要な基礎を全て学びました。
その時に利用した転職サイトがです。
マイナビは、20〜30代前半のIT未経験者の転職を得意としています。リクナビやDODAが扱わない隠れ優良企業を多数扱います。グローバルに事業展開している日系企業も多いのでお勧めです。
評価:【マイナビAGENTの評価】本当に未経験でもブラックを避けられる?
プログラミング未経験でもIT企業に就職できる?
出典:IT人材の最新動向と将来設計に関する調査(経済産業省)
私たちは事前に基礎スキルを習得しなくても、簡単にIT企業に就職できます。
なぜならば、2030年に59万人が不足するほど、人材が足りていないからです。IT業界の求人倍率は最も高く6.79倍です。全業種平均よりも3倍も高く、応募者1人に対して6つ求人が余る状態ですね(転職求人倍率レポート2018年4月)。
私自身もプログラミング経験なしで、この業界に入りました。
それでも、年収が500万円を超えキャリアがある理由は、入社後に3ヶ月間のプログラミング研修があったからです。現在現役で働いている9割のSEは、入社後にスキルを習得しています。専門学校で2年間で学ぶスキルを、私たちは3ヶ月間で学べます。
- 月20万円の給料を貰いながら、プログラミングの勉強ができる
- 給料を貰いながら勉強するので、モチベーションが高い
- 現役SEの先輩社員から、実用的なスキルを現場で学べる
- 就職先で必要なスキルを中心に、重点的に学べる
- 業務時間外には、資格や語学など他の勉強もできる
IT未経験者でも、専門学校やスクールに通学しなくても企業に就職できますね。
SEになる事がスキルを学ぶ目的ならば、1日も早く就職した方が良いです。無料で学べるスクールも魅力ですが、月に20万円の給料を貰いながら勉強した方が合理的だからです。実際に現役SEの多くは、無料スクールを悲観的に見ている人が多いです。
▼▼IT未経験から無料でSEに就職する3つの方法▼▼
- 『マイナビエージェント』IT未経験者に強く、最短2ヶ月で就職できる
- 『ワークポートIT』最短1ヶ月で就職できるが、ブラック企業が多い
- 『ProEngineer』コロナ禍でも残っている、数少ない無料スクール
※マイナビのプロモーションを含みます。
<24年4月:求人倍率は下落に転じる>
24年に入り、日本の雇用環境は急速に悪化し始めています。
転職大手DODAによると、2月の有効求人倍数は『3.22倍→2.67倍』に急落しています。下落に転じた理由は、これまでコロナを理由に転職活動を遅らせてきた人が今年の春採用に向けて遂に動き始めたことに加え、予想外に求人数が前月比で減少したからです。製造業の求人数の減少は、昨年10月から指摘されていました(参考:製造業の新規求人数は大幅減少が続く(2023-10))。
そのため、24年春採用は危機的な状況に陥る可能性が高いです。
日本製造業の不調の原因は、世界経済の需要の急落です。21年9月に中国不動産バブルの崩壊、22年2月はウクライナ紛争で欧州経済が危機に瀕し、24年現在も中東紛争が加わり厳しい状況が続きます。更には、23年まで唯一好調だった米国も、24年には景気後退に突入する可能性が高いです(参考:米国の景気後退が始まる2024年)。
今年の春採用に期待してる人はとても多いが、それでは完全に手遅れですね。
なぜならば、景気後退に陥ると、IT企業は経験者しか採用しないからです。利益が急減する中で、未経験者の教育に費用を使うIT企業はありません。そうなると、次に未経験者が就職するには最低でも4年後です。
そのため、23年に転職を逃した人は、今すぐに行動を開始してください。
未経験でもIT業界に就職すれば、基礎知識を習得し実務経験を積みながら月20万円以上の手取りを得られます。また、2-3年経験を積み経験者として転職すれば、年収を100万円以上増やせます。
未経験者向けの転職サイトで1番のお勧めは「マイナビ」です。なぜならば、私自身がブラックから脱出し目標だった社内開発に就職できたからです。年収は4年間で300→520万円まで増え、納期月以外は毎日定時に帰宅しています。
公式サイト:マイナビエージェント(無料サービス登録まで3分)
少しでも実務やプログラミング経験がある人は、「マイナビ IT AGENT」から登録してください。PG経験があると紹介できる案件の質が高くなります。
まとめ:未経験から自社開発を目指す3つの方法
- 無料スクール経由で、スキルを習得してから就職する
- 社内や自社開発が多い、WEB業界を目指す
- 開発を内製化してる、SIer系の受託開発を目指す
未経験者が客先常駐を避けて入社するのは難しいです。なぜならば、自社や社内開発は、即戦力を求める上に経験者からも人気が高く、競争倍率が高いからです。専門職ではスキルがある人材ほど、条件が良い企業に就職できますね。
結果的に、未経験者は外れクジを引かされる確率が高いです。しかしながら、しっかりと戦略を持って行動すれば、意外と社内開発に就職するのは難しくありません。
個人的には、SIer業界の受託開発が1番のお勧めです。
なぜならば、SIer業界は未経験者を積極的に採用している上に、人材を育てる社風や環境があるからです。WEB業界は資金力に乏しく、即戦力しか採用しません。そのため、入社後に研修期間が用意される事はありません。
私自身は、SIer業界の受託開発に転職する事で、客先常駐のブラックを避けられました。入社して以降は順調に昇給し、30歳を迎える前に年収500万円を超えます。大きな成功ではなくても、毎日楽しく仕事ができている事に満足しています。
まずは、客先常駐を避けてIT業界に就職する方法を探してみましょう。仮に客先常駐に就職しても、私たちの努力次第でいくらでも環境を変えられます。それが、技術職を目指す最大のメリットですね。
1日も早く行動に移した方が良い理由は?
参考:有効求人倍率とは何?最新状況や計算方法をわかりやすく解説!
2019年の有効求人倍率は、バブル期よりも高い「1.6倍」でした。また、IT業界は特に好調で、転職サイトが公表する転職有効求人倍率は「6.79倍」を記録しています(参考:転職求人倍率レポート)。
業界経験がない未経験者でも、月20万円の給料を貰い研修を受けられたのは、好景気と人材不足に支えられていたからです。未経験で書類を送付しても、大半が採用面接まで駒を進めることができた時代です。
しかしながら、コロナウイルスの影響で、現状は大きく変わりつつあります。
20年3月以降の米国失業保険申請者数は、3月06日累計で「8,063万人」です(参考:新規失業保険申請件数3/06)。リーマンショックでさえ3月の失業者数は80万人でしたが、コロナは1週間で70万人以上が職を失い続けています。
20年10月の有効求人倍率は、1.04倍まで低下しています(参考:10月の完全失業率3.1% 求人倍率は1.04倍)。
このような状況で、未経験者を採用し育てようと考える企業はまずないです。専門学校や40〜60万円の有料スクールを卒業しても就職先はありません。また、企業に人材を紹介する事で成り立っていた「無料スクール」もサービスを停止します。
そのため、コロナが落ち着いてから転職活動を始めるでは遅いです。コロナが落ち着く頃にはすでに経済危機に陥り、企業はもう未経験者の採用を止めているからです。経済が回復し始める6年後には、今度は年齢を理由に未経験で転職できないですよね。
では、有効求人倍率が「0.45倍」になると、どのような状況に陥るでしょうか?
- 大手企業は予算削減で、新規開発案件を次々に中止する
- IT企業は、採用コストが掛かる未経験者の採用を止める
- 専門学校や有料スクールを卒業しても、就職先がない
- 人材紹介で利益を得てる「無料スクール」が終了する
- 転職エージェントに登録しても、未経験者は断られる
- 人件費が安い外国人を採用し、海外でシステムを開発する
- 日本人SEやPGは、国内で開発経験を積めない
- リストラや派遣切りで、専門職以外の失業者が急増する
私たちに残されている時間は、決して多くはないですね。
転職活動に今すぐ必要なものは?
転職活動を開始するに当たって、私たちが必要な準備は何もありません。また、私たちは全てのサービスを無料で利用できます。途中で就職を辞退しても罰金など一切ありません。
履歴書や職務経歴書は、キャリアコンサルタントと面談し転職の意思を固めた後に改めて準備すれば良いですね。面談することで進みたい方向性が決まり、その段階で具体的な準備を始めた方が手戻りが少ないです。
マイナビは、他の転職サイトにはない隠れ優良企業を多数扱います。私が社内開発ができる中小企業に就職できたのはマイナビのおかげです。大手リクナビやDODAだと、求人数が多いが優良企業は少ないのが難点ですね。
- 公式サイトから「無料転職サポート申し込み」を選択する
- 希望勤務地や個人情報を入力する(3分で登録できる)
- 担当者からメールか電話があり、面談日を指定する(平日夜や週末も可)
- 予約した日時に来社し、無料カンセリングを行う(所要時間は40分)
- 仕事が忙しく来社できない場合は、電話でも対応しています
キャリア面談後には、2万件ある求人から条件に合う企業を、20社前後紹介してくれます。紹介される案件に目を向けると「ITの経験がない未経験者でも、必要としてくれる企業がたくさんある」ことに自信を持てますね。
それだけ、IT企業は人材不足に陥っているからです。
もちろん、働きたいと思える企業がなければ、無理に応募する必要はありません。売り手市場なので、私たちが企業を選ぶ立場にありますね。カウンセリング、転職サポートはすべて無料なので、途中で利用を辞めても違約金は一切発生しません。
ただし、キャリア面談は身構える必要はないが、転職活動は慎重に行いましょう。
なぜならば、転職活動は私たちの人生を大きく変える、最初の大きな1歩になるからです。自分自身の内面と深く向き合う事でやりがいのある仕事を見い出し、新しい人生の再スタート切るためにあります。
転職活動で巡り会う会社は、入社するかは別にしてそれぞれ深い意味があります。
私は新しい道を歩み始めたことで、大きく生涯収入を増やすことに成功し、夢だった海外就職も実現できました。もしも、あの時に転職活動しなければ、私の年収は30歳でも300万円のままでした。実際に、8年間働き続けている元同僚の年収は330万円です。
コロナの影響で、労働環境は目まぐるしく変わっています。
22年夏は、おそらく過去10年で最も求人数が多い時期になりました。すでに現時点で、転職サイトの求人数はコロナ前の水準を超えています。ただし、これまでに就職活動を見送っていた人たちも、一斉に動き出すタイミングでもあります。
特に今年は、飲食店や旅行で失業した人たちがIT業界に流れています。
求人数が最も多い冬前に就職するには、遅くても今月中には行動してないと手遅れです。この機会を逃すと労働者の供給過多に陥り、未経験でIT業界に就職するのは難しくなるかもしれません。また、変異株の影響で再びロックダウンに陥る可能性もあります。
22年の秋採用は、最後のチャンスになるかもしれません。登録に必要な項目は少ないので、通勤中にスマホからでも簡単に面談を予約できます。
会員登録と面談の日程調整、それから面談して求人を紹介してもらうのは、全ての工程で1時間も掛かりません。後からキャンセルもできるので、会員登録だけでも先に終わらせた方が良いですね。登録フォームは3分で埋められます。
私自身が4年前に、ブラックを脱出できたのでマイナビが1番のお勧めです。
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