IT未経験でも社内開発で働く3つの方法|客先常駐を避けたい人向け

IT業界の市場が成長を続け、未経験でもITエンジニアを目指す人が増えています。そのため、未経験でIT企業に就職したい友人からこのように聞かれることがあります。

  • 「未経験者でも、1社目から自社開発している企業で働くことはできる?」
  • 「やっぱり、未経験でIT企業に入社すると、常駐先で働くことになるよね?」
  • 「客先常駐で働くと、具体的にはどんなデメリットがあるの?」

IT業界には大きく分けて2つの働き方があります。

ひとつは自社内でシステム開発する働き方(受託開発、自社製品やサービス開発)、もうひとつはお客さん先に出向し労働力を提供する働き方です。後者は「客先常駐」と呼ばれます。

結論から先にいうと、未経験でも自社開発で働くことは可能です。

ただし、自社開発を意図せずに転職活動すると、未経験者の9割が客先常駐している企業に入社します。なぜならば、自社開発は人気があり競争倍率が高く、選択肢が少ない未経験者は自然に客先常駐に流れていくからです。

業界経験がない未経験者でも、積極的に自社開発を目指しましょう。なぜならば、客先常駐はブラックが多く労働環境が劣悪な企業が多いからです。

私は過去に客先常駐させるだけのブラックに勤めましたが、給料が安い上に労働時間が長く、抜け出すのに大変な苦労をしました。自社開発している企業で働いて以降は、定時で帰宅し給料は右肩上がりで増えました。

業界経験がなくても客先常駐から避けることは可能です。ここでは、未経験者でも自社開発で働く方法について紹介します。

自社開発で働きたい人向け
  1. 自社開発で働く3つのメリットとは?
  2. 社外(客先常駐)で働く具体的な問題点とは?
  3. 自社開発している企業に就職する方法

▼▼IT未経験者の転職に強い大手3社▼▼

  1. 全国に拠点があり20〜30代が利用するリクルートエージェント
  2. 第二新卒者、20代に強いマイナビエージェント×IT
  3. 2ヶ月以内に転職したい人向けワークポート

個人的に1番のお勧めは、マイナビです。過去に利用してブラックから優良企業に転職できたからです。転職後は「海外勤務」や「海外出張」も経験でき、4年で年収は300→520万円まで増えました(マイナビの評価はこちら)。

ワークポートは、営業力に強みを持ち最短1ヶ月で転職する人もいます。ただし、扱う求人の質が大手2社より落ちるのが難点です(ワークポートの評価はこちら)。

参考:SE専門の転職サイト・エージェント3選比較|目的別の選び方

自社開発で働く3つのメリットとは?

自社開発している企業とは、メーカーから直受けで仕事を受注する受託開発、それから自社製品や自社サービスを開発する企業の2つがあります。

自社開発している企業で働くと、具体的にはどのようなメリットがあるのでしょうか。

メリット1:開発スキルが積めて市場価値を高められる

IT企業に入社したからといって、必ずしも開発経験が積めるわけではありません。

労働力を外部に提供するだけの企業に入社すると、常駐先の社員に都合良く使われる可能性があります。業務経験が積めないドキュメント作成や評価、環境構築、システムの保守運用ですね。(30歳になっても設計や開発ができない人は意外と少なくありません

自社開発では、システムを開発してお客さんに納品する、自社製品やサービスを開発する目的があるため、9割の社員が開発スキルを積めます。開発スキルを積めると、年齢とともに市場価値は上がります。

メリット2:上流工程(要件定義、設計)に携われる

エンジニアとして経験値を積む上で、上流工程に携われるかどうかは重要なポイントです。

開発や評価など下流工程の仕事は、海外の安い人件費や下請け企業の末端に委託できるので代替可能なスキルだからです。未経験者が開発だけの案件に携わる場合も、自社がシステムのコアになる要件定義や設計を受注しているかは重要なポイントです。

設計を受注していない企業は、なぜ設計や仕様変更の意図を理解せずに手だけ動かします。手を動かすだけの労働者は10年働いても給料は増えません。

メリット3:高収益の企業が多く、給料が右肩上がりで増える

自社開発している企業は、頭脳労働で報酬を得ているため高収益の企業が多いです。

客先常駐では社員を外部に提供するだけで報酬を得ているので、ブルーカラーの仕事と変わりません。常駐先の作業内容も、誰でにもできる業務をアウトソースされたものです。

IT業界は現在も右肩上がりで成長を続ける日本経済で唯一の産業です。そのため、頭脳労働で報酬を得ている人たちの給料も増え続けていますね。

客先常駐で働くのは何が問題なの?

自社開発で働くメリットは理解できたけれど、客先常駐は具体的に何が悪いのかイメージするのは難しいですよね。

ここでは、客先常駐の存在を知らずに1社目に入社してしまった人の口コミ(体験談)を紹介します。

1社目で客先常駐を経験した人の声

客先に常駐し、客先のシステムを使って、客先の仕事のお手伝いをする業務について違法性があるかどうか教えてください。責任者はいるが、客先から直接仕事の指示をされるのは当然で、「支援業務」という名目上、客と仕事の境目が曖昧で、正直言って都合のいい奴隷状態です。

「客先」の取引先と電話対応する時も、客先の会社名を名乗り、対応します。
何かを開発・または達成するということもなく、ただ客先で、客先の仕事を客先の人間と同じ部屋で一緒に仕事をするだけです。ただ、仕事を貰っている?という認識なのかやはり立場が非常に弱いです。

定義上、業務委託でも業務請負でもない謎の仕事に思えてきます。
客先にとっては、自社の社員を極力減らして、末端の作業を責任ごと全て丸投げできるという夢の様な下請け会社にも思えます。また、契約社員・派遣を雇って同様の作業をさせているので、派遣にとっては二重派遣にならないのかな、とも思います

出典元:Yahoo知恵袋

もちろん、客先常駐をしている全ての企業が、この体験者と同じではないですよね。なかには違法行為に当たらず、真っ当なビジネスをしてる企業もあります。

ただし… 私も客先常駐で働いてた過去があるので、似たような事をしている企業は全体の8割を占めます。

客先常駐の問題点を挙げるとこのようになります。

  1. 他社に出社し、常駐先の管理下で労働を行う(帰属意識の低下
  2. 常駐先では、常駐先の社員として振る舞う
  3. 業務委託でもなく、業務請負でもない(偽装請負
  4. 多重派遣で働いている社員もいる(多重派遣は違法
  5. 常駐先で、自社社員ひとりで出向する

普通に考えたら奇妙な現場ですよね。

このような理由があるため、できる限り客先常駐は避けた方が良いですね。運悪く入社した人も、2〜3年間経験を積んだ後に自社開発できる企業を目指します。

客先常駐について、何が問題か詳しく知りたい人はこちらのサイトを参考にしてください。

参考:IT業界の客先常駐とは|メリットやデメリット、違法性、一般派遣との違いは?

自社開発している企業に就職する方法

客先常駐で働くリスクを完全にゼロにすることは難しいです。

ただし、たとえ未経験でもリスクを減らして就職することは十分に可能です。

方法1:社内開発が多いWEB系の企業を目指す

IT業界には、製造業などの企業向けに業務系システムを開発する企業と、エンドユーザー向けに自社サービスを開発する企業に別れます。前者は「SIer系」、後者は「WEB系」と呼ばれます。

SIer系はクライアントと二人三脚でシステムを開発するため、常駐先に出向することが多いです。対して、WEB系は自社製品を開発するため自社内で開発しますね。

つまり、WEB系を目指すことで客先常駐を避けて働くことができます。

「ワークポート」は、未経験者に強みがあり、WEB系やゲーム系の求人を多数扱います。WEB系を目指す人は、ワークポートの利用を検討してみましょう。

評価:ワークポートの評判|IT未経験でも高い転職成功率に強み

方法2:海外に開発拠点がある企業を目指す

海外に開発拠点がある企業に入社することで、客先常駐を避けられます。

なぜならば、海外に開発拠点を持つ企業は内製化を行い、設計から製造、評価、納品まで一貫して請け負うからです。

私が客先常駐から抜け出した就職先は、海外に開発拠点がある受託開発の企業でした。社内開発で開発経験を積み、「海外勤務」や「海外出張」も経験させてもらいました今現在もこの会社で働き続けています。

ちなみに、その時に利用した転職エージェントは「マイナビ」です。マイナビは、業界最大手のリクナビやDODAが扱わない隠れた優良企業も扱います。グローバルに事業展開している日系企業も豊富なのでお勧めですよ。

評価:マイナビエージェント 評価|未経験歓迎の求人が多数

方法3:就職前に高いプログラミングスキルを習得する

※プログラミングスクール で受講生が製作するもの

プログラミングの経験がなくてもIT企業に入社できます。ただし、技術職である業界に入社する以上は、スキルがない人材ほどブラックに入る可能性は高いですよね。

このリスクを避けるためには、事前にプログラミングスキルを習得し自分を安売りしないことです。

現在は人材不足に苦しむIT企業が増え、無料でプログラミングを受講でき転職を支援したり、3ヶ月のレッスン終了後に転職に失敗すると転職保証(全額返金)してくれるスクールが増えています。

無料スクールは、IT企業がスクールに協賛金を出すことで成り立っています。

受講生は受講期間内に、オリジナルのWEBサイトやアプリを製作し、制作物を武器に優良企業にポテンシャルや意欲をアピールできます。興味がある人は受講を考えてみてください。

▼▼転職支援(無料、全額保証)があるプログラミングスクール3社▼▼

  1. 20代、オンラインで自宅や職場から自由に受講できるCodeCamp
  2. 20代、関東在住なら無料で利用できるProEngineer
  3. 30代でも、転職保証が受けられるTECH::EXPERT

無料スクールは、企業が人材不足に陥っている今だからこそ提供できるサービスです。景気が変わると来年には廃止されている可能性もあります。

参考:IT未経験者が無料で受講できるプログラミングスクール まとめ

まとめ:IT未経験でも社内開発で働く3つの方法

社内開発で働くメリット
  1. 開発スキルを積めて市場価値が高められる
  2. 上流工程(要件定義、設計)に携われる
  3. 高収益の企業が多く、給料が右肩上がりで増える

業界経験がない未経験だと、客先常駐に入社するのは仕方がないと考えている人もいます。しかしながら、実際には客先常駐を避けて入社するのは難しくありません。

なぜならば、客先常駐に入社する人の多くは、IT業界に客先常駐という問題があることすら知らずに入社しますね。客先常駐を避けると意識するだけでも、結果は大きく変わってきます。

転職エージェントを利用する際に客先常駐を避けたいと話すと、あらかじめ除外して求人を紹介してくれます。現在はIT業界は労働不足で求人が余っているので、希望する企業に就職するのは難しくないですよね。

ぜひ、客先常駐を避けて転職活動にトライしてみてください。

WEBエンジニアに転向し初年度の年収は?

参考:30代前半(30~35歳)・ソフト系の平均年収は525万円(Tech総研)

専門職であるITエンジニアの給与は、他業種と比較して高いです。

Tech総研の調査結果によると、30代前半のソフト系エンジニアの平均年収は525万円厚生労働省が公表する数値では、システムエンジニアの平均年収は547万円です厚生労働省「平成28年 賃金構造基本統計調査」)。

ただし、初年度からこれだけの給与を得られるわけではありません。また、ブラック企業に就職すると給料はスズメの涙しか増えません。

初年度の年収は300〜350万円が相場になります。普通のIT企業に入社できたなら、これくらいのレンジを想定しておけば良いですね。

  • 初年度:年収300〜350万円
  • 経験3年以上:年収400万円〜
  • 経験5年以上:年収500万円〜
  • 派遣やフリーランス:年収700万円〜(スキル次第)

私がこの業界で未経験で入社した時はブラックでした(ブラックだと年収は増えません)。

その後は社内開発できる企業に転職し、「海外勤務」や「海外出張」も経験できました。また、年収も順調に増え4年後に年収500万円を達成します。

1日でも早く行動に移した方が良い理由

ITエンジニアを目指すのであれば、1日でも早く行動に移すことをお勧めします。

なぜならば、IT業界はかつてないほど深刻な人材不足ですが、この状態がずっと続くわけではないからです。

現在IT業界は転職有効求人倍率が「6倍」を超えるほど景気が良いです(転職求人倍率レポート(2018年4月))。業界全体の求人倍率が2.36倍なので、他業種の3倍ですね。

書類を送付すれば、誰でも書類選考を突破できます。

しかし、人材不足はいずれ解消されますね。

IT企業は外国人SEを大量に採用、日本政府は移民を受け入れる準備も進めています。前回の金融危機から10年が経過し、経済危機が発生する可能性もあります。

不況に陥ると、有効求人倍率は2009年の1倍以下まで再び落ち込みます。

そうなると、未経験者を採用してエンジニアを育てる企業の数は劇的に減ります。運良く1次面接まで進めても、経験者と求人を奪い合いますね。

今は景気がいいからいつでも転職できると楽観的に考えるのではなく、1日も早くエンジニアになり専門スキルを身に付けましょう。スキルがある人材は、不況に強いのでリストラされる心配はないです。

IT未経験の転職活動で必要なもの

転職活動を開始するに当たって、私たちが必要な準備は何もありません。

履歴書や職務経歴書を準備するのは、キャリアコンサルタントと面談し転職の意思を固めた後の話です。コンサルタントと面談することで、IT業界の中で目指す職種や方向性も決まります(最初から方向性がはっきりしている人はいません)。

その段階で書類を準備した方が修正する手間が省けますね。

はじめて経歴書を作成した時は、何を書けば良いのかわからず何度も消しては書き直していました。キャリアエージェントに相談すると、経歴書の書き方から添削まで優しく的確にアドバイスしてくれます。

採用担当者が知りたい事にポイントを抑えて書くと、少ない時間で完成度が高い経歴書を書けます。

参考:【例文あり】SE未経験の自己PRの書き方|採用担当者が教える

業界未経験者向けの転職サイトはたくさんありますが、個人的には「マイナビエージェント 」が1番おすすめです。過去にマイナビを利用した事で、ブラックから脱出でき、社内開発、海外勤務、海外就職を同時に実現できたからです。

現在もマイナビに紹介してもらった企業で働き続けています。

登録に必要な項目は少ないので、通勤中にスマホからでも簡単に面談を予約できます。

面談までの流れ
  1. 公式サイトから会員登録する(氏名や住所など5分程度)
  2. 会員登録完了後に担当者からメールが送られてくる
  3. 担当者とキャリア 面談を行う(面談場所は京橋や横浜など、電話でも対応可能)
  4. キャリア 面談時に、条件にマッチする案件を10〜20社程度紹介してもらう
  5. 転職活動する意思を固めた場合のみ、書類の準備を始める

まずは、自分にエンジニアの適性があるか見るためにもエージェントに相談してみましょう。電話でも対応してくれるので、会社のお昼休みからでも気軽に相談できます。

公式サイト:SE・プログラマーの転職『マイナビエージェント×IT』

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